2 コンパイラ・コントロール
コンパイラ・コントロールは、コンパイラ・ディレクティブ・オプションを介してJava仮想マシン(JVM)のコンパイルを制御する方法を提供します。制御のレベルは、実行時に管理可能であり、メソッドによって異なります。
コンパイラ・ディレクティブは、コンパイルを行う方法についてJVMに伝える指示です。ディレクティブは、コンパイル処理の制御において、メソッドに応じた精度を提供します。ディレクティブを使用して、JVM全体を再起動することなく実行できる、小規模で制御可能なJVMコンパイラ・テストを記述できます。ディレクティブを使用して、JVMコンパイラのバグの回避策を作成することもできます。
コマンドラインからプログラムを起動する際、コンパイラ・ディレクティブが含まれるファイルを指定できます。また、診断プログラムを使用して、すでに実行中のプログラムに対してディレクティブの追加と削除を行うこともできます。
コンパイラ・コントロールはCompileCommandを置き換えるもので、下位互換性を有しています。