モジュール java.management
パッケージ javax.management.monitor

クラスGaugeMonitor

すべての実装されたインタフェース:
MBeanRegistration, GaugeMonitorMBean, MonitorMBean, NotificationBroadcaster, NotificationEmitter

public class GaugeMonitor extends Monitor implements GaugeMonitorMBean
ゲージ属性の値を監視するように設計されたモニターMBeanを定義します。

ゲージ・モニターは、時間の経過とともに変化する属性を監視します。 ゲージ・モニターは、次のようにして通知を送信します。

  • 属性値が大きくなり、上限値以上になると、threshold high notificationが送信されます。 通知の上限フラグはtrueに設定する必要があります。
    その後は、上限値を超過しても、属性値が下限値以下にならないかぎり、通知は送信されません。
  • 属性値が小さくなり、下限値以下になると、threshold low notificationが送信されます。 通知の下限フラグはtrueに設定する必要があります。
    その後は、下限値を超えても、属性値が上限値以上にならないかぎり、通知は送信されません。
これにより、属性値が上限または下限値の近辺で細かく増減しても、通知が繰返しトリガーされるのを防ぐヒステリシス・メカニズムが提供されます。

ゲージ差分モードを使用している場合、派生ゲージの値は、連続した2回の観測によって得られた2つのゲージ値の差分として計算されます。
派生ゲージの値(V[t])は、次のようにして計算されます。

  • V[t] = gauge[t] - gauge[t-GP]
このゲージ・モニターの実装では、監視対象の属性が整数型または浮動小数点数型(ByteIntegerShortLongFloatDouble)である必要があります。

導入されたバージョン:
1.5
  • コンストラクタの詳細

    • GaugeMonitor

      public GaugeMonitor()
      デフォルトのコンストラクタです。
  • メソッドの詳細

    • start

      public void start()
      ゲージ・モニターを開始します。
      定義:
      start、インタフェースMonitorMBean
      定義:
      start、クラスMonitor
    • stop

      public void stop()
      ゲージ・モニターを停止します。
      定義:
      stop、インタフェースMonitorMBean
      定義:
      stop、クラスMonitor
    • getDerivedGauge

      public Number getDerivedGauge(ObjectName object)
      指定のオブジェクトが監視対象のMBeanのセットに含まれる場合、このオブジェクトの派生ゲージを取得します。そうでない場合はnullを取得します。
      定義:
      getDerivedGauge、インタフェースGaugeMonitorMBean
      パラメータ:
      object - MBeanの名前。
      戻り値:
      指定されたオブジェクトの派生ゲージ。
    • getDerivedGaugeTimeStamp

      public long getDerivedGaugeTimeStamp(ObjectName object)
      指定のオブジェクトが監視対象のMBeanのセットに含まれる場合、このオブジェクトの派生ゲージのタイムスタンプを取得します。そうでない場合は0を取得します。
      定義:
      getDerivedGaugeTimeStamp、インタフェースGaugeMonitorMBean
      パラメータ:
      object - オブジェクトの名前。このオブジェクトの派生ゲージのタイムスタンプが返される。
      戻り値:
      指定されたオブジェクトの派生ゲージのタイムスタンプ。
    • getDerivedGauge

      @Deprecated public Number getDerivedGauge()
      非推奨。
      JMX 1.2以降は、getDerivedGauge(ObjectName)に置き換えられています。
      監視対象のMBeanのセットに含まれる最初のオブジェクトの派生ゲージを返します。
      定義:
      getDerivedGauge、インタフェースGaugeMonitorMBean
      戻り値:
      派生ゲージ。
    • getDerivedGaugeTimeStamp

      @Deprecated public long getDerivedGaugeTimeStamp()
      非推奨。
      JMX 1.2以降は、getDerivedGaugeTimeStamp(ObjectName)に置き換えられています。
      監視対象のMBeanのセットに含まれる最初のオブジェクトの派生ゲージのタイムスタンプを取得します。
      定義:
      getDerivedGaugeTimeStamp、インタフェースGaugeMonitorMBean
      戻り値:
      派生ゲージのタイムスタンプ。
    • getHighThreshold

      public Number getHighThreshold()
      監視対象のMBeanすべてに共通の上限値を取得します。
      定義:
      getHighThreshold、インタフェースGaugeMonitorMBean
      戻り値:
      上限値。
      関連項目:
    • getLowThreshold

      public Number getLowThreshold()
      監視対象のMBeanすべてに共通の下限値を取得します。
      定義:
      getLowThreshold、インタフェースGaugeMonitorMBean
      戻り値:
      下限値。
      関連項目:
    • setThresholds

      public void setThresholds(Number highValue, Number lowValue) throws IllegalArgumentException
      監視対象のMBeanすべてに共通の上限および下限のしきい値を設定します。
      定義:
      setThresholds、インタフェースGaugeMonitorMBean
      パラメータ:
      highValue - 上限値。
      lowValue - 下限値。
      例外:
      IllegalArgumentException - 上限および下限のしきい値としてnullが指定された場合、下限値が上限値より大きい場合、または上限値と下限値の型が異なる場合。
      関連項目:
    • getNotifyHigh

      public boolean getNotifyHigh()
      監視対象のMBeanすべてに共通の通知のオン/オフ・スイッチ値の上限値を取得します。
      定義:
      getNotifyHigh、インタフェースGaugeMonitorMBean
      戻り値:
      上限値を超過したときゲージ・モニターが通知を送る場合はtrue、そうでない場合はfalse
      関連項目:
    • setNotifyHigh

      public void setNotifyHigh(boolean value)
      監視対象のMBeanすべてに共通の通知のオン/オフ・スイッチ値の上限値を設定します。
      定義:
      setNotifyHigh、インタフェースGaugeMonitorMBean
      パラメータ:
      value - 通知のオン/オフ・スイッチ値の上限値。
      関連項目:
    • getNotifyLow

      public boolean getNotifyLow()
      監視対象のMBean共通の通知のオン/オフ・スイッチ値の下限値を取得します。
      定義:
      getNotifyLow、インタフェースGaugeMonitorMBean
      戻り値:
      下限値を超過したときゲージ・モニターが通知を送る場合はtrue、そうでない場合はfalse
      関連項目:
    • setNotifyLow

      public void setNotifyLow(boolean value)
      監視対象のMBeanすべてに共通の通知のオン/オフ・スイッチ値の下限値を設定します。
      定義:
      setNotifyLow、インタフェースGaugeMonitorMBean
      パラメータ:
      value - 通知のオン/オフ・スイッチ値の下限値。
      関連項目:
    • getDifferenceMode

      public boolean getDifferenceMode()
      監視対象のMBeanすべてに共通の差分モード・フラグ値を取得します。
      定義:
      getDifferenceMode、インタフェースGaugeMonitorMBean
      戻り値:
      差分モードを使用している場合はtrue、そうでない場合はfalse
      関連項目:
    • setDifferenceMode

      public void setDifferenceMode(boolean value)
      監視対象のMBeanすべてに共通の差分モード・フラグ値を設定します。
      定義:
      setDifferenceMode、インタフェースGaugeMonitorMBean
      パラメータ:
      value - 差分モード・フラグ値。
      関連項目:
    • getNotificationInfo

      public MBeanNotificationInfo[] getNotificationInfo()
      ゲージ・モニターによって送信される通知のJavaクラス名と通知タイプを含むNotificationInfoオブジェクトを返します。
      定義:
      getNotificationInfo、インタフェースNotificationBroadcaster
      戻り値:
      可能な通知の配列。