2 Java Access Bridgeの概要

Java Access Bridgeは、Java Accessibility APIを実装するJavaアプリケーションをMicrosoft Windowsシステム上のユーザー補助テクノロジに表示できるようにするテクノロジです。

Java Access Bridgeは、Microsoft Windowsのダイナミックリンク・ライブラリ(DLL)でJava Accessibility APIを公開するテクノロジで、Java Accessibility APIを実装するJavaアプリケーションをMicrosoft Windowsシステム上のユーザー補助テクノロジに表示できます。

Microsoft Windowsシステムで使用できる既存のユーザー補助テクノロジがJavaアプリケーションへのアクセスを提供するには、Java Accessibility APIとやり取りするためのなんらかの方法が必要です。Java Access Bridgeがこのやり取りをサポートします。

Microsoft Windows上で実行されているユーザー補助テクノロジ・アプリケーション(画面リーダーなど)はJava Access Bridge DLLとやり取りし、Java Access Bridge DLLはJava Access Bridge Javaライブラリ経由でJava Virtual Machineとやり取りします。これらのJavaライブラリはJava Accessibility APIとやり取りします。Java Accessibility APIはJavaアプリケーションで発生していることについての情報を収集し、Java Access Bridge経由で画面リーダーに転送します。