モジュール java.desktop
パッケージ javax.sound.midi

インタフェースMidiChannel


public interface MidiChannel
MidiChannelオブジェクトは単一のMIDIチャネルを表します。 通常、各MidiChannelメソッドは、MIDI仕様で定義された「チャネル音声」、「チャネル・モード」などのMIDIのメッセージを処理します。 ただし、MidiChannelには、標準MIDIチャネル・メッセージの1つによって最後に設定された値を検索する「get」メソッドもあります。 同様に、チャネル別ソロ・メソッドおよびミュート・メソッドも追加されています。

Synthesizerオブジェクトには、MidiChannelsのコレクションがあり、通常は、MIDI 1.0仕様で規定されている16のチャネルごとに1つずつあります。 Synthesizerは、MidiChannelsnoteOnメッセージを受信した場合にサウンドを生成します。

MIDIチャネル・メッセージの規定動作については、ここでは詳しく述べませんので、MIDI 1.0仕様を参照してください。 仕様はMIDI Reference: The Complete MIDI 1.0 Detailed Specificationという名前で、MIDI製造業者関連付け (http://www.midi.org)によって発行されます。

MIDIはもともとキーボード・ミュージシャンの動きを伝えるプロトコルでした。 その原形はMidiChannel APIに見ることができます。APIにはキー番号、キー・ベロシティ、キー・プレッシャなどのMIDIの概念が保持されています。 MIDIデータは必ずしもキーボード奏者によって演奏される必要はない、ということを理解しておく必要があります(音源は他の楽器のミュージシャンでもソフトウェアでも可)。 ノートがどのように演奏されたかにかかわらず、ベロシティとプレッシャに一定の値を生成するデバイスもあります。 また、MIDI仕様では、実装側に適した方法でシンセサイザがデータを使用できるようになっている部分も多くあります。 たとえば、ベロシティ・データを音量または明るさ、あるいはその両方に常にマップする必要はありません。

関連項目: