この図は、単一の可用性ドメインを持つOracle Cloud Infrastructureリージョンを示しています。リージョンは、Oracle Cloud Infrastructure Registry、インターネット・ゲートウェイおよびサービス・ゲートウェイ、2つのリージョナル・パブリック・サブネットおよび3つのリージョナル・プライベート・サブネットを備えた仮想クラウド・ネットワーク(VCN)を提供します。サブネットは機能によって配置されます。

• 要塞層(リージョン・パブリック・サブネット): 要塞サーバーは、管理ホスト層およびWebLogic層へのトラフィックを管理します。インターネット・ゲートウェイはパブリック接続を提供します。

• 管理ホスト層(リージョナル・プライベート・サブネット): 管理ホストは、他のプライベート・サブネットの次の領域を管理します。

  • Oracle WebLogic Server for Oracle Cloud Infrastructure Kubernetes Engine (OKE)クラスタ
  • Oracle WebLogic Serverドメインのログ
  • Jenkinsホーム構成
  • ドメインを管理するためのヘルパースクリプト
  • ファイル・ストレージ・サービス
• OKE用Oracle WebLogic Server層(リージョナル・プライベート・サブネット): Kubernetesクラスタには、2つのノード・プールへのアクセスを提供するプライベート・ロード・バランサが含まれています。

  • WebLogic以外のノード・プール:
    • Jenkinsコントローラを実行しているポッド
    • Nginxイングレス・コントローラを実行しているポッド
    • WebLogic Kubernetes Operatorを実行しているポッド
  • WebLogicノード・プール:
    • ドメインの管理サーバーを実行しているポッド
    • ドメイン内の各管理対象サーバーを実行しているポッド
    • Jenkinsエージェントを実行するポッド
    • WebLogicドメイン・イントロスペクタを実行しているポッド

  サブネットには、JenkinsコンソールにアクセスするためのNginxイングレス・コントローラ・ロード・バランサ、Oracle WebLogic Server管理サーバー、およびストレージ層に接続された永続ストレージ・ボリュームが含まれています。

• ロード・バランシング層(リージョナル・パブリック・サブネット): パブリック・ロード・バランサは、Oracle WebLogic Serverクラスタへのアクセスを提供します。インターネット・ゲートウェイはパブリック接続を提供します。

• ストレージ層(リージョナル・プライベート・サブネット): ポッド間で共有されるファイル・ストレージ・サービスを提供します。この層は、ログ、ヘルパー・スクリプトおよびJenkinsホームの記憶域も提供します。