Java の Socket オプション

JDK 1.1 のソケットクラスの javadoc はここにあります。

C の方法

	setsockopt(int fd, int level, int optval, void *optdata, 
		   int optdatalen);

	fd = すでに開かれた (おそらく接続された) ソケット fd
	level = オプションが適用されるプロトコルスタック (IP, UDP, TCP) のレベル
	optval = オプション、CONSTANT
	optdata = 特定のオプションにだけ関係するパラメータのオプション依存 sturuct への ptr

Java の方法

Java では現在、オプションを設定するときに型を保証する方法を提供しています。各ソケットクラスは、自分がサポートする各オプション用の取得および設定メソッドを持ち、適当な型を取得したり返したりします。ソケットクラスでサポートされるオプション、およびその意味を簡単に説明します。

• TCP_NODELAY
  • Nagle アルゴリズムを使用不可にする
  • (クライアント) Socket に対して有効
• SO_LINGER
  • linger-on-close タイムアウトを指定する
  • (クライアント) Socket に対して有効
• SO_TIMEOUT
  • ソケット操作をブロックするタイムアウトを指定する (永久にブロックしないこと)
  • ソケット Socket、ServerSocket、および DatagramSocket に対して有効
• IP_MULTICAST_IF
  • マルチキャストパケットに対して送出するインタフェースを指定する (マルチホームホスト上で)
  • MulticastSocket に対して有効

JDK 1.1 のソケットクラスについて、全オプションの取得および設定方法の詳細を含めた、完全な javadoc をここに提供します。java で使用したい他のオプションがあれば、ご連絡ください。

補足

• SO_KEEPALIVE:
  このオプションを使用すると、OS は繰り返し接続ピアに ping し、その接続ピアがそこにあることを確認する。この機能は、アプリケーションレベルでもっともうまく処理される。ホスト要件の RFC は 2 時間の ping 間隔を指定するが、これは実際は有用ではない
• MSG_OOB:
  帯域内データの前に、帯域外 (out-of-band) または「至急 (urgent)」とマークされたデータが存在する場合に、それを読み込むためにソケット上の read() または recv() に渡すオプション。このオプションを使用する場合は、オプション SO_OOBINLINE (下記) も使用する必要があるが、このオプションが必要というわけではない。これに関する真の問題点は、OOB データを書き込むための対称的な方法を提供する必要があるが、要求されていないということである
• SO_OOBINLINE:
  このオプションは OOB データをインラインにし、それを「通常の」データのようにインラインに表示する。これは MSG_OOB と連携して動作する
• RAW/ICMP SOCKETS:
  このオプションを使用する理由として、Java で ping を書くことができるということがあるが、それによってセキュリティ上の問題が発生する可能性がある。UNIX コンピュータ上の root でなければならない

実装の詳細

	void setOption(int optID, Object val) throws SocketException;
	Object getOption(int optID) throws SocketException ;