モジュール java.desktop

クラスMediaPrintableArea

java.lang.Object
javax.print.attribute.standard.MediaPrintableArea
すべての実装されたインタフェース:
Serializable, Attribute, DocAttribute, PrintJobAttribute, PrintRequestAttribute

public final class MediaPrintableArea extends Object implements DocAttribute, PrintRequestAttribute, PrintJobAttribute
クラスMediaPrintableAreaは、メディアの印刷可能領域と印刷不能領域を区別するために使用される印刷属性です。

印刷可能領域は媒体の寸法内に収まる矩形として指定します。

ほとんどのプリンタにはハードウェア上の制限があり、媒体の表面全体に印刷することはできません。 このクラスは印刷ジョブの許容値照会、印刷ジョブで使用できる印刷可能領域の制限内での領域要求に使用できます。

印刷可能領域を照会する場合、クライアント側で適切なコンテキストを提供する必要があります。 少なくとも使用する媒体のサイズが指定されていなければ、印刷可能領域として有効な値を取得することはできません。

この属性は用紙の端からの距離としては記述されません。この理由の1つとしてあげられるのは、この属性は特定の媒体と関連したものであることを強調するためです。この属性は他の属性選択のコンテキスト内で記述する必要があります。 またクライアント側の処理も印刷可能領域を指定するほうが通常は容易になります。

ハードウェアの最小マージンはプリンタのプロパティだけでなく、媒体のサイズ、方向、タイプ、および指定された仕上げなどの影響を受けます。 PrintServiceが提供するメソッドで、適切なコンテキストで属性のサポートされる値を照会できます。PrintService.getSupportedAttributeValues()を参照してください

矩形の印刷可能領域を決定する場合、要求しているコンテキスト内で指定されている方向に関わらず、ポートレート・モードで印刷する場合の用紙の左上位置が原点となり、その座標(x,y)が設定されます。 たとえばA4サイズ用紙の印刷可能領域は、ポートレート・モードおよびランドスケープ・モードのどちらの場合でも、高さが幅より大きくなります。

印刷可能領域属性の値は、整数型としてミクロン(µm)単位で内部に格納されます。ここで、1ミクロン= 10-6メートル= 1/1000ミリメートル= 1/25400インチです。 これにより、寸法を1/1000 mm (= 1µm)または1/100インチ(= 254µm)の精度で正確に表すことができます。 小数点以下のインチを2の負のべき乗で表す場合、寸法を1/8インチ(= 3175µm)精度で表すことはできますが、1/16インチ精度で表すことはできません(1/16インチがµmの積分値と一致しないため)。

IPP互換性: MediaPrintableAreaはIPP属性ではありません。

関連項目: