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サポートされるロケールセットは機能領域によって異なり、さらに Java 2 プラットフォームの実装によっても異なります。
このページでは、以下の機能領域に関して Sun の Java 2 Software Development Kit, Standard Edition, v. 1.3.1 (J2SDK) および Java 2 Runtime Environment, Standard Edition, v. 1.3.1 (J2RE) でサポートするロケールについて説明します。
java.util および java.text パッケージにおける、ロケール動作のサポートは、ほぼ完全にプラットフォームに依存しません。そのためすべてのロケールは、同時に同じ方法でサポートされ、ホストオペレーティングシステムおよびその各国語対応版に依存しません。プラットフォームに依存する機能は、ホストのオペレーティングシステムのロケールとタイムゾーンに基づく、初期デフォルトロケールと初期デフォルトタイムゾーンだけです。
Sun の Java 2 Software Development Kit, Standard Edition, v. 1.3.1 および国際化バージョンの Java 2 Runtime Environment, Standard Edition, v. 1.3.1 は、以下に示すすべてのロケールをサポートします。米国語版の Java 2 Runtime Environment, Standard Edition, v. 1.3.1 は、英語および米国語ロケールのみをサポートします。
ID の末尾が文字列「EURO」のロケールは、ユーロ通貨がサポートされるロケールです。
言語 |
国 |
ロケール ID |
アラビア語 |
サウジアラビア |
ar_SA |
中国語 (簡体字) |
中国 |
zh_CN |
中国語 (繁体字) |
台湾 |
zh_TW |
英語 |
米国 |
en_US |
フランス語 |
フランス |
fr_FR |
フランス語 |
フランス |
fr_FR_EURO |
ドイツ語 |
ドイツ |
de_DE |
ドイツ語 |
ドイツ |
de_DE_EURO |
ヘブライ語 |
イスラエル |
iw_IL |
イタリア語 |
イタリア |
it_IT |
イタリア語 |
イタリア |
it_IT_EURO |
日本語 |
日本 |
ja_JP |
韓国語 |
韓国 |
ko_KR |
スペイン語 |
スペイン |
es_ES |
スペイン語 |
スペイン |
es_ES_EURO |
スウェーデン語 |
スウェーデン |
sv_SE |
言語 |
国 |
ロケール ID |
アルバニア語 |
アルバニア |
sq_AL |
アラビア語 |
アルジェリア |
ar_DZ |
アラビア語 |
バーレーン |
ar_BH |
アラビア語 |
エジプト |
ar_EG |
アラビア語 |
イラク |
ar_IQ |
アラビア語 |
ヨルダン |
ar_JO |
アラビア語 |
クウェート |
ar_KW |
アラビア語 |
レバノン |
ar_LB |
アラビア語 |
リビア |
ar_LY |
アラビア語 |
モロッコ |
ar_MA |
アラビア語 |
オマーン |
ar_OM |
アラビア語 |
カタール |
ar_QA |
アラビア語 |
スーダン |
ar_SD |
アラビア語 |
シリア |
ar_SY |
アラビア語 |
チュニジア |
ar_TN |
アラビア語 |
アラブ首長国連邦 |
ar_AE |
アラビア語 |
イエメン |
ar_YE |
ブルガリア語 |
ブルガリア |
bg_BG |
ベラルーシ語 |
ベラルーシ |
be_BY |
カタロニア語 |
スペイン |
ca_ES |
カタロニア語 |
スペイン |
ca_ES_EURO |
中国語 |
香港 |
zh_HK |
クロアチア語 |
クロアチア |
hr_HR |
チェコ語 |
チェコ共和国 |
cs_CZ |
デンマーク語 |
デンマーク |
da_DK |
オランダ語 |
ベルギー |
nl_BE |
オランダ語 |
ベルギー |
nl_BE_EURO |
オランダ語 |
オランダ |
nl_NL |
オランダ語 |
オランダ |
nl_NL_EURO |
英語 |
オーストラリア |
en_AU |
英語 |
カナダ |
en_CA |
英語 |
アイルランド |
en_IE |
英語 |
アイルランド |
en_IE_EURO |
英語 |
ニュージーランド |
en_NZ |
英語 |
南アフリカ |
en_ZA |
英語 |
英国 |
en_GB |
エストニア語 |
エストニア |
et_EE |
フィンランド語 |
フィンランド |
fi_FI |
フィンランド語 |
フィンランド |
fi_FI_EURO |
フランス語 |
ベルギー |
fr_BE |
フランス語 |
ベルギー |
fr_BE_EURO |
フランス語 |
カナダ |
fr_CA |
フランス語 |
ルクセンブルク |
fr_LU |
フランス語 |
ルクセンブルク |
fr_LU_EURO |
フランス語 |
スイス |
fr_CH |
ドイツ語 |
オーストリア |
de_AT |
ドイツ語 |
オーストリア |
de_AT_EURO |
ドイツ語 |
ルクセンブルク |
de_LU |
ドイツ語 |
ルクセンブルク |
de_LU_EURO |
ドイツ語 |
スイス |
de_CH |
ギリシャ語 |
ギリシャ |
el_GR |
ハンガリー語 |
ハンガリー |
hu_HU |
アイスランド語 |
アイスランド |
is_IS |
イタリア語 |
スイス |
it_CH |
ラトビア語 |
ラトビア |
lv_LV |
リトアニア語 |
リトアニア |
lt_LT |
マケドニア語 |
マケドニア |
mk_MK |
ノルウェー語 (ボークモール) |
ノルウェー |
no_NO |
ノルウェー語 (ニーノスク) |
ノルウェー |
no_NO_NY |
ポーランド語 |
ポーランド |
pl_PL |
ポルトガル語 |
ブラジル |
pt_BR |
ポルトガル語 |
ポルトガル |
pt_PT |
ポルトガル語 |
ポルトガル |
pt_PT_EURO |
ルーマニア語 |
ルーマニア |
ro_RO |
ロシア語 |
ロシア |
ru_RU |
セルビア語 (キリル) |
ユーゴスラビア |
sr_YU |
セルビア-クロアチア語 |
ユーゴスラビア |
sh_YU |
スロバキア語 |
スロバキア |
sk_SK |
スロベニア語 |
スロベニア |
sl_SI |
スペイン語 |
アルゼンチン |
es_AR |
スペイン語 |
ボリビア |
es_BO |
スペイン語 |
チリ |
es_CL |
スペイン語 |
コロンビア |
es_CO |
スペイン語 |
コスタリカ |
es_CR |
スペイン語 |
ドミニカ共和国 |
es_DO |
スペイン語 |
エクアドル |
es_EC |
スペイン語 |
エルサルバドル |
es_SV |
スペイン語 |
グアテマラ |
es_GT |
スペイン語 |
ホンジュラス |
es_HN |
スペイン語 |
メキシコ |
es_MX |
スペイン語 |
ニカラグア |
es_NI |
スペイン語 |
パナマ |
es_PA |
スペイン語 |
パラグアイ |
es_PY |
スペイン語 |
ペルー |
es_PE |
スペイン語 |
プエルトリコ |
es_PR |
スペイン語 |
ウルグアイ |
es_UY |
スペイン語 |
ベネズエラ |
es_VE |
トルコ語 |
トルコ |
tr_TR |
ウクライナ語 |
ウクライナ |
uk_UA |
Java Foundation Classes (AWT、Swing、2D、Input Method Framework、ドラッグ&ドロップ) では通常、ロケールの特徴は書記体系により異なります。国や言語に特有な違いはありません。JFC において書記体系は、ホストのオペレーティングシステムにある程度依存し、複数言語の同時使用を完全にサポートすることは不可能な場合があります。
JFC が提供するすべての機能が、JFC がサポートする書記体系で、以下の状況において適切に動作することが考慮されています。
Sun の Java 2 Software Development Kit, Standard Edition, v. 1.3.1 および国際化版の Java 2 Runtime Environment, Standard Edition, v. 1.3.1 は、以下に示すすべての書記体系をサポートします。米国語版の Java 2 Runtime Environment, Standard Edition, v. 1.3.1 は、ラテン文字書記体系の西欧文字サブセットのみをサポートします。ピア AWT コンポーネントは、書記体系のサブセットのみでサポートされます。右端の列を参照してください。
各種機能領域の詳細は、以降のセクションで説明します。
書記体系 |
言語 |
Windows コードページ |
Solaris エンコーディング |
Linux エンコーディング |
ピア AWT コンポーネント |
アラビア文字 |
アラビア語 |
1256 |
8859-6 |
未サポート |
未サポート |
中国語 (簡体字) |
中国語 |
936 |
gb2312, UTF-8, GBK |
GBK, gb2312 |
サポート |
中国語 (繁体字) |
中国語 |
950 |
cns11643, UTF-8 |
未サポート |
サポート |
ヘブライ文字 |
ヘブライ語 |
1255 |
8859-8 |
未サポート |
未サポート |
日本語文字 |
日本語 |
932 |
eucJP(1), UTF-8, PCK |
eucJP(1) |
サポート |
韓国語文字 |
韓国語 |
949 |
5601, UTF-8 |
未サポート |
サポート |
ラテン文字 - 西欧文字サブセット |
英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、スウェーデン語など |
1252 |
8859-1, 8859-15 |
8859-1 |
サポート |
書記体系 |
言語 |
Windows コードページ |
Solaris エンコーディング |
Linux エンコーディング |
ピア AWT コンポーネント |
中国語 (繁体字) |
中国語 |
(上記を参照) |
BIG5 (追加) |
未サポート |
サポート |
キリル文字 |
ベラルーシ語、ロシア語など |
1251 |
8859-5 |
未サポート |
未サポート |
ギリシャ文字 |
ギリシャ語 |
1253 |
8859-7 |
未サポート |
未サポート |
ラテン文字 - バルト文字サブセット |
ラトビア語、リトアニア語 |
1257 |
8859-4, 8859-13 |
未サポート |
未サポート |
ラテン文字 - 中欧文字サブセット |
チェコ語、ハンガリー語、ポーランド語など |
1250 |
8859-2 |
未サポート |
未サポート |
ラテン文字 - トルコ文字サブセット |
トルコ語など |
1254 |
8859-9 |
未サポート |
未サポート |
テキスト入力のサポートは、キーボードレイアウトの解釈と、インプットメソッドを使ったテキスト変換という 2 つの部分から構成されます。キーボードレイアウトの解釈については、Java 2 プラットフォームは完全にホストオペレーティングシステムに依存します。インプットメソッドを使ったテキスト変換については、Java 2 プラットフォームは、Java プログラミング言語で開発されたインプットメソッドに加え、ホストオペレーティングシステムのインプットメソッドマネージャを使用するネイティブインプットメソッドをサポートします。
Java プログラミング言語で実装されたインプットメソッドにおけるロケールのサポートは、ホストオペレーティングシステムおよびその各国語対応版ではなく、インストール済みのインプットメソッドにのみ依存します。ただし、Java プログラミング言語でピアコンポーネントを利用して実装したインプットメソッドのサポートは、実装に依存します。以下を参照してください。
プラットフォームごとに、キーボードレイアウトおよびネイティブインプットメソッドのサポート内容を示します。
Windows 95、98、Me、および NT では J2RE は、すべてのキーボードレイアウト、または特定の各国語対応版のホストオペレーティングシステムにインストール可能な IMM (Input Method Manager) ベースのインプットメソッドの使用をサポートします。
Windows 2000 では J2RE は、Unicode 以外のコードページを使用するキーボードレイアウト、および IMM ベースのインプットメソッドの使用をサポートします。
グローバル IME はサポートされません。
Java プログラミング言語で実装されたインプットメソッドは、全バージョンの Windows 上の全コンポーネントでサポートされます。
J2RE は、特定の Solaris ロケールで使用されるキーボードレイアウトまたはインプットメソッドの使用をサポートします。
Java プログラミング言語で実装するインプットメソッドは、(Swing テキストコンポーネントなどの) 軽量コンポーネントでサポートされますが、(AWT テキストコンポーネントなどの) ピアコンポーネントではサポートされません。
アプリケーションでフォントを選択する方法には次の 2 つがあります。
仮想フォント名を使用する場合、少なくともホストロケールの書記体系のテキスト、およびラテン文字書記体系の西欧文字サブセットがサポートされます。
実フォント名を使用する場合、単純な書記体系と複雑な書記体系を区別する必要があります。単純な書記体系では文字とグリフを 1 対 1 でマッピングし、グリフはベースラインに常に左から右へと配置されます。複雑な書記体系では、コンテキストによって同じ文字に対する異なるグリフの使用、右から左への配置、行レイアウト間のグリフの並べ替え、グリフ配置での異なる規則の使用 (特に結合記号の場合) などが行われます。
2D テキスト描画システムは、上記の表に示す単純な書記体系と複雑な書記体系との組み合わせをサポートします。これらの制限内で、サポートされる書記体系の範囲はフォントによって決定されます。1 つの TrueType フォントは、Unicode 文字セット全体を網羅するグリフと、Unicode ベースの文字からグリフへのマッピングを提供します。このフォントがあれば、2D は上記の表に示す複雑な書記体系と、すべての単純な書記体系をサポートできます。これ以外の複雑な書記体系はサポートされません。
仮想フォント名を使用する場合、ホストオペレーティングシステムの書記体系でのテキストがサポートされます。
実フォント名を使用する場合、書記体系に対してフォントがグリフを提供するので、ホストオペレーティングシステムのロケールの書記体系でのテキストがサポートされます。
2 つの印刷 API があります。
2D 印刷 API を使用したテキスト描画は、画面上でのテキスト描画と同じ程度に動作します。Windows 上での AWT 印刷 API を使用したテキスト描画は、画面上でのテキスト描画と同じ程度に動作します。Solaris および Linux 上での AWT 印刷 API を使用したテキスト描画は、ラテン文字書記体系の西欧文字サブセットおよび日本語でのみ動作します。
コンポーネントの方向の属性は、Swing コンポーネントおよびレイアウトマネージャだけに影響し、ピア AWT コンポーネントには影響しません。また、ホストオペレーティングシステムには依存しません。以下のクラスは、コンポーネントの方向をサポートします。
java.awt.BorderLayout |
javax.swing.JLayeredPane |
javax.swing.JSlider
|
Windows 95、98、および Me では、各国語対応版のホストオペレーティングシステムの書記体系でのテキストを、アプリケーション間で転送できます。
Windows NT および 2000 では、任意の Unicode テキストをアプリケーション間で転送できます。
Solaris および Linux では、ホストオペレーティングシステムの文字エンコーディングのテキストをアプリケーション間で転送できます。
アプリケーションがホストオペレーティングシステムに依存せずに任意の Unicode テキストを転送する必要のある場合、直列化を利用することで実現できます。直列化を使用するには、単一のフレーバ DataFlavor.stringFlavor をサポートする Transferable を作成します。このフレーバは、String の直列化表現を表します。この場合、ターゲットも必ず stringFlavor をサポートするようにしてください。転送時には、AWT は String を一方に直列化し、他方に直列化復元します。この転送はネイティブプラットフォームのテキスト転送よりかなり時間がかかりますが、ネイティブ転送が失敗するような場合にも成功します。
Java 2 Runtime Environment, Standard Edition, v. 1.3.1 で提供されるユーザインタフェース要素には、Swing のダイアログ、実行環境が標準出力および標準エラーストリームに出力するメッセージ、J2RE が提供するツールが生成するメッセージが含まれます。これらのユーザインタフェース要素は、以下の言語に対応します。
言語 |
ロケール ID |
中国語 (簡体字) |
zh_CN |
中国語 (繁体字) |
zh_TW |
英語 |
en |
フランス語 |
fr |
ドイツ語 |
de |
イタリア語 |
it |
日本語 |
ja |
韓国語 |
ko |
スペイン語 |
es |
スウェーデン語 |
sv |
Java 2 Software Development Kit, Standard Edition, v. 1.3.1 が提供するユーザインタフェース要素には、J2RE が提供する要素に加え、J2SDK にのみ付属するツールが生成するメッセージが含まれます。このユーザインタフェース要素は、以下の言語に対応します。
言語 |
ロケール ID |
英語 |
en |
日本語 |
ja |
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