印刷サービスプロバイダ

印刷サービスプロバイダは、Sun 以外のベンダーが作成する機能で、SPI JAR ファイル仕様に準拠して抽象クラス PrintServiceLookup の実装を作成およびインストールします。

このクラスによって、印刷サービスのインスタンスを検索する標準化された API が提供されます。たとえば、IPP 印刷サービスプロバイダ、JINI ルックアップサービス、または JNDI ベースのディレクトリサービスは、このクラスを実装しており、PrintServices を返します。

この API は、比較的簡単に使用できます。通常は、PrintServiceLookup クラス、PrintService インタフェース、および DocPrintJob を実装する必要があります。PrintService では、Java 印刷サービス API に定義されたイベントもサポートする必要があります。

追加するコード量は、サポートされるドキュメントの種類によって異なります。プリンタから JPEG イメージを印刷するときに、そのプリンタのハードウェアにすでにその機能が組み込まれている場合は、データを適切にスプールするコードを追加するだけです。しかし、2D グラフィックスを印刷するときは、グラフィカルインタフェースからプリンタ書式設定済みラスタに変換するクラスが必要になり、多くのコードを追加する必要があります。