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1.10 Serializable インタフェース

オブジェクトの直列化を行うと、保管しようとするオブジェクトの JavaTM クラスに関する情報を持つストリームが作成されます。Serializable オブジェクトの場合、そのクラスの異なる (しかし互換性のある) バージョンの実装が存在していても、これらのオブジェクトを復元するのに十分な情報が保持されます。Serializable インタフェースは、直列化可能プロトコルを実装するクラスを識別するように定義されます。

package java.io;

public interface Serializable {};
Serializable クラスの要件は以下のとおりです。

(serialPersistentFields メンバを使ってフィールドを明示的に直列化可能と宣言するか、transient キーワードを使って非直列化可能フィールドを指定する)

Serializable クラスは、オプションで次のメソッドを定義できます。

(詳細は「2.5 writeReplace メソッド」を参照)

(詳細は「3.6 readResolve メソッド」を参照)

ObjectOutputStream および ObjectInputStream を使用すると、操作対象の直列化可能クラスを展開 (以前のバージョンのクラスとの互換性を持つクラスへの変更が可能) できます。互換性を保つ変更に使用できる機構についての詳細は、「5.5 互換性のある JavaTM の型展開」を参照してください。



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