12 Advanced Management Consoleのアクセシビリティ

オラクル社は、障害のあるお客様にもご利用いただける製品、サービス、およびサポート・ドキュメントを作成するよう努力しています。

オラクル社の目標は、弊社の製品を使用する障害のあるユーザーが他のユーザーと同じタスクを実行でき、同じ機能にアクセスできるようにすることです。

このトピックでは、Advanced Management Consoleでサポートされているアクセシビリティ機能について説明します。

スクリーン・リーダー

視覚障害のあるお客様を支援するために、画面ベースの情報を音声に変換するスクリーン・リーダーがサポートされています。

たとえば、Freedom Scientific, Inc.のJAWSスクリーン・リーダーの構成オプションが現在、使用可能です。この製品の構成については、Freedom Scientificスクリーン・リーダーのWebサイトを参照してください。

キーボード・アクセス

Advanced Management Consoleでは、複数のメニューおよびツールバー機能へのキーボード・アクセスがサポートされており、ユーザーはこれを使用して、ウィンドウ間を移動したり、ウィンドウを操作したり、リソースを起動できます。

次の各項では、Advanced Management Consoleにあるキーボード・アクティブ化およびフォーカス操作について説明します。

キーボード・アクティブ化

コンポーネントに移動した後は、キーボードを使用してコンポーネントをアクティブ化できます。

次の表に、GUIコンポーネントのアクティブ化に使用するキーを示します。

アクティブ化キー GUIアクション

[Enter]または[Return]

デフォルトのコマンド・ボタンをアクティブにします。

[Esc]

変更せずにメニューまたはダイアログ・ボックスを閉じます。

[Space]

キーボード・フォーカスのあるツール・バー・ボタンをアクティブにします。

キーボード・フォーカス

コンポーネントにフォーカスがある場合、通常は色付きの枠線が表示されるか、色が変更されます。

ただし、GUIの一部のコンポーネントには、フォーカス・インジケータが表示されないことがあります。この場合は、フォーカスが表示されるまで、キーボードを使用してGUIのトラバースを続ける必要があります。

キーボード・ナビゲーション

キーボード・ナビゲーションでは、コンポーネントをアクティブ化せずにキーボードを使用して、キーボード・フォーカスをあるGUIコンポーネントから別のGUIコンポーネントに移動できます。

次の表に、キーボード・ナビゲーションに使用されるキーを示します。

ナビゲーション・キー GUIアクション

[Tab]

GUIの次のコンポーネントに移動します。タブでの移動順序は、通常、左から右、上から下の順です。

[Shift]+[Tab]

前のコンポーネントに移動します。

[←]

キーボード・フォーカスを1文字または1コンポーネント左に移動します。

[→]

キーボード・フォーカスを1文字または1コンポーネント右に移動します。

[↑]

キーボード・フォーカスを1行または1コンポーネント上に移動します。

[↓]

キーボード・フォーカスを1行または1コンポーネント下に移動します。

[PageUp]

スクロール・ペイン内で1つ上の情報ペインに移動します。

[PageDown]

スクロール・ペイン内で1つ下の情報ペインに移動します。

[Home]

データの先頭に移動します。表では、フォーカスが行の先頭に移動します。

[End]

データの末尾に移動します。表では、フォーカスが行の最後のセルに移動します。

[Ctrl]+[T]

トピックまたはレポートの次のリンクにフォーカスを移します。

[Ctrl]+[Shift]+[T]

トピックまたはレポートの前のリンクにフォーカスを移します。

リスト・ビュー

リスト・ビューでは、ページに表示される表内の移動方法を示します。

次の表に、表内の移動に使用されるキーを示します。

ナビゲーション・キー GUIアクション

F2

アクション可能なモードに入ります。これにより、項目内のフォーカス可能な要素間の移動など、項目内の要素をキーボード操作できます。

[Esc]

アクション可能モードを終了します。

[Tab]

アクション可能モードの場合、項目内の次のフォーカス可能な要素に移動します。フォーカス可能な最後の要素に到達すると、フォーカスはフォーカス可能な最初の要素に戻ります。アクション可能モードでない場合、ページの次のフォーカス可能な要素(ListView外)に移動します。

[Shift]+[Tab]

アクション可能モードの場合、項目内の前のフォーカス可能な要素に移動します。フォーカス可能な最初の要素に達すると、フォーカスはフォーカス可能な最後の要素に戻ります。アクション可能モードでない場合、ページの前のフォーカス可能な要素(ListView外)に移動します。

[←]

左の項目にフォーカスを移動します。

[→]

右の項目にフォーカスを移動します。

[↑]

上の項目にフォーカスを移動します。

[↓]

下の項目にフォーカスを移動します。

[Enter]

現在の項目を選択します。項目がすでに選択されている場合は何もしません。

タブ・バー

この項では、キーボードを使用してタブ・バーを操作する方法について説明します。

次の表に、タブ・バー・ナビゲーションに使用されるキーを示します。

ナビゲーション・キー GUIアクション

[Enter]または[Space]

リスト項目を選択します。

[↑]

前の表示可能なリスト項目にフォーカスを移動します。

[↓]

次の表示可能なリスト項目にフォーカスを移動します。

[→]

水平タブ・バーの場合、フォーカスが次の表示可能な項目に移動します。

[←]

水平タブ・バーの場合、フォーカスが前の表示可能な項目に移動します。

[Home]

最初の表示可能なリスト項目にフォーカスを移動します。

[End]

最後の表示可能なリスト項目にフォーカスを移動します。

F2

リスト項目にフォーカスがある場合、[F2]を押すと、[Tab]を使用してそのコンテンツにアクセスできるようになります。

[Esc]

F2モードが有効になっている場合、[Esc]を押すとF2モードを終了できます。

[Ctrl]+[X]

再順序付けが有効な場合、移動する現在の項目をマークします。

[Ctrl]+[V]

現在の項目の直前にマークを付けた項目を貼り付けます。

[Delete]

現在の項目を削除します。