モジュール java.base

パッケージ java.util

コレクション・フレームワーク、国際化サポート・クラス、サービス・ローダー、プロパティ、乱数生成、文字列解析とスキャン・クラス、Base64エンコーディングとデコード、ビット配列、およびその他のユーティリティ・クラスが含まれています。 このパッケージには、レガシー・コレクション・クラスとレガシーの日付と時間クラスも含まれています。

Java Collections Framework

概要、APIの概要、および設計の根拠については、以下を参照してください:

チュートリアルとプログラミング・ガイドとコレクション・フレームワークの使用例については、以下を参照してください:

導入されたバージョン:
1.0
  • インタフェースのサマリー 
    インタフェース 説明
    Collection<E>
    コレクション階層のルート・インタフェースです。
    Comparator<T>
    オブジェクトのコレクションで全体順序付けを行う比較関数です。
    Deque<E>
    両端で要素の挿入および削除をサポートする線形コレクションです。
    Enumeration<E>
    Enumerationインタフェースを実装するオブジェクトは、一連の要素を1回に1つずつ生成します。
    EventListener
    すべてのイベント・リスナー・インタフェースが継承する必要のある、タグ機能インタフェースです。
    Formattable
    Formattableインタフェースを実装する必要があるのは、Formatterの「s」変換指示子を使用してカスタムの書式設定を行う必要のあるクラスです。
    Iterator<E>
    コレクションのイテレータです。
    List<E>
    順序付けられたコレクションです。シーケンスとも呼ばれます。
    ListIterator<E>
    リスト用のイテレータ。プログラマがいずれかの方向にリストをトラバースしたり、イテレーション時にリストを変更したり、イテレータのリスト内での現在の位置を取得したりできます。
    Map<K,​V>
    キーを値にマッピングするオブジェクトです。
    Map.Entry<K,​V>
    マップのエントリ(キーと値のペア)です。
    NavigableMap<K,​V>
    指定の検索ターゲットにもっとも近い一致内容を返すナビゲーション・メソッドで拡張されたSortedMapです。
    NavigableSet<E>
    指定の検索ターゲットにもっとも近い一致内容を報告するナビゲーション・メソッドで拡張されたSortedSetです。
    Observer 非推奨。
    このインタフェースは推奨されていません。
    PrimitiveIterator<T,​T_CONS>
    Iteratorのプリミティブ特化に使用するベース・タイプ。
    PrimitiveIterator.OfDouble
    double値に特化されたイテレータ。
    PrimitiveIterator.OfInt
    int値に特化されたイテレータ。
    PrimitiveIterator.OfLong
    long値に特化されたイテレータ。
    Queue<E>
    処理の前に要素を保持するために設計されたコレクション。
    RandomAccess
    Listの実装が高速ランダム・アクセス(通常は一定時間)をサポートしていることを示すために使用するマーカー・インタフェースです。
    ServiceLoader.Provider<S>
    ServiceLoaderが位置するサービス・プロバイダを表します。
    Set<E>
    重複要素のないコレクションです。
    SortedMap<K,​V>
    そのキーに対して全体順序付けを提供するMapです。
    SortedSet<E>
    その要素に対して全体順序付けを提供するSetです。
    Spliterator<T>
    ソースの要素をトラバースおよびパーティション化するためのオブジェクトです。
    Spliterator.OfDouble
    double値に特化されたスプリッテレータです。
    Spliterator.OfInt
    int値に特化されたスプリッテレータです。
    Spliterator.OfLong
    long値に特化されたスプリッテレータです。
    Spliterator.OfPrimitive<T,​T_CONS,​T_SPLITR extends Spliterator.OfPrimitive<T,​T_CONS,​T_SPLITR>>
    プリミティブ値に特化されたスプリッテレータです。
  • クラスのサマリー 
    クラス 説明
    AbstractCollection<E>
    このクラスは、Collectionインタフェースのスケルトン実装を提供し、このインタフェースを実装するのに必要な作業量を最小限に抑えます。
    AbstractList<E>
    このクラスは、Listインタフェースのスケルトン実装を提供し、配列のような「ランダム・アクセス」データ・ストアに連動するこのインタフェースを実装するのに必要な作業量を最小限に抑えます。
    AbstractMap<K,​V>
    このクラスは、Mapインタフェースのスケルトン実装を提供し、このインタフェースを実装するのに必要な作業量を最小限に抑えます。
    AbstractMap.SimpleEntry<K,​V>
    キーと値を保持するエントリ。
    AbstractMap.SimpleImmutableEntry<K,​V>
    不変のキーと値を保持するエントリ。
    AbstractQueue<E>
    このクラスは、Queueのいくつかのオペレーションのスケルトン実装を提供します。
    AbstractSequentialList<E>
    このクラスは、Listインタフェースのスケルトン実装を提供し、リンク・リストのような「順次アクセス」データ・ストアに連動するこのインタフェースを実装するのに必要な作業量を最小限に抑えます。
    AbstractSet<E>
    このクラスは、Setインタフェースのスケルトン実装を提供し、このインタフェースを実装するのに必要な作業量を最小限に抑えます。
    ArrayDeque<E>
    Dequeインタフェースのサイズ変更可能な配列の実装です。
    ArrayList<E>
    Listインタフェースのサイズ変更可能な配列の実装です。
    Arrays
    このクラスには、ソートや検索など、配列を操作するためのさまざまなメソッドがあります。
    Base64
    このクラスは、Base64エンコーディング・スキームのエンコーダとデコーダを取得するためのstaticメソッドだけで構成されます。
    Base64.Decoder
    このクラスは、RFC 4648およびRFC 2045に指定されているBase64エンコーディング・スキームを使用してバイト・データをデコードするためのデコーダを実装します。
    Base64.Encoder
    このクラスは、RFC 4648およびRFC 2045に指定されているBase64エンコーディング・スキームを使用してバイト・データをエンコードするためのエンコーダを実装します。
    BitSet
    このクラスは、必要に応じて大きくなるビット・ベクトルを実装します。
    Calendar
    Calendarクラスは、特定の時点とYEARMONTHDAY_OF_MONTHHOURなどのカレンダ・フィールド・セット間の変換、および次週の日付の取得などのカレンダ・フィールド操作を行うための抽象クラスです。
    Calendar.Builder
    Calendar.Builderは、さまざまな日付/時間パラメータからCalendarを作成するために使用されます。
    Collections
    このクラスは、コレクションに作用する、またはコレクションを返すstaticメソッドだけで構成されます。
    Currency
    通貨を表します。
    Date
    クラスDateは、特定の時点を表します(精度はミリ秒)。
    Dictionary<K,​V>
    Dictionaryクラスは、Hashtableのようにキーを値にマップするクラスのabstract親です。
    DoubleSummaryStatistics
    カウント数、最小、最大、合計、平均などの統計情報を収集するための状態オブジェクト。
    EnumMap<K extends Enum<K>,​V>
    列挙型のキーと一緒に使用するための特殊なMap実装です。
    EnumSet<E extends Enum<E>>
    列挙型と一緒に使用するための特殊なSet実装です。
    EventListenerProxy<T extends EventListener>
    追加パラメータのセットをリスナーに関連付ける、EventListenerクラスのabstractラッパー・クラスです。
    EventObject
    すべてのイベント状態オブジェクトの派生元になるルート・クラスです。
    FormattableFlags
    FormattableFlagsはFormattable.formatTo()メソッドに渡され、Formattablesの出力フォーマットを変更します。
    Formatter
    printf形式の文字列用のインタプリタ。
    GregorianCalendar
    GregorianCalendarは、Calendarの具象サブクラスであり、世界のほとんどの地域で使用される標準的な暦体系を提供します。
    HashMap<K,​V>
    Mapインタフェースのハッシュ表に基づく実装です。
    HashSet<E>
    このクラスは、ハッシュ表(実際にはHashMapのインスタンス)に連動し、Setインタフェースを実装します。
    Hashtable<K,​V>
    このクラスは、ハッシュ表(キーを値にマップ)を実装します。
    IdentityHashMap<K,​V>
    このクラスは、キーと値を比較するときにオブジェクトの等価性の代わりに参照の等価性を使用する、ハッシュ表を持つMapインスタンスを実装します。
    IntSummaryStatistics
    カウント数、最小、最大、合計、平均などの統計情報を収集するための状態オブジェクト。
    LinkedHashMap<K,​V>
    予測可能な反復順序を持つMapインタフェースのハッシュ表とリンク・リストの実装です。
    LinkedHashSet<E>
    予測可能な反復順序を持つSetインタフェースのハッシュ表とリンク・リストの実装です。
    LinkedList<E>
    ListおよびDequeインタフェースの二重リンク・リスト実装です。
    ListResourceBundle
    ListResourceBundleは、ロケール用のリソースを便利かつ使いやすいリストで管理する、ResourceBundleの抽象サブクラスです。
    Locale
    Localeオブジェクトは、地理的、政治的、または文化的に特定の地域を表します。
    Locale.Builder
    Builderは、setterによって構成される値からLocaleのインスタンスを構築するために使用されます。
    Locale.LanguageRange
    このクラスはRFC 4647言語タグの照合に定義されている言語範囲を表します。
    LongSummaryStatistics
    カウント数、最小、最大、合計、平均などの統計情報を収集するための状態オブジェクト。
    Objects
    このクラスは、オブジェクトを操作するためのstaticユーティリティ・メソッド、または操作の前に特定の条件をチェックすることで構成されます。
    Observable 非推奨。
    このクラスとObserverインタフェースは推奨されていません。
    Optional<T>
    null値を含んでも含まなくてもよいコンテナ・オブジェクト。
    OptionalDouble
    double値を含む場合と含まない場合があるコンテナオブジェクト。
    OptionalInt
    int値を含む場合と含まない場合があるコンテナ・オブジェクトです。
    OptionalLong
    long値を含む場合と含まない場合があるコンテナオブジェクト。
    PriorityQueue<E>
    優先度ヒープに基づく、制限なしの優先度キューです。
    Properties
    Propertiesクラスは、プロパティの永続セットを表します。
    PropertyPermission
    このクラスはプロパティ・アクセス権のためのクラスです。
    PropertyResourceBundle
    PropertyResourceBundleは、プロパティ・ファイルからの一連のstatic文字列を使用してロケール用のリソースを管理する、ResourceBundleの具象サブクラスです。
    Random
    このクラスのインスタンスは、一連の擬似乱数を生成するために使用されます。
    ResourceBundle
    リソース・バンドルには、ロケール固有のオブジェクトが含まれます。
    ResourceBundle.Control
    ResourceBundle.Controlは、バンドル・ロード処理中にResourceBundle.getBundleファクトリによって呼び出される一連のコールバック・メソッドを定義します。
    Scanner
    正規表現を使用してプリミティブ型および文字列の構文解析が可能な、単純なテキスト・スキャナです。
    ServiceLoader<S>
    サービスの実装をロードする機能です。
    SimpleTimeZone
    SimpleTimeZoneは、グレゴリオ暦で使用するためのタイムゾーンを表すTimeZoneの具象サブクラスです。
    Spliterators
    Spliteratorとそのプリミティブ特化であるSpliterator.OfIntSpliterator.OfLongおよびSpliterator.OfDoubleのインスタンスを操作または作成するためのstaticクラスおよびメソッドです。
    Spliterators.AbstractDoubleSpliterator
    制限付きの並列処理を許可するためにtrySplitを実装する抽象Spliterator.OfDoubleです。
    Spliterators.AbstractIntSpliterator
    制限付きの並列処理を許可するためにtrySplitを実装する抽象Spliterator.OfIntです。
    Spliterators.AbstractLongSpliterator
    制限付きの並列処理を許可するためにtrySplitを実装する抽象Spliterator.OfLongです。
    Spliterators.AbstractSpliterator<T>
    制限付きの並列処理を許可するためにtrySplitを実装する抽象Spliteratorです。
    SplittableRandom
    (様々なコンテキストの中でも特に)サブタスクを生成する可能性がある独立した並列計算に使用可能な、一様乱数値のジェネレータです。
    Stack<E>
    Stackクラスは、オブジェクトの後入れ先出し(LIFO)スタックを表します。
    StringJoiner
    StringJoinerは、デリミタで区切られ、(オプション)指定された接頭辞から始まり、指定された接尾辞で終わる文字のシーケンスを構築するために使用されます。
    StringTokenizer
    StringTokenizerクラスを使用すると、アプリケーションで文字列をトークンに分割できます。
    Timer
    バックグラウンド・スレッドで将来実行されるタスクをスケジュールする、スレッドのための機能です。
    TimerTask
    Timerで1回または繰り返し実行するようにスケジュールできるタスク。
    TimeZone
    TimeZoneは、タイムゾーン・オフセットを表します。また、サマー・タイムを認識します。
    TreeMap<K,​V>
    赤 - 黒ツリーに基づくNavigableMap実装です。
    TreeSet<E>
    TreeMapに基づくNavigableSet実装です。
    UUID
    不変のUUID (universally unique identifier)を表すクラスです。
    Vector<E>
    Vectorクラスは、オブジェクトの可変長配列を実装します。
    WeakHashMap<K,​V>
    ハッシュ表に基づいた、弱キーによるMapインタフェースの実装です。
  • 列挙型のサマリー 
    列挙型 説明
    Formatter.BigDecimalLayoutForm
    BigDecimalの書式設定用の列挙型です。
    Locale.Category
    ロケール・カテゴリの列挙型です。
    Locale.FilteringMode
    この列挙型は、ロケール照合のフィルタ・モードを選択するための定数を指定します。
    Locale.IsoCountryCode
    ISO 3166で定義されている型を指定する列挙型。
  • 例外のサマリー 
    例外 説明
    ConcurrentModificationException
    この例外は、オブジェクトの並行変更を検出したメソッドによってスローできます(そのような変更が許可されていないとき)。
    DuplicateFormatFlagsException
    重複するフラグが形式指示子内で指定されていたときにスローされる、非チェック例外です。
    EmptyStackException
    Stackクラスのメソッドによってスローされ、そのスタックが空であることを示します。
    FormatFlagsConversionMismatchException
    変換およびフラグに互換性がない場合にスローされる、非チェック例外です。
    FormatterClosedException
    フォーマッタを閉じる際にスローされる、非チェック例外です。
    IllegalFormatCodePointException
    Character.isValidCodePoint(int)で定義される無効なUnicodeコード・ポイントを持つ文字がFormatterに渡された場合にスローされる、非チェック例外です。
    IllegalFormatConversionException
    書式指示子に対応する引数の型が互換性のない型である場合にスローされる、非チェック例外です。
    IllegalFormatException
    書式文字列に不正な構文または指定された引数と互換性のない書式指示子が含まれる場合にスローされる、非チェック例外です。
    IllegalFormatFlagsException
    不正な組み合わせフラグが指定された場合にスローされる、非チェック例外です。
    IllegalFormatPrecisionException
    精度が-1以外の負の値のとき、変換が精度をサポートしないとき、または何らかの理由で値がサポートされないときにスローされる、非チェック例外です。
    IllegalFormatWidthException
    書式幅が-1以外の負の値のとき、または何らかの理由でサポートされないときにスローされる、非チェック例外です。
    IllformedLocaleException
    引数のBCP 47タグが整形式でないことを示すために、LocaleおよびLocale.Builderのメソッドによってスローされます。
    InputMismatchException
    取得されたトークンが予期する型のパターンと一致しないか、予期する型の範囲外である場合に、Scannerによりスローされます。
    InvalidPropertiesFormatException
    入力がプロパティ・コレクションに適したXMLドキュメント・タイプ(Properties仕様)に準拠していなかったために、操作を完了できなかったことを示すためにスローされます。
    MissingFormatArgumentException
    対応する引数のない書式指示子が存在するか、引数インデックスが存在しない引数を参照する場合にスローされる、非チェック例外です。
    MissingFormatWidthException
    書式幅が必要なときにスローされる、非チェック例外です。
    MissingResourceException
    リソースが欠落していることを通知します。
    NoSuchElementException
    要求されている要素が存在しないことを示すために、各種アクセス用メソッドによってスローされます。
    TooManyListenersException
    TooManyListenersException 例外は、Javaイベント・モデルの一部として、マルチキャスト・イベント・ソースをユニキャスト特殊ケースであると注釈して実装するために使用されます。
    UnknownFormatConversionException
    不明な変換が指定された場合にスローされる、非チェック例外です。
    UnknownFormatFlagsException
    不明なフラグが指定された場合にスローされる、非チェック例外です。
  • エラーのサマリー 
    エラー 説明
    ServiceConfigurationError
    サービス・プロバイダの検索、ロード、インスタンス化中に問題が発生した場合にスローされます。