SSOの構成

この項では、E-Business SuiteアプリケーションおよびAzure ADに対してSSOを構成する手順を説明します。

始める前に

Azure ADとOracle Identity Cloud Serviceの間にSSOを設定する前に、次の項目を準備します。

  • Oracle Identity Cloud Serviceテナントが利用可能であることを確認してください。
  • Microsoft Azureへのアクセス権を持ち、アプリケーションをインストールおよび構成する権限を持っている必要があります。
  • Oracle E-Business Suiteアプリケーションには、システム・アカウント権限が必要です。
  • SSOにOracle Identity Cloud Serviceを使用するようにE-Business Suiteを構成する必要があります。「Identity Cloud Service E-Business Suiteアサータについて」の手順に従います。

E-Business Suiteアサータを使用したOracle Identity Cloud ServiceE-Business Suiteの統合

E-Business Suiteアサーション・プロバイダをOracle E-Business Suiteのシングル・サインオン・プロバイダとして構成する必要があります。

  1. Oracle Identity Cloud ServiceコンソールからE-Business Suiteアサータをダウンロードします。
    1. Oracle Identity Cloud Serviceコンソールで、ナビゲーション・ドロワーを開き、「設定」をクリックして、「ダウンロード」をクリックします。
    2. Identity Cloud Service E-Business Suiteアサータのダウンロード・ボタンをクリックします。.zipファイルをローカル・マシンの一時フォルダに保存して、抽出します。
  2. E-Business SuiteアサータをOracle WebLogicサーバーにデプロイします。
    WebLogicサーバーを最初からインストールできます。また、Azure Marketplace Oracle WebLogic Server 12.1.2オプションを使用して、ドメイン構成中にJDK 1.8をインストールして使用することもできます。WebLogicサーバーをインストールするためにVMを作成する場合、VMのOSは、使用しているバージョンに適用されるFusion Middlewareの動作保証マトリックスで説明しているように互換性を持つ必要があります。
  3. SSOにOracle Identity Cloud Serviceを使用するようにE-Business Suiteを構成していることを確認します。詳細は、「始める前に」のトピックを参照してください。フロントエンドにロード・バランサを持つ複数のE-Business Suiteアサータのデプロイメントを持つことで、高可用性(HA)のアーキテクチャをスケーリングできます。フェイルオーバー・サポートには、Azureのアプリケーション・フェイルオーバー・ガイドラインに従います。