モジュール java.desktop
パッケージ java.awt.font

クラスGlyphJustificationInfo

java.lang.Object
java.awt.font.GlyphJustificationInfo

public final class GlyphJustificationInfo extends Object
GlyphJustificationInfoクラスは、グリフの位置揃えのプロパティに関する情報を示します。 グリフとは、1つまたは複数の文字の視覚的な表現です。 単一文字または複数の文字の組み合わせを表現するために、さまざまな多くのグリフを使うことができます。 GlyphJustificationInfoで表される4つの位置揃えプロパティは、ウエイト、プライオリティ、アブソーブ、およびリミットです。

ウエイトは、行にあるグリフの全体的な重みを表します。 通常、ウエイトはフォントのサイズに正比例します。 グリフのウエイトが重いほど、それに応じてより大きな間が割り当てられます。

プライオリティは、このグリフを使う位置揃えの段階を指定します。 プライオリティが同じグリフはすべて、次のプライオリティのグリフよりも先に処理されます。 領域上のすべての変更を、あるプライオリティのグリフ全体でリミットを超えずに配分できる場合は、次のプライオリティのグリフを調べることはありません。 プライオリティには、kashida、whitespace、interchar、およびnoneの4種類があります。 KASHIDAが最初に調べられるプライオリティで、 NONEが最後になります。

アブソーブ(吸収)は、グリフが領域内のすべての変更を吸収するかどうかを指定します。 任意のプライオリティで、領域でのすべての変更を吸収するグリフがあってもかまいません。 そのようなグリフがある場合、以後のプライオリティにあるグリフは一切調べません。

リミットは、グリフが変化できる量の最大値、あるいは最小値を指定します。 グリフの右側と左側で、リミットが異なる場合もあります。

GlyphJustificationInfoは、伸張収縮という2つのメトリックスを表します。 伸張メトリックスは、行にあるグリフをより広い幅に合わせて空ける場合に使い、 収縮メトリックスは、より狭い幅に合わせてグリフを詰めるときに使います。