モジュール java.desktop

パッケージ java.beans.beancontext

クラスBeanContextChildSupport

java.lang.Object

java.beans.beancontext.BeanContextChildSupport

すべての実装されたインタフェース:

BeanContextChild, BeanContextServiceRevokedListener, BeanContextServicesListener, Serializable, EventListener

直系の既知のサブクラス:

BeanContextSupport

public class BeanContextChildSupport extends Object implements BeanContextChild, BeanContextServicesListener, Serializable

BeanContextChildプロトコルの実装をサポートするための一般的なサポート・クラスです。 このクラスは、直接サブクラス化されるか、あるいはカプセル化されて委譲されることにより、指定されたコンポーネント用としてこのインタフェースを実装します。

導入されたバージョン:

1.2

関連項目:

• BeanContext
• BeanContextServices
• BeanContextChild
• 直列化された形式

フィールドのサマリー

フィールド

修飾子と型	フィールド	説明
protected BeanContext	beanContext	Beanコンテキストです。
BeanContextChild	beanContextChildPeer	このBeanContextChildが入れ子になっているBeanContext。
protected PropertyChangeSupport	pcSupport	このBeanContextChildSupportに関連付けられたPropertyChangeSupport。
protected boolean	rejectedSetBCOnce	試行されたsetBeanContext操作に対してスローされたPropertyChangeVetoExceptionが少なくとも1つあることを示すフラグ。
protected VetoableChangeSupport	vcSupport	このBeanContextChildSupportに関連付けられたVetoableChangeSupport。

コンストラクタのサマリー

コンストラクタ

コンストラクタ	説明
BeanContextChildSupport()	JavaBeanコンポーネント自体を実装するために、このクラスのサブクラス化が行われたBeanContextChildSupportを構築します。
BeanContextChildSupport(BeanContextChild bcc)	JavaBeanコンポーネント自体がBeanContextChildを実装し、これをカプセル化しているBeanContextChildSupportを構築します。BeanContextChildインタフェースはこの実装に委譲されます。

メソッドのサマリー

修飾子と型	メソッド	説明
void	addPropertyChangeListener(String name, PropertyChangeListener pcl)	特定のプロパティのPropertyChangeListenerを追加します。
void	addVetoableChangeListener(String name, VetoableChangeListener vcl)	特定のプロパティのVetoableChangeListenerを追加します。
void	firePropertyChange(String name, Object oldValue, Object newValue)	登録されているすべてのリスナーにバウンド・プロパティの更新を通知します。
void	fireVetoableChange(String name, Object oldValue, Object newValue)	登録されているすべてのリスナーに拒否可能プロパティの更新を通知します。
BeanContext	getBeanContext()	このBeanContextChildSupportの入れ子になっているBeanContextを取得します。
BeanContextChild	getBeanContextChildPeer()	このBeanContextChildSupportに関連付けられたBeanContextChildを取得します。
protected void	initializeBeanContextResources()	このメソッドは、独自の初期化動作を提供するためにサブクラスによってオーバーライドされることがあります。
boolean	isDelegated()	このクラスがほかのクラスの委譲であるかどうかを報告します。
protected void	releaseBeanContextResources()	このメソッドは、独自の解放動作を提供するためにサブクラスによってオーバーライドされることがあります。
void	removePropertyChangeListener(String name, PropertyChangeListener pcl)	特定のプロパティのPropertyChangeListenerを削除します。
void	removeVetoableChangeListener(String name, VetoableChangeListener vcl)	VetoableChangeListenerを削除します。
void	serviceAvailable(BeanContextServiceAvailableEvent bcsae)	入れ子になっているBeanContextから新しいサービスを使用できます。
void	serviceRevoked(BeanContextServiceRevokedEvent bcsre)	入れ子になっているBeanContextによって提供されるサービスが無効になっています。
void	setBeanContext(BeanContext bc)	このBeanContextChildSupportのBeanContextを設定します。
boolean	validatePendingSetBeanContext(BeanContext newValue)	入れ子になっているBeanContextプロパティ値の保留中の変更を検証するなどの目的でsetBeanContextから呼び出されます。

クラスjava.lang.Objectで宣言されたメソッド

clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait

フィールド詳細

beanContextChildPeer

public BeanContextChild beanContextChildPeer

このBeanContextChildが入れ子になっているBeanContext。

pcSupport

protected PropertyChangeSupport pcSupport

このBeanContextChildSupportに関連付けられたPropertyChangeSupport。

vcSupport

protected VetoableChangeSupport vcSupport

このBeanContextChildSupportに関連付けられたVetoableChangeSupport。

beanContext

protected transient BeanContext beanContext

Beanコンテキストです。

rejectedSetBCOnce

protected transient boolean rejectedSetBCOnce

試行されたsetBeanContext操作に対してスローされたPropertyChangeVetoExceptionが少なくとも1つあることを示すフラグ。

コンストラクタの詳細

BeanContextChildSupport

public BeanContextChildSupport()

JavaBeanコンポーネント自体を実装するために、このクラスのサブクラス化が行われたBeanContextChildSupportを構築します。

BeanContextChildSupport

public BeanContextChildSupport(BeanContextChild bcc)

JavaBeanコンポーネント自体がBeanContextChildを実装し、これをカプセル化しているBeanContextChildSupportを構築します。BeanContextChildインタフェースはこの実装に委譲されます。

パラメータ:

bcc - 基礎となるBeanContextChild

メソッドの詳細

setBeanContext

public void setBeanContext(BeanContext bc) throws PropertyVetoException

このBeanContextChildSupportのBeanContextを設定します。

定義:

setBeanContext、インタフェースBeanContextChild

パラメータ:

bc - BeanContextプロパティに割り当てる新しい値

例外:

PropertyVetoException - 変更が拒否された場合

getBeanContext

public BeanContext getBeanContext()

このBeanContextChildSupportの入れ子になっているBeanContextを取得します。

定義:

getBeanContext、インタフェースBeanContextChild

戻り値:

このBeanContextChildSupportの入れ子になっているBeanContext。

addPropertyChangeListener

public void addPropertyChangeListener(String name, PropertyChangeListener pcl)

特定のプロパティのPropertyChangeListenerを追加します。 同じリスナー・オブジェクトを複数回追加できます。 各プロパティでは、リスナーがそのプロパティに追加された回数だけリスナーが呼び出されます。 nameまたはpclがnullの場合、例外はスローされず、何も処理は行われません。

定義:

addPropertyChangeListener、インタフェースBeanContextChild

パラメータ:

name - 待機しているプロパティの名前

pcl - 追加するPropertyChangeListener

removePropertyChangeListener

public void removePropertyChangeListener(String name, PropertyChangeListener pcl)

特定のプロパティのPropertyChangeListenerを削除します。 指定したプロパティの同じイベント・ソースにpclが2回以上追加された場合は、削除されたあとに1回少ない通知が行われます。 nameがnullの場合、例外はスローされず、何も処理は行われません。 pclがnullの場合、または指定されたプロパティに追加されなかった場合、例外はスローされず、何も処理は行われません。

定義:

removePropertyChangeListener、インタフェースBeanContextChild

パラメータ:

name - 待機していたプロパティの名前

pcl - 削除されるPropertyChangeListener

addVetoableChangeListener

public void addVetoableChangeListener(String name, VetoableChangeListener vcl)

特定のプロパティのVetoableChangeListenerを追加します。 同じリスナー・オブジェクトを複数回追加できます。 各プロパティでは、リスナーがそのプロパティに追加された回数だけリスナーが呼び出されます。 nameまたはvclがnullの場合、例外はスローされず、何も処理は行われません。

定義:

addVetoableChangeListener、インタフェースBeanContextChild

パラメータ:

name - 待機しているプロパティの名前

vcl - 追加するVetoableChangeListener

removeVetoableChangeListener

public void removeVetoableChangeListener(String name, VetoableChangeListener vcl)

VetoableChangeListenerを削除します。 指定したプロパティの同じイベント・ソースにpclが2回以上追加された場合は、削除されたあとに1回少ない通知が行われます。 nameがnullの場合、例外はスローされず、何も処理は行われません。 vclがnullの場合、または指定されたプロパティに追加されなかった場合、例外はスローされず、何も処理は行われません。

定義:

removeVetoableChangeListener、インタフェースBeanContextChild

パラメータ:

name - 待機していたプロパティの名前

vcl - 削除するVetoableChangeListener

serviceRevoked

public void serviceRevoked(BeanContextServiceRevokedEvent bcsre)

入れ子になっているBeanContextによって提供されるサービスが無効になっています。 サブクラスは、独自の動作を実装するためにこのメソッドをオーバーライドできます。

定義:

serviceRevoked、インタフェースBeanContextServiceRevokedListener

パラメータ:

bcsre - サービスの取消しの結果としてトリガーされたBeanContextServiceRevokedEvent

serviceAvailable

public void serviceAvailable(BeanContextServiceAvailableEvent bcsae)

入れ子になっているBeanContextから新しいサービスを使用できます。 サブクラスは、独自の動作を実装するためにこのメソッドをオーバーライドできます。

定義:

serviceAvailable、インタフェースBeanContextServicesListener

パラメータ:

bcsae - サービスが使用可能になった結果としてトリガーされたBeanContextServiceAvailableEvent

getBeanContextChildPeer

public BeanContextChild getBeanContextChildPeer()

このBeanContextChildSupportに関連付けられたBeanContextChildを取得します。

戻り値:

このクラスのBeanContextChildピア

isDelegated

public boolean isDelegated()

このクラスがほかのクラスの委譲であるかどうかを報告します。

戻り値:

このクラスがほかのクラスの委譲である場合はtrue

firePropertyChange

public void firePropertyChange(String name, Object oldValue, Object newValue)

登録されているすべてのリスナーにバウンド・プロパティの更新を通知します。 古い値と新しい値が等しく、nullでない場合、イベントはトリガーされません。

パラメータ:

name - 変更されたプロパティのプログラム名

oldValue - プロパティの古い値

newValue - プロパティの新しい値

fireVetoableChange

public void fireVetoableChange(String name, Object oldValue, Object newValue) throws PropertyVetoException

登録されているすべてのリスナーに拒否可能プロパティの更新を通知します。 変更が拒否された場合は、すべてを古い値へ戻す新しいイベントをトリガーしてから、再度PropertyVetoExceptionをスローします。

古い値と新しい値が等しく、nullでない場合、イベントはトリガーされません。

パラメータ:

name - 変更されるプロパティのプログラム名

oldValue - プロパティの古い値

newValue - プロパティの新しい値

例外:

PropertyVetoException - 受け取り側がプロパティ変更をロールバックすることを望んでいる場合。

validatePendingSetBeanContext

public boolean validatePendingSetBeanContext(BeanContext newValue)

入れ子になっているBeanContextプロパティ値の保留中の変更を検証するなどの目的でsetBeanContextから呼び出されます。 falseが返されると、setBeanContextはPropertyVetoExceptionをスローします。

パラメータ:

newValue - BeanContextプロパティに要求されている新しい値

戻り値:

変更操作が拒否される場合はtrue

releaseBeanContextResources

protected void releaseBeanContextResources()

このメソッドは、独自の解放動作を提供するためにサブクラスによってオーバーライドされることがあります。 このメソッドを呼び出すと、オブジェクトはそのBeanContext内で入れ子ではなくなっているため、現在のBeanContextプロパティから取得され、このインスタンスによって保持されているすべてのリソースが解放されます。

initializeBeanContextResources

protected void initializeBeanContextResources()

このメソッドは、独自の初期化動作を提供するためにサブクラスによってオーバーライドされることがあります。 呼び出されると、BeanContextChildによって要求されるすべてのリソースが現在のBeanContextプロパティから取得されます。