推奨事項と考慮事項について
ここで説明した推奨事項と考慮事項は、このアーキテクチャをより適切に実装するのに役立ちます。
推奨
- ログ・グループ
複数のログ・グループを定義して、様々なチームへの適切なアクセス権限を提供し、機密データを共有しないようにします。
- Cost Management
ロギング・アナリティクス・サービスは、アクティブおよびアーカイブ・ストレージ内のデータ量に対して課金されます。日々の問題のトラブルシューティングを行い、異常検出、パターン検出およびその他の機械学習機能のメリットを得るために、Oracleでは90日間のアクティブなストレージ期間を使用し、90日より前のログをアーカイブ・ストレージに移動することをお薦めします。保存されたアーカイブ・レコードからのログは、必要に応じて迅速にリコールできます。
注意事項
クラウドで高可用性アプリケーション・スタックを設計する際には、次の点を考慮してください。
- パフォーマンス
問合せパフォーマンスは、指定した時間範囲とフィルタ、グループ化などの操作数に基づきます。問合せのパフォーマンスを向上させるために、Oracleでは、取込み時に特定のラベルおよびフィールドにログをエンリッチすることをお薦めします。
- セキュリティとRBAC
ログ・ソース定義をカスタマイズして、個人を特定できる情報(PII)データをフィルタリングし、ジオロケーション・エンリッチメントを有効にします。
- 可用性
ロギング・アナリティクスは、可用性の高い完全管理型のSaaSサービスです。
- デプロイ
Oracle Cloud Infrastructure Logging Analyticsアプリケーションは、Oracle Cloud Marketplaceでスタックとして使用できます。