B RMIのプロパティ
B.1サーバーのプロパティ
次の表は、サーバーが設定のために使用するプロパティのリストです。 プロパティは通常、アプレットから設定されると制限を受けます。
java.rmi.server.codebase
JVMから発生したクラスのcodebase URLを示す。 codebaseプロパティは、リモート・メソッド呼出しでパラメータまたは戻り値として送信されたオブジェクトのクラスが受信側にロードされるように、JVMから発生するクラスのクラス記述子に情報を付加する。
java.rmi.server.disableHttp
プロキシ経由のファイアウォール経由のRMI呼び出しの実装は、JDK 9では削除されています。
java.rmi.server.hostname
RMIでは、(リモート参照に埋め込まれた)サーバーの位置を指定するのにIPアドレスを使用する。 RMIがローカルJVMにエクスポートされたリモート・オブジェクトを使用するためにホスト名を使う必要がある場合には、このプロパティは完全修飾されたホスト名を指定するために使用される。 このプロパティは、IPアドレスにも設定できる。 デフォルトは非設定。
java.rmi.dgc.leaseValue
RMIランタイムでクライアントがJVMのリモート・オブジェクトの参照を許される最大lease期間を設定する。 デフォルト値は10分。
java.rmi.server.logCalls
true
に設定すると、サーバー呼出しのロギングが残され、標準エラー出力に表示される。 デフォルトはfalse
です。
java.rmi.server.useCodebaseOnly
true
に設定しておくと、RMIがクラスをローディングするときに(CLASSPATH
が使えなければ)、プロパティjava.rmi.server.codebase
で指定されるURLだけを参照してロードする。
java.rmi.server.useLocalHostname
java.rmi.server.hostname
プロパティが設定されておらず、このプロパティが設定されている場合、RMIでは、JVMにエクスポートされたリモート・オブジェクトの(リモート参照に埋め込まれた)位置を指定するのにIPアドレスは使用されない。 その代わり、java.net.InetAddress.getLocalHost
メソッドへの呼出しの値が使用される。
B.2起動プロパティ
RMIアクティブ化メカニズムがシステムから削除されました。
B.3その他のプロパティ
これらのプロパティは、実装パッケージに含まれる、特定の実装クラスが置かれている場所を指定するために使われます。 ノート: これらのプロパティは、いずれも、Java 2 SDK, Standard Edition, v1.2では非推奨です。
java.rmi.loader.packagePrefix
ノート: このプロパティは、Java 2 SDK、Standard Edition、v1.2で非推奨です
インタフェースjava.rmi.server.LoaderHandler
を実装するクラスのためのパッケージ接頭辞。 デフォルト設定はsun.rmi.server
。
java.rmi.registry.packagePrefix
ノート: このプロパティは、Java 2 SDK、Standard Edition、v1.2で非推奨です
インタフェースjava.rmi.registry.RegistryHandler
を実装するクラスのためのパッケージ接頭辞。 デフォルト設定はsun.rmi.registry
。
java.rmi.server.packagePrefix
ノート: このプロパティは、Java 2 SDK、Standard Edition、v1.2で非推奨です
サーバー・パッケージの接頭辞。 前提として、サーバー参照クラスの実装(UnicastRef
やUnicastServerRef
)は接頭辞で指定されるパッケージに置かれる。 デフォルト設定はsun.rmi.server
。