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この仕様は、1996 年に着手されて完結しなかった、AWT のユニフォームデータ転送機構、クリップボード、およびドラッグ＆ドロップ機能の仕様策定に関する研究を基にしています。JDK 1.1での AWT の実装には、ユニフォームデータ転送機構、およびクリップボードプロトコルが導入されました。この仕様では、JDK 1.1 UDT API の機能を基に拡張された、JavaTM 2 プラットフォームのドラッグ＆ドロップ機能の API を定義します。
| 1. | AWT および JFC によって実装される Java GUI クライアントに対して、プラットフォームに依存しないドラッグ＆ドロップ機能を提供する |
| 2. | プラットフォームに依存するドラッグ＆ドロップ機能を統合し、Java クライアントが、次の機能または OS のネイティブアプリケーションでドラッグ＆ドロップ操作を行うことができるようにする |
| 3. | 100% Pure JavaOS/Java の実装サポート |
| 4. | 既存の java.awt.datatransfer.* パッケージを活用して、MIME 標準ベースの拡張可能なデータ型システムに記述されている、データの転送を使用可能にする |
| 5. | ユーザ補助機能が利用できる場合に、その機能の使用を除外しないこと |
| 6. | さまざまな入力デバイスのサポートが可能な拡張性 |
この仕様は、上記の研究から派生していますが、JavaBeans イベントモデルや軽量 (JFC) コンポーネントが出現し、クロスプラットフォームの統合と相互運用性の問題の理解が深まってきた結果、元の研究とはかなり異なった仕様が組み入れられています。