ProcessBuilderクラス

ProcessBuilderクラスを使用して、オペレーティング・システムのプロセスを作成および起動します。

プロセスの作成および起動方法の例は、「プロセスの作成」を参照してください。ProcessBuilderクラスでは様々なプロセス属性を管理します。次の表にサマリーを示します。

表6-1 ProcessBuilderクラスの属性と関連メソッド

プロセス属性 説明 関連メソッド
コマンド コールする外部プログラム・ファイルとその引数(ある場合)を指定する文字列。
環境 環境変数(およびその値)。これは、初期状態では現在のプロセスのシステム環境のコピーです(System.getEnv()メソッドに関する項を参照)。
作業ディレクトリ デフォルトでは、現在のプロセスの現在の作業ディレクトリです。
標準入力ソース デフォルトでは、プロセスは標準入力をパイプから読み取ります。Process.getOutputStreamメソッドによって返される出力ストリームを使用してこれにアクセスします。
標準出力と標準エラーの出力先 デフォルトでは、プロセスは標準出力と標準エラーをパイプに書き込みます。Process.getInputStreamメソッドとProcess.getErrorStreamメソッドによって返される入力ストリームを使用してこれらにアクセスします。「プロセスからの出力のリダイレクト」の例を参照してください。
redirectErrorStreamプロパティ 標準出力とエラー出力を2つの個別のストリームとして送信する(値をfalseにする)か、エラー出力を標準出力とマージする(値をtrueにする)かを指定します。