モジュール java.desktop
パッケージ java.awt

クラスList

java.lang.Object
java.awt.Component
java.awt.List
すべての実装されたインタフェース:
ImageObserver, ItemSelectable, MenuContainer, Serializable, Accessible

public class List extends Component implements ItemSelectable, Accessible
Listコンポーネントは、ユーザーにテキスト項目のスクロール・リストを提供します。 リストは、1つまたは複数の項目が選択できるように設定できます。

たとえば、次のコードは . . .


 List lst = new List(4, false);
 lst.add("Mercury");
 lst.add("Venus");
 lst.add("Earth");
 lst.add("JavaSoft");
 lst.add("Mars");
 lst.add("Jupiter");
 lst.add("Saturn");
 lst.add("Uranus");
 lst.add("Neptune");
 lst.add("Pluto");
 cnt.add(lst);
 

コンテナがcntの場合は、次のスクロール・リストを作成します。

Venus、Earth、Java Software、およびMarsを含むリストを示す。 Java Softwareが選択されている。

Listが複数選択を許可する場合に、すでに選択されている項目をクリックすると、選択が解除されます。 前の例では、新しいスクロール・リストの作成時に2番目の引数がfalseであるため、スクロール・リストから一度に選択できる項目は1つに限られます。 Listが複数選択を許可しない場合、項目を選択すると、ほかの選択された項目の選択が解除されます。

この例に示されるリストは、可視の4行で作成されます。 リストが作成されると、表示行の数は変更できません。 デフォルトのListは、lst = new List()list = new List(4, false)と同等になるように4行で作成されます。

Java 1.1から、Abstract Window Toolkitは、Listオブジェクトにそこで発生するすべてのマウス、キーボード、フォーカス・イベントを送ります。 下位互換性のために古いAWTイベント・モデルが保持されていますが、それを使用することは非推奨です。

ユーザーによって項目が選択または選択解除されるときには、AWTはItemEventのインスタンスをリストに送ります。 ユーザーがスクロール・リストの項目をダブルクリックすると、AWTは項目イベントに続いてActionEventのインスタンスをリストに送ります。 AWTは同時に、リスト内の項目が選択されている間にReturnキーが押されるとアクション・イベントを生成します。

ユーザーが選択したかまたはアクティブ化したこのリスト内の項目に基づいてアプリケーションが特定のアクションを実行しようとする場合は、ItemListenerまたはActionListenerを必要に応じて実装して、このリストからイベントを受け取る新しいリスナーを登録します。

複数選択のスクロール・リストでは、それは外部のジェスチャ(ボタンのクリックなど)を使ってアクションをトリガーするのに最適なユーザー・インタフェースと見なされます。

導入されたバージョン:
1.0
関連項目: