モジュール java.desktop
パッケージ java.awt.image

クラスMemoryImageSource

java.lang.Object
java.awt.image.MemoryImageSource
すべての実装されたインタフェース:
ImageProducer

public class MemoryImageSource
extends Object
implements ImageProducer
このクラスは、配列を使ってImageのピクセル値を生成するImageProducerインタフェースを実装します。 次の例は、X軸方向に黒から青へ変化し、Y軸方向に黒から赤へ変化する100×100のイメージです。


      int w = 100;
      int h = 100;
      int pix[] = new int[w * h];
      int index = 0;
      for (int y = 0; y < h; y++) {
          int red = (y * 255) / (h - 1);
          for (int x = 0; x < w; x++) {
              int blue = (x * 255) / (w - 1);
              pix[index++] = (255 << 24) | (red << 16) | blue;
          }
      }
      Image img = createImage(new MemoryImageSource(w, h, pix, 0, w));

 
また、MemoryImageSourceは、時間とともに変化して、アニメーションやカスタム・レンダリングを可能にするメモリー・イメージを管理する機能を持ちます。 次に、アニメーション・ソース、およびデータの信号変化の設定方法の例を示します(Garth DickieによるMemoryAnimationSourceDemoからの適用)。


      int pixels[];
      MemoryImageSource source;

      public void init() {
          int width = 50;
          int height = 50;
          int size = width * height;
          pixels = new int[size];

          int value = getBackground().getRGB();
          for (int i = 0; i < size; i++) {
              pixels[i] = value;
          }

          source = new MemoryImageSource(width, height, pixels, 0, width);
          source.setAnimated(true);
          image = createImage(source);
      }

      public void run() {
          Thread me = Thread.currentThread( );
          me.setPriority(Thread.MIN_PRIORITY);

          while (true) {
              try {
                  Thread.sleep(10);
              } catch( InterruptedException e ) {
                  return;
              }

              // Modify the values in the pixels array at (x, y, w, h)

              // Send the new data to the interested ImageConsumers
              source.newPixels(x, y, w, h);
          }
      }

 
関連項目:
ImageProducer
  • コンストラクタのサマリー

    コンストラクタ
    コンストラクタ 説明
    MemoryImageSource​(int w, int h, int[] pix, int off, int scan)
    デフォルトRGBカラー・モデルの整数型配列を使用してImageオブジェクト・データを生成するImageProducerオブジェクトを構築します。
    MemoryImageSource​(int w, int h, int[] pix, int off, int scan, Hashtable<?,​?> props)
    デフォルトRGBカラー・モデルの整数型配列を使用してImageオブジェクト・データを生成するImageProducerオブジェクトを構築します。
    MemoryImageSource​(int w, int h, ColorModel cm, byte[] pix, int off, int scan)
    byte配列を使用してImageオブジェクト・データを生成するImageProducerオブジェクトを構築します。
    MemoryImageSource​(int w, int h, ColorModel cm, byte[] pix, int off, int scan, Hashtable<?,​?> props)
    byte配列を使用してImageオブジェクト・データを生成するImageProducerオブジェクトを構築します。
    MemoryImageSource​(int w, int h, ColorModel cm, int[] pix, int off, int scan)
    整数型配列を使用してImageオブジェクト・データを生成するImageProducerオブジェクトを構築します。
    MemoryImageSource​(int w, int h, ColorModel cm, int[] pix, int off, int scan, Hashtable<?,​?> props)
    整数型配列を使用してImageオブジェクト・データを生成するImageProducerオブジェクトを構築します。
  • メソッドのサマリー

    修飾子と型 メソッド 説明
    void addConsumer​(ImageConsumer ic)
    このイメージのデータの配信対象となっているコンシューマのリストにImageConsumerを追加します。
    boolean isConsumer​(ImageConsumer ic)
    現在このイメージのデータの配信対象となっているコンシューマのリストにImageConsumerがあるかどうかを判定します。
    void newPixels()
    このイメージ・データを現在要求するImageConsumerにピクセルの新しいバッファ全体を送出し、アニメーション・フレームの送出が完了したことを通知します。
    void newPixels​(byte[] newpix, ColorModel newmodel, int offset, int scansize)
    新しいbyte配列を、このイメージのピクセルを保持するように変更します。
    void newPixels​(int[] newpix, ColorModel newmodel, int offset, int scansize)
    新しいint配列を、このイメージのピクセルを保持するように変更します。
    void newPixels​(int x, int y, int w, int h)
    このイメージのデータを現在要求するImageConsumerにピクセルの矩形領域バッファを送出し、アニメーション・フレームの送出が完了したことを通知します。
    void newPixels​(int x, int y, int w, int h, boolean framenotify)
    このイメージのデータを現在要求するImageConsumerに、ピクセルの矩形領域バッファを送出します。
    void removeConsumer​(ImageConsumer ic)
    このイメージのデータの配信対象となっているコンシューマのリストからImageConsumerを削除します。
    void requestTopDownLeftRightResend​(ImageConsumer ic)
    指定されたImageConsumerに、上から下、左から右の順でもう1回イメージ・データを配信し直すように要求します。
    void setAnimated​(boolean animated)
    animatedパラメータに従って、このメモリー・イメージをマルチフレームのアニメーションまたはシングル・フレームの静止イメージに変更します。
    void setFullBufferUpdates​(boolean fullbuffers)
    変更があったときはいつでもピクセルの完全なバッファを送出し、このアニメーション化メモリー・イメージを常に更新するかどうかを指定します。
    void startProduction​(ImageConsumer ic)
    このイメージ・データを要求するコンシューマのリストにImageConsumerを追加し、ImageConsumerインタフェース経由でただちにイメージ・データの転送を開始します。

    クラス java.lang.Objectで宣言されたメソッド

    clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
  • コンストラクタの詳細

    • MemoryImageSource

      public MemoryImageSource​(int w, int h, ColorModel cm, byte[] pix, int off, int scan)
      byte配列を使用してImageオブジェクト・データを生成するImageProducerオブジェクトを構築します。
      パラメータ:
      w - ピクセルの矩形の幅
      h - ピクセルの矩形の高さ
      cm - 指定されたColorModel
      pix - ピクセルの配列
      off - 最初のピクセルを配列のどこに格納するかを表すオフセット
      scan - 配列内のあるピクセル行から次のピクセル行までの距離
      関連項目:
      Component.createImage(java.awt.image.ImageProducer)
    • MemoryImageSource

      public MemoryImageSource​(int w, int h, ColorModel cm, byte[] pix, int off, int scan, Hashtable<?,​?> props)
      byte配列を使用してImageオブジェクト・データを生成するImageProducerオブジェクトを構築します。
      パラメータ:
      w - ピクセルの矩形の幅
      h - ピクセルの矩形の高さ
      cm - 指定されたColorModel
      pix - ピクセルの配列
      off - 最初のピクセルを配列のどこに格納するかを表すオフセット
      scan - 配列内のあるピクセル行から次のピクセル行までの距離
      props - ImageProducerがイメージ処理で使うプロパティ・リスト
      関連項目:
      Component.createImage(java.awt.image.ImageProducer)
    • MemoryImageSource

      public MemoryImageSource​(int w, int h, ColorModel cm, int[] pix, int off, int scan)
      整数型配列を使用してImageオブジェクト・データを生成するImageProducerオブジェクトを構築します。
      パラメータ:
      w - ピクセルの矩形の幅
      h - ピクセルの矩形の高さ
      cm - 指定されたColorModel
      pix - ピクセルの配列
      off - 最初のピクセルを配列のどこに格納するかを表すオフセット
      scan - 配列内のあるピクセル行から次のピクセル行までの距離
      関連項目:
      Component.createImage(java.awt.image.ImageProducer)
    • MemoryImageSource

      public MemoryImageSource​(int w, int h, ColorModel cm, int[] pix, int off, int scan, Hashtable<?,​?> props)
      整数型配列を使用してImageオブジェクト・データを生成するImageProducerオブジェクトを構築します。
      パラメータ:
      w - ピクセルの矩形の幅
      h - ピクセルの矩形の高さ
      cm - 指定されたColorModel
      pix - ピクセルの配列
      off - 最初のピクセルを配列のどこに格納するかを表すオフセット
      scan - 配列内のあるピクセル行から次のピクセル行までの距離
      props - ImageProducerがイメージ処理で使うプロパティ・リスト
      関連項目:
      Component.createImage(java.awt.image.ImageProducer)
    • MemoryImageSource

      public MemoryImageSource​(int w, int h, int[] pix, int off, int scan)
      デフォルトRGBカラー・モデルの整数型配列を使用してImageオブジェクト・データを生成するImageProducerオブジェクトを構築します。
      パラメータ:
      w - ピクセルの矩形の幅
      h - ピクセルの矩形の高さ
      pix - ピクセルの配列
      off - 最初のピクセルを配列のどこに格納するかを表すオフセット
      scan - 配列内のあるピクセル行から次のピクセル行までの距離
      関連項目:
      Component.createImage(java.awt.image.ImageProducer), ColorModel.getRGBdefault()
    • MemoryImageSource

      public MemoryImageSource​(int w, int h, int[] pix, int off, int scan, Hashtable<?,​?> props)
      デフォルトRGBカラー・モデルの整数型配列を使用してImageオブジェクト・データを生成するImageProducerオブジェクトを構築します。
      パラメータ:
      w - ピクセルの矩形の幅
      h - ピクセルの矩形の高さ
      pix - ピクセルの配列
      off - 最初のピクセルを配列のどこに格納するかを表すオフセット
      scan - 配列内のあるピクセル行から次のピクセル行までの距離
      props - ImageProducerがイメージ処理で使うプロパティ・リスト
      関連項目:
      Component.createImage(java.awt.image.ImageProducer), ColorModel.getRGBdefault()
  • メソッドの詳細

    • addConsumer

      public void addConsumer​(ImageConsumer ic)
      このイメージのデータの配信対象となっているコンシューマのリストにImageConsumerを追加します。
      定義:
      addConsumer、インタフェース: ImageProducer
      パラメータ:
      ic - 指定されたImageConsumer
      例外:
      NullPointerException - 指定されたImageConsumerがnullの場合
      関連項目:
      ImageConsumer
    • isConsumer

      public boolean isConsumer​(ImageConsumer ic)
      現在このイメージのデータの配信対象となっているコンシューマのリストにImageConsumerがあるかどうかを判定します。
      定義:
      isConsumer、インタフェース: ImageProducer
      パラメータ:
      ic - 指定されたImageConsumer
      戻り値:
      ImageConsumerがリスト上にある場合はtrue、そうでない場合はfalse
      関連項目:
      ImageConsumer
    • removeConsumer

      public void removeConsumer​(ImageConsumer ic)
      このイメージのデータの配信対象となっているコンシューマのリストからImageConsumerを削除します。
      定義:
      removeConsumer、インタフェース: ImageProducer
      パラメータ:
      ic - 指定されたImageConsumer
      関連項目:
      ImageConsumer
    • startProduction

      public void startProduction​(ImageConsumer ic)
      このイメージ・データを要求するコンシューマのリストにImageConsumerを追加し、ImageConsumerインタフェース経由でただちにイメージ・データの転送を開始します。
      定義:
      startProduction、インタフェース: ImageProducer
      パラメータ:
      ic - ImageConsumerインタフェースを介した、指定されたImageConsumerイメージ・データ。
      関連項目:
      ImageConsumer
    • requestTopDownLeftRightResend

      public void requestTopDownLeftRightResend​(ImageConsumer ic)
      指定されたImageConsumerに、上から下、左から右の順でもう1回イメージ・データを配信し直すように要求します。
      定義:
      requestTopDownLeftRightResend、インタフェース: ImageProducer
      パラメータ:
      ic - 指定されたImageConsumer
      関連項目:
      ImageConsumer
    • setAnimated

      public void setAnimated​(boolean animated)
      animatedパラメータに従って、このメモリー・イメージをマルチフレームのアニメーションまたはシングル・フレームの静止イメージに変更します。

      このメソッドは、すべてのImageConsumerが正常なマルチフレーム・データを受け取ることを保証するために、MemoryImageSourceの構築後ただちに、イメージが生成される前に呼び出す必要があります。 このフラグを設定する前に、ImageConsumerをこのImageProducerに追加すると、接続したときに利用可能であったピクセル・データのスナップショットだけがImageConsumerから参照されます。

      パラメータ:
      animated - そのイメージがマルチフレーム・アニメーションの場合はtrue
    • setFullBufferUpdates

      public void setFullBufferUpdates​(boolean fullbuffers)
      変更があったときはいつでもピクセルの完全なバッファを送出し、このアニメーション化メモリー・イメージを常に更新するかどうかを指定します。 このフラグは、setAnimated()メソッド経由でアニメーション・フラグがオンにならない場合は無視されます。

      このメソッドは、MemoryImageSourceの構築後ただちに、イメージが作成される前に呼び出され、すべてのImageConsumerに正常なピクセル転送情報を受け渡します。

      パラメータ:
      fullbuffers - 完全なピクセル・バッファを常に送出する場合はtrue
      関連項目:
      setAnimated(boolean)
    • newPixels

      public void newPixels()
      このイメージ・データを現在要求するImageConsumerにピクセルの新しいバッファ全体を送出し、アニメーション・フレームの送出が完了したことを通知します。 このメソッドは、setAnimated()メソッドを介して、アニメーション・フラグがオンになっている場合にだけ動作します。
      関連項目:
      newPixels(int, int, int, int, boolean), ImageConsumer, setAnimated(boolean)
    • newPixels

      public void newPixels​(int x, int y, int w, int h)
      このイメージのデータを現在要求するImageConsumerにピクセルの矩形領域バッファを送出し、アニメーション・フレームの送出が完了したことを通知します。 このメソッドは、setAnimated()メソッドを介して、アニメーション・フラグがオンになっている場合にだけ動作します。 setFullBufferUpdates()メソッドで完全バッファ更新フラグがオンになっている場合、矩形パラメータは無視され、全バッファが常に送出されます。
      パラメータ:
      x - 送出されるピクセルの矩形の左上隅のX座標
      y - 送出されるピクセルの矩形の左上隅のY座標
      w - 送出されるピクセルの矩形の幅
      h - 送出されるピクセルの矩形の高さ
      関連項目:
      newPixels(int, int, int, int, boolean), ImageConsumer, setAnimated(boolean), setFullBufferUpdates(boolean)
    • newPixels

      public void newPixels​(int x, int y, int w, int h, boolean framenotify)
      このイメージのデータを現在要求するImageConsumerに、ピクセルの矩形領域バッファを送出します。 framenotifyパラメータがtrueの場合は、アニメーション・フレームの送出が完了したことも通知します。 このメソッドは、setAnimated()メソッドを介して、アニメーション・フラグがオンになっている場合にだけ動作します。 setFullBufferUpdates()メソッドで完全バッファ更新フラグがオンになっている場合、矩形パラメータは無視され、全バッファが常に送出されます。
      パラメータ:
      x - 送出されるピクセルの矩形の左上隅のX座標
      y - 送出されるピクセルの矩形の左上隅のY座標
      w - 送出されるピクセルの矩形の幅
      h - 送出されるピクセルの矩形の高さ
      framenotify - コンシューマにSINGLEFRAMEDONE通知を送出する場合はtrue
      関連項目:
      ImageConsumer, setAnimated(boolean), setFullBufferUpdates(boolean)
    • newPixels

      public void newPixels​(byte[] newpix, ColorModel newmodel, int offset, int scansize)
      新しいbyte配列を、このイメージのピクセルを保持するように変更します。 setAnimated()メソッド経由でアニメーション・フラグがオンになっている場合、このイメージのデータを現在要求しているImageConsumerに、新しいピクセルをただちに転送します。
      パラメータ:
      newpix - 新しいピクセル配列
      newmodel - 指定されたColorModel
      offset - 配列へのオフセット
      scansize - 配列内のあるピクセル行から次のピクセル行までの距離
      関連項目:
      newPixels(int, int, int, int, boolean), setAnimated(boolean)
    • newPixels

      public void newPixels​(int[] newpix, ColorModel newmodel, int offset, int scansize)
      新しいint配列を、このイメージのピクセルを保持するように変更します。 setAnimated()メソッド経由でアニメーション・フラグがオンになっている場合、このイメージのデータを現在要求しているImageConsumerに、新しいピクセルをただちに転送します。
      パラメータ:
      newpix - 新しいピクセル配列
      newmodel - 指定されたColorModel
      offset - 配列へのオフセット
      scansize - 配列内のあるピクセル行から次のピクセル行までの距離
      関連項目:
      newPixels(int, int, int, int, boolean), setAnimated(boolean)