4 つの特別な属性を使って、アプレットのダウンロード時のアプレットウィンドウをカスタマイズできます。なお、JavaBeans コンポーネントの場合も同じです。ここでは、次の内容について説明します。
これらのタグをどれも使用しない場合、アプレットウィンドウのデフォルトの外観は次のようになります。
Java のロゴマークがアプレットの領域の中央に表示されます。Java ロゴマークを囲むように白く輝く部分 (縁のはっきりしない円) があります。湯気の動くアニメーションは、処理が行われていることを表します。Java のロゴの下端には進行状況バーがあり、アプレットがダウンロードされる進行状況を示します。
アプレットの表示領域のサイズによって、デフォルトの外観は変化します。アニメーションのデザインは、さまざまな幅と高さの組み合わせに応じて、拡大縮小されます。
アプレットのロード中にマウスをアプレットの領域に移動すると、カーソルが通常のハイパーテキストカーソルに変化し、この要素が Web ページの対話的要素であることが示されます。グレーのボックス内の任意の場所をクリックまたは選択すると、別のブラウザウィンドウが開き、www.java.com Web ページが表示されます。
imageimage 属性を使用すると、デフォルトのアニメーションをカスタム図形で置き換えることができます。標準の APPLET 要素では、次の形式でこの属性を使用します。 
<APPLET ...>
<PARAM name="image" value="my_image.gif">
</APPLET>
OBJECT タグや EMBED タグでの使用法については、「Java Plug-in での OBJECT、EMBED、および APPLET タグの使用」を参照してください。
カスタム図形を指定する場合、そのサイズはアプレットウィンドウの領域と一致する必要があります。サイズが一致しない場合、アプレット用に指定されている領域の左上隅に図形が配置されます。図形がアプレットウィンドウより大きい場合は、その一部が切り落とされます。図形がアプレットウィンドウより小さい場合は、その周囲に白 (または boxbgcolor に指定されている色) の領域ができます。
GIF または JPEG のイメージを使用できます。また、アプレットの他のリソースと同じディレクトリに置く必要があります。つまり、アプレットで codebase 属性が使用されている場合は、このイメージを codebase ディレクトリに置く必要があります。 
注: パッケージ化された JAR ファイルには、アプレットの他のリソースが格納されますが、イメージファイルはリソースのダウンロード中に表示する必要があるので、JAR ファイルには入れないでください。
マウスでアプレットウィンドウをポイントすると、ブラウザのステータスバーに「Loading Java Applet ...」と表示されます。 
boxmessageboxmessage 属性では、ブラウザのステータスバーに表示されるテキストをカスタマイズできます。この属性は、image 属性が使用されている場合に有効になります。標準の APPLET 要素では、次の形式でこの属性を使用します。
<APPLET ...>
<PARAM name="boxmessage" value="<your custom message goes here>">
</APPLET>
boxbgcolor、boxfgcolorこれらの属性を使用すると、アプレットウィンドウの配色をカスタマイズできます。
これらの属性は、image 属性が使用されている場合に有効になります。アプレット表示領域のデフォルトの外観としてカスタムカラーは指定できません。
デフォルトではアプレットウィンドウのバックグラウンドカラーは白です。boxbgcolor 属性を使用すると、別のバックグラウンドカラーを指定できます。標準の APPLET 要素では、次の形式でこの属性を使用します。
<APPLET ...>
<PARAM name="boxbgcolor" value="<value>"></APPLET>
<value> に指定できる値は以下のとおりです。 
java.awt.Color による任意の Colorr、g、b。r、g、および b は 0-255 の範囲の整数で、Color コンストラクタの Color(int r, int g, int b) において不透明な標準 RGB (sRGB) 色を描画します。各形式の例: value="cyan", value="111,222,145", value="silver", value="#33FF33"
デフォルトではアプレットウィンドウのフォアグラウンドカラーは黒です。boxfgcolor 属性を使用すると、別のフォアグラウンドカラーを指定できます。カラー値は上述したものと同じです。標準の APPLET 要素では、次の形式でこの属性を使用します。
<APPLET ...>
<PARAM name="boxfgcolor" value="<value>"></APPLET>
これらの属性の優先順位は次のとおりです。
1) どのパラメータも指定されていない場合は、デフォルトの外観が使用されます (上記の「デフォルトの外観」を参照)。
 2) image 属性でカスタム図形が指定されている場合は、そのカスタム図形が表示されます (上記の「image」を参照)。
 3) boxmessage 属性でカスタムテキストが指定されている場合は、そのカスタムテキストが表示されます (上記の「boxmessage」を参照)。
image および boxmessage の各属性をどのように組み合わせる場合でも、boxbgcolor および boxfgcolor の各属性でカスタムカラーを指定できます。
アプレットのロードが失敗すると、アプレットウィンドウにエラー情報が表示されます。アプレットウィンドウは、フォアグラウンドカラーに白を使った 1 ピクセル幅の境界を持ち、左上隅には小さな「壊れた」図形が表示されます。アプレットウィンドウを右クリックすると、ポップアップメニューから次のオプションを選択できます。