目次 | 前の項目 | 次の項目 Java オブジェクト直列化仕様


1.1 概要

JavaTM オブジェクトの格納と取り出しの能力は、一過性のものを除くすべてのアプリケーションを作成するために必要なことです。オブジェクトの直列化された形式の格納と取り出しで重要なことは、オブジェクトの状態を、それを再構築するのに十分なだけ表現することです。ストリームに保管されるオブジェクトは、SerializableExternalizable インタフェースのどちらかをサポートします。JavaTM オブジェクトでは、直列化された形式によって、オブジェクトの内容が保管されていた JavaTM クラスを識別および検証し、その内容を新しいインスタンスに復元できなければなりません。Serializable オブジェクトの場合、ストリームには、そのフィールドを互換性のあるバージョンのクラスに復元できるだけの十分な情報が含まれています。Externalizable オブジェクトの場合、その内容の外部形式については、そのクラスの責任です。

頻繁に格納と取り出しが行われるオブジェクトは、他のオブジェクトを参照します。これらの他のオブジェクトは、それらの間の関係を維持するために、同時に格納と取り出しが行われなければなりません。オブジェクトが格納されると、そのオブジェクトから参照関係にあるすべてのオブジェクトも格納されます。

JavaTM オブジェクトの直列化の目的は次のとおりです。



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