ユーティリティをインストールしてテスト・マスター・データベース・サーバーの構成
gDBClone
)スクリプトをインストールし、本番データベースをクローニングするようにサーバーを構成します。
次のデータ・リフレッシュ頻度のガイドラインを確認して、本番データベースをクローニングする最適な方法を決定し、テスト・マスターを作成します。
- 頻繁なリフレッシュ(毎日/毎週):フィジカル・スタンバイ・データベースとしてのテスト・マスターの作成
- 通常のリフレッシュ(隔週、毎月): RMANのDUPLICATEを使用して、アクティブ・データベースからテスト・マスターを作成します。
- リフレッシュのタイミング(四半期、半年ごと): RMANの全データベース・バックアップからのテスト・マスターの作成
データベース・クローン・スナップショット管理スクリプトのインストール
gDBClone
スクリプトをインストールします。
データベース・クローン・スナップショット管理(gDBClone
)コマンド行ユーティリティは、ほとんどのタスクに対するルート・システム権限を必要とします。システムの管理がデータベースの管理とは異なるグループによって行われる環境では、セキュリティへの重要な懸念がある環境で、rootユーザーのアカウントやパスワードへのアクセスを制限することもできます。Sudoを使用すると、システム管理者は、セキュリティおよびコンプライアンス・プロトコルの一部としてすべてのコマンドおよび引数のログを記録しながら、特定のユーザー(またはユーザーのグループ)にrootとしてコマンドを実行する機能を付与できます。
gDBClone
コマンドライン・ユーティリティに必要なサービス、製品およびロールを満たしていることを確認します。
ディレクトリにテスト・マスターを追加してポートを構成する
/etc/hosts
ディレクトリにあるテスト・マスター・サーバーのエントリを追加し、ポートを構成します。
テスト・マスター・サーバーの構成
すべての「テスト・マスター」オプションに対して、Oracle Databaseホーム(DBホーム)を作成し、Oracle ASMクラスタ・ファイル・システム(Oracle ACFS)を構成し、テスト・マスター・サーバー・インスタンス上にTransparent Data Encryption (TDE)ウォレットを作成する必要があります。
この例では次の名前を使用しています。
- ソース本番データベース・インスタンス: PRODDB (PDB名はPDB 1)
- テスト・マスター・データベース・インスタンス: TSTMSTR (PDB名はPDB 1)