jdeprscanの実行

jdeprscanは、アプリケーションでの非推奨JDK API要素の使用をレポートする静的分析ツールです。jdeprscanを実行して、コンパイル済クラス・ファイルまたはjarファイルに発生する可能性がある問題を識別しやすくします。

コンパイラの通知から非推奨のJDK APIを見つけることができます。ただし、JDKのリリースごとに再コンパイルしない場合、警告が抑制されている場合、またはバイナリ・アーティファクトとして配布されるサードパーティのライブラリに依存している場合は、jdeprscanを実行する必要があります。

非推奨APIがJDKから削除される前に、そのAPIへの依存性を発見することが重要です。現在のJDKリリースで、削除される非推奨APIをバイナリで使用しており、再コンパイルしない場合は、通知を受け取りません。今後のJDKリリースでAPIが削除されると、バイナリはランタイムに失敗します。jdeprscanによって、APIが削除される前に、現時点でそれが使用されていることが検出されます。

ツールを実行するための完全な構文と出力の解析方法は、Java Development Kitツール仕様jdeprscanコマンドに関する項を参照してください。