モジュール java.compiler

インタフェースProcessingEnvironment


public interface ProcessingEnvironment
注釈処理ツール・フレームワークは、注釈プロセッサにこのインタフェースを実装したオブジェクトを提供することで、そのプロセッサが、このフレームワークが提供する機能を使って新規ファイルへの書き込み、エラー・メッセージの報告、およびほかのユーティリティの検索を行えるようにします。

サード・パーティが、複数のプロセッサが協調動作しながら単一のソース・ファイルを出力できるようにするFiler拡張など、このインタフェースの機能オブジェクトの付加価値ラッパーを提供したいと考える可能性があります。 これを可能にするには、API経由での副作用を互いに確認できるようなコンテキスト内で動作する複数のプロセッサに対し、ツール・インフラストラクチャは、.equalsである対応する機能オブジェクト、.equalsであるFiler、などといったものを提供しなければいけません。 さらに、実行中の注釈プロセッサから見て、少なくともヘルパー・クラスの選択されたサブセットが同じクラス・ローダーによってロードされたように見えるよう、ツール呼出しを構成することができなければいけません。 (機能オブジェクトが共有状態を管理するため、ラッパー・クラスの実装は、同じ基底機能オブジェクトが以前にラップされたかどうかを知らなければいけない。)

導入されたバージョン:
1.6
  • メソッドのサマリー

    修飾子と型
    メソッド
    説明
    要素で操作するための一部のユーティリティ・メソッドの実装を返します。
    新しいソース・ファイル、クラス・ファイル、または補助ファイルの作成に使用されるファイラを返します。
    現在のロケールを返します。有効なロケールが存在しない場合はnullを返します。
    エラー、警告、およびほかの通知を報告するために使用されるメッセンジャを返します。
    注釈処理ツールに渡されたプロセッサ固有のオプションを返します。
    生成されるすべてのソースおよびクラス・ファイルが準拠すべきソース・バージョンを返します。
    型で操作するための一部のユーティリティ・メソッドの実装を返します。
    default boolean
    「プレビュー機能」が有効である場合はtrueを返し、それ以外の場合はfalseを返します。
  • メソッドの詳細

    • getOptions

      Map<String,String> getOptions()
      注釈処理ツールに渡されたプロセッサ固有のオプションを返します。 オプションは、オプション名対オプション値のマップの形式で返されます。 値のないオプションの場合、マップ内の対応する値はnullになります。

      プロセッサ固有のオプションを渡す方法の詳細については、使用する特定のツール・インフラストラクチャのドキュメントを参照してください。 たとえば、あるコマンド行実装は、プロセッサ固有のオプションの先頭に"-A"のような既知の文字列を付けることでそれらを区別するかもしれませんし、ほかのツール実装は、それとは別の規約に従ったり代替メカニズムを提供したりするかもしれません。 あるいは、別の実装は、プロセッサ固有のオプションに加え、ツールに渡されたオプションを検索するための実装固有の方法を提供するかもしれません。

      戻り値:
      注釈処理ツールに渡されるプロセッサ固有のオプション
    • getMessager

      Messager getMessager()
      エラー、警告、およびほかの通知を報告するために使用されるメッセンジャを返します。
      戻り値:
      エラー、警告、およびその他の通知を報告するために使用されるメッセージ
    • getFiler

      Filer getFiler()
      新しいソース・ファイル、クラス・ファイル、または補助ファイルの作成に使用されるファイラを返します。
      戻り値:
      新しいソース・ファイル、クラス・ファイル、または補助ファイルの作成に使用されるファイラ
    • getElementUtils

      Elements getElementUtils()
      要素で操作するための一部のユーティリティ・メソッドの実装を返します。
      戻り値:
      要素を操作するためのユーティリティ・メソッドの実装
    • getTypeUtils

      Types getTypeUtils()
      型で操作するための一部のユーティリティ・メソッドの実装を返します。
      戻り値:
      型を操作するためのユーティリティ・メソッドの実装
    • getSourceVersion

      SourceVersion getSourceVersion()
      生成されるすべてのソースおよびクラス・ファイルが準拠すべきソース・バージョンを返します。
      戻り値:
      生成されたsourceおよびclassファイルが準拠する必要があるソース・バージョン
      関連項目:
    • getLocale

      Locale getLocale()
      現在のロケールを返します。有効なロケールが存在しない場合はnullを返します。 このロケールを使えば、ローカライズされたメッセージを提供できます。
      戻り値:
      現在のロケール。有効なロケールが存在しない場合はnull
    • isPreviewEnabled

      default boolean isPreviewEnabled()
      「プレビュー機能」が有効である場合はtrueを返し、それ以外の場合はfalseを返します。
      実装要件:
      このメソッドのデフォルト実装はfalseを返します。
      戻り値:
      プレビュー機能が有効かどうか
      導入されたバージョン:
      13