パターンを使用したカスタム・フィルタの設定

単純なケースに役立つパターン・ベースのカスタム・フィルタは、ObjectInputFilter.Config.createFilterメソッドを使用して作成できます。システム・プロパティまたはセキュリティ・プロパティとしてパターン・ベースのフィルタを作成できます。メソッドまたはラムダ式としてパターン・ベースのフィルタを実装すると、柔軟性が向上します。

フィルタ・パターンはクラス、パッケージおよびモジュールの特定の名前を受け入れたり、拒否でき、配列サイズ、グラフ深度、合計参照およびストリーム・サイズに制限を設定できます。パターンは、クラスのスーパータイプまたはインタフェースの名前と一致させることができません。

次の例では、フィルタはexample.Fileクラスを許可し、example.Directoryを拒否します。
ObjectInputFilter filesOnlyFilter =
    ObjectInputFilter.Config.createFilter("example.File;!example.Directory");
この例では、example.Fileのみを許可します。他のすべてのクラス名は拒否されます。
ObjectInputFilter filesOnlyFilter =
    ObjectInputFilter.Config.createFilter("example.File;!*");