データベースのクラウドへのアップグレードおよび移行
この単一ステップ直接移行プロシージャを使用すると、オンプレミス・データベースをほぼゼロの停止時間でOracle Cloud Infrastructureに移行でき、同時にデータベースを最新バージョンにアップグレードできます。この移行プロシージャは、データベースの移行に必要なコスト、エンドツーエンドの移行時間およびテスト作業を削減します。
Oracle Database 18 cへのアップグレード
18 c Oracle Homeの下にあるソース11.2.0.3データベースのRMANバックアップをリストアして、Oracle Database 18 cにアップグレードします。
Oracle Database Exadata Cloud Serviceでは、ターゲット・コンテナ・データベースがすでに作成されているとみなされます。オンプレミス・データベースから取得されたバックアップは18 cにアップグレードされ、事前に作成されたこのコンテナにプラガブル・データベース(PDB)として接続されます。オンプレミス・データベースのバックアップは11.2.0.3ですが、Oracle Database Exadata Cloud Serviceの18 c DBホームでリストアできます。
Set until SCN
を定義する際に、ソースのRMANバックアップから取得されたSCNを使用します。これは、データベースを特定の時点までリストアするためです。この開始点は、Oracle GoldenGateから変更のデルタの適用を開始することです。
データベースをコンテナ・データベースに変換します
非コンテナ・データベースを、プラガブル・データベース(PDB)としてターゲット・コンテナに組み込みます。
タイムゾーンの更新後、非コンテナ・データベースは、ターゲット・コンテナにプラガブル・データベースとして組み込む準備ができます。データベース・サイズが大きくなるため、NOCOPY
句を使用してPDBを作成できます。NOCOPY
句を使用する場合、非コンテナ・データベースに属する同じデータ・セットが、コピー操作を実行するかわりにプラガブル・データベースに再シードされます。これにより、大容量データベースの時間とスペースを節約できます。