モジュール java.desktop

パッケージ javax.sound.midi

クラスShortMessage

java.lang.Object

javax.sound.midi.MidiMessage

javax.sound.midi.ShortMessage

すべての実装されたインタフェース:

Cloneable

public class ShortMessage extends MidiMessage

ShortMessageには、ステータス・バイトのあとに2バイトまでのデータ・バイトが続くMIDIメッセージが格納されます。 これの基準を満たすMIDIメッセージには、チャネル・ボイス、チャネル・モード、システム・コモン、システム・リアルタイムの各形式、つまりシステム・エクスクルーシブとメタイベントを除くすべてが含まれます。 ShortMessageクラスでは、MIDIメッセージの内容を取得および設定するメソッドが提供されます。

ShortMessageのいくつかのメソッドには、MIDIのステータス・バイトまたはデータ・バイトを指定するための整数型パラメータがあります。 数値がわかっている場合は、それを直接指定できます。 システム・コモン・メッセージおよびシステム・リアルタイム・メッセージでは、多くの場合SYSTEM_RESETなどの、対応するShortMessageのフィールドを使用できます。 チャネル・メッセージでは、ステータス・バイトの上位4ビットをコマンド値によって指定し、下位4ビットをMIDIチャネル番号によって指定します。 Javaの符号付きバイトの形式の受信MIDIデータ・バイトを変換するには、MidiMessageクラスの説明にある「変換コード」を使用できます。

関連項目:

• SysexMessage
• MetaMessage

フィールドのサマリー

フィールド

修飾子と型	フィールド	説明
static final int	ACTIVE_SENSING	アクティブ・センシング・メッセージのステータス・バイト(0xFEまたは254)です。
static final int	CHANNEL_PRESSURE	チャネル圧力のコマンド値(アフター・タッチ) message (0xD0または208)。
static final int	CONTINUE	コンティニュー・メッセージのステータス・バイト(0xFBまたは251)です。
static final int	CONTROL_CHANGE	コントロール・チェンジ・メッセージのコマンド値(0xB0または176).です。
static final int	END_OF_EXCLUSIVE	エンド・オブ・システム・エクスクルーシブ・メッセージのステータス・バイト(0xF7または247)です。
static final int	MIDI_TIME_CODE	MIDIタイム・コード・クォータ・フレーム・メッセージのステータス・バイト(0xF1または241)です。
static final int	NOTE_OFF	ノート・オフメッセージのコマンド値(0x80または128).です。
static final int	NOTE_ON	ノート・オンメッセージのコマンド値(0x90または144).です。
static final int	PITCH_BEND	ピッチ・ベンド・メッセージのコマンド値(0xE0または224).です。
static final int	POLY_PRESSURE	Polyphonic Key Pressureのコマンド値(アフター・タッチ) message (0xA0または160)。
static final int	PROGRAM_CHANGE	プログラム・チェンジ・メッセージのコマンド値(0xC0または192).です。
static final int	SONG_POSITION_POINTER	ソング・ポジション・ポインタ・メッセージのステータス・バイト(0xF2または242)です。
static final int	SONG_SELECT	MIDIソング・セレクト・メッセージのステータス・バイト(0xF3または243)です。
static final int	START	スタート・メッセージのステータス・バイト(0xFAまたは250)です。
static final int	STOP	ストップ・メッセージのステータス・バイト(0xFCまたは252)です。
static final int	SYSTEM_RESET	システム・リセット・メッセージのステータス・バイト(0xFFまたは255)です。
static final int	TIMING_CLOCK	タイミング・クロック・メッセージのステータス・バイト(0xF8または248)です。
static final int	TUNE_REQUEST	チューン・リクエスト・メッセージのステータス・バイト(0xF6または246)です。

クラスjavax.sound.midi.MidiMessageで宣言されたフィールド

data, length

コンストラクタのサマリー

コンストラクタ

修飾子	コンストラクタ	説明
	ShortMessage()	新しいShortMessageを構築します。
protected	ShortMessage(byte[] data)	新しいShortMessageを構築します。
	ShortMessage(int status)	データ・バイトを必要としないMIDIメッセージを表すShortMessageを新しく構築します。
	ShortMessage(int status, int data1, int data2)	データ・バイト2つで構成されるMIDIメッセージを表すShortMessageを新しく構築します。
	ShortMessage(int command, int channel, int data1, int data2)	データ・バイト2つで構成されるチャネルMIDIメッセージを表すShortMessageを新しく構築します。

メソッドのサマリー

修飾子と型	メソッド	説明
Object	clone()	このオブジェクトと同じクラスで、同じ内容の新しいオブジェクトを作成します。
int	getChannel()	このイベントに関連したMIDIチャネルを取得します。
int	getCommand()	このイベントに関連したMIDIコマンドを取得します。
int	getData1()	メッセージの第1データ・バイトを取得します。
int	getData2()	メッセージの第2データ・バイトを取得します。
protected final int	getDataLength(int status)	特定のステータス・バイト値に関連したデータ・バイト数を取得します。
void	setMessage(int status)	データ・バイトを必要としないMIDIメッセージのパラメータを設定します。
void	setMessage(int status, int data1, int data2)	データ・バイト1つまたは2つで構成されるMIDIメッセージのパラメータを設定します。
void	setMessage(int command, int channel, int data1, int data2)	データ・バイト2つで構成されるチャネル・メッセージにショート・メッセージ・パラメータを設定します。

クラスjavax.sound.midi.MidiMessageで宣言されたメソッド

getLength, getMessage, getStatus, setMessage

クラスjava.lang.Objectで宣言されたメソッド

equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait

フィールド詳細

MIDI_TIME_CODE

public static final int MIDI_TIME_CODE

MIDIタイム・コード・クォータ・フレーム・メッセージのステータス・バイト(0xF1または241)です。

関連項目:

• MidiMessage.getStatus()
• 定数フィールド値

SONG_POSITION_POINTER

public static final int SONG_POSITION_POINTER

ソング・ポジション・ポインタ・メッセージのステータス・バイト(0xF2または242)です。

関連項目:

• MidiMessage.getStatus()
• 定数フィールド値

SONG_SELECT

public static final int SONG_SELECT

MIDIソング・セレクト・メッセージのステータス・バイト(0xF3または243)です。

関連項目:

• MidiMessage.getStatus()
• 定数フィールド値

TUNE_REQUEST

public static final int TUNE_REQUEST

チューン・リクエスト・メッセージのステータス・バイト(0xF6または246)です。

関連項目:

• MidiMessage.getStatus()
• 定数フィールド値

END_OF_EXCLUSIVE

public static final int END_OF_EXCLUSIVE

エンド・オブ・システム・エクスクルーシブ・メッセージのステータス・バイト(0xF7または247)です。

関連項目:

• MidiMessage.getStatus()
• 定数フィールド値

TIMING_CLOCK

public static final int TIMING_CLOCK

タイミング・クロック・メッセージのステータス・バイト(0xF8または248)です。

関連項目:

• MidiMessage.getStatus()
• 定数フィールド値

START

public static final int START

スタート・メッセージのステータス・バイト(0xFAまたは250)です。

関連項目:

• MidiMessage.getStatus()
• 定数フィールド値

CONTINUE

public static final int CONTINUE

コンティニュー・メッセージのステータス・バイト(0xFBまたは251)です。

関連項目:

• MidiMessage.getStatus()
• 定数フィールド値

STOP

public static final int STOP

ストップ・メッセージのステータス・バイト(0xFCまたは252)です。

関連項目:

• MidiMessage.getStatus()
• 定数フィールド値

ACTIVE_SENSING

public static final int ACTIVE_SENSING

アクティブ・センシング・メッセージのステータス・バイト(0xFEまたは254)です。

関連項目:

• MidiMessage.getStatus()
• 定数フィールド値

SYSTEM_RESET

public static final int SYSTEM_RESET

システム・リセット・メッセージのステータス・バイト(0xFFまたは255)です。

関連項目:

• MidiMessage.getStatus()
• 定数フィールド値

NOTE_OFF

public static final int NOTE_OFF

ノート・オフメッセージのコマンド値(0x80または128).です。

関連項目:

• 定数フィールド値

NOTE_ON

public static final int NOTE_ON

ノート・オンメッセージのコマンド値(0x90または144).です。

関連項目:

• 定数フィールド値

POLY_PRESSURE

public static final int POLY_PRESSURE

Polyphonic Key Pressureのコマンド値(アフター・タッチ) message (0xA0または160)。

関連項目:

• 定数フィールド値

CONTROL_CHANGE

public static final int CONTROL_CHANGE

コントロール・チェンジ・メッセージのコマンド値(0xB0または176).です。

関連項目:

• 定数フィールド値

PROGRAM_CHANGE

public static final int PROGRAM_CHANGE

プログラム・チェンジ・メッセージのコマンド値(0xC0または192).です。

関連項目:

• 定数フィールド値

CHANNEL_PRESSURE

public static final int CHANNEL_PRESSURE

チャネル圧力のコマンド値(アフター・タッチ) message (0xD0または208)。

関連項目:

• 定数フィールド値

PITCH_BEND

public static final int PITCH_BEND

ピッチ・ベンド・メッセージのコマンド値(0xE0または224).です。

関連項目:

• 定数フィールド値

コンストラクタの詳細

ShortMessage

public ShortMessage()

新しいShortMessageを構築します。 新しいメッセージの内容には、有効なMIDIメッセージが指定されることが保証されます。 構築後にメッセージの内容を設定するには、setMessageメソッドの1つを使用します。

関連項目:

• setMessage(int)

ShortMessage

public ShortMessage(int status) throws InvalidMidiDataException

データ・バイトを必要としないMIDIメッセージを表すShortMessageを新しく構築します。 メッセージの内容は、setMessageメソッドの1つを使用して変更できます。

パラメータ:

status - MIDIステータス・バイト

例外:

InvalidMidiDataException - statusで、データ・バイトを必要としないメッセージに対して有効なMIDIステータス・バイトが指定されていない場合

導入されたバージョン:

1.7

関連項目:

• setMessage(int)
• setMessage(int, int, int)
• setMessage(int, int, int, int)
• MidiMessage.getStatus()

ShortMessage

public ShortMessage(int status, int data1, int data2) throws InvalidMidiDataException

データ・バイト2つで構成されるMIDIメッセージを表すShortMessageを新しく構築します。 データ・バイト1つだけで構成されるメッセージの場合は、2番目のデータ・バイトが無視されます。 データ・バイトなしのメッセージの場合は、両方のデータ・バイトが無視されます。 メッセージの内容は、setMessageメソッドの1つを使用して変更できます。

パラメータ:

status - MIDIステータス・バイト

data1 - 第1データ・バイト

data2 - 第2データ・バイト

例外:

InvalidMidiDataException - メッセージを構成するステータス・バイトまたはすべてのデータ・バイトが有効なMIDIメッセージを指定していない場合

導入されたバージョン:

1.7

関連項目:

• setMessage(int)
• setMessage(int, int, int)
• setMessage(int, int, int, int)
• MidiMessage.getStatus()
• getData1()
• getData2()

ShortMessage

public ShortMessage(int command, int channel, int data1, int data2) throws InvalidMidiDataException

データ・バイト2つで構成されるチャネルMIDIメッセージを表すShortMessageを新しく構築します。 データ・バイト1つだけで構成されるメッセージの場合は、2番目のデータ・バイトが無視されます。 データ・バイトなしのメッセージの場合は、両方のデータ・バイトが無視されます。 メッセージの内容は、setMessageメソッドの1つを使用して変更できます。

パラメータ:

command - このメッセージで表されるMIDIコマンド

channel - メッセージに関連したチャネル

data1 - 第1データ・バイト

data2 - 第2データ・バイト

例外:

InvalidMidiDataException - メッセージを構成するコマンド値、チャネル値、またはすべてのデータ・バイトが有効なMIDIメッセージを指定していない場合

導入されたバージョン:

1.7

関連項目:

• setMessage(int)
• setMessage(int, int, int)
• setMessage(int, int, int, int)
• getCommand()
• getChannel()
• getData1()
• getData2()

ShortMessage

protected ShortMessage(byte[] data)

新しいShortMessageを構築します。

パラメータ:

data - 詳細なメッセージを含むバイトの配列。 メッセージ・データはsetMessageメソッドを使って変更できる。

関連項目:

• setMessage(int)

メソッドの詳細

setMessage

public void setMessage(int status) throws InvalidMidiDataException

データ・バイトを必要としないMIDIメッセージのパラメータを設定します。

パラメータ:

status - MIDIステータス・バイト

例外:

InvalidMidiDataException - statusで、データ・バイトを必要としないメッセージに対して有効なMIDIステータス・バイトが指定されていない場合

関連項目:

• setMessage(int, int, int)
• setMessage(int, int, int, int)

setMessage

public void setMessage(int status, int data1, int data2) throws InvalidMidiDataException

データ・バイト1つまたは2つで構成されるMIDIメッセージのパラメータを設定します。 データ・バイト1つで構成されるメッセージの場合は2番目のデータ・バイトが無視され、データ・バイトなしのメッセージの場合は両方のデータ・バイトが無視されます。

パラメータ:

status - MIDIステータス・バイト

data1 - 第1データ・バイト

data2 - 第2データ・バイト

例外:

InvalidMidiDataException - ステータス・バイト、またはメッセージに属するすべてのデータ・バイトが、有効なMIDIメッセージを指定しない場合

関連項目:

• setMessage(int, int, int, int)
• setMessage(int)

setMessage

public void setMessage(int command, int channel, int data1, int data2) throws InvalidMidiDataException

データ・バイト2つで構成されるチャネル・メッセージにショート・メッセージ・パラメータを設定します。 データ・バイト1つだけで構成されるメッセージの場合は2番目のデータ・バイトが無視され、データ・バイトなしのメッセージの場合は両方のデータ・バイトが無視されます。

パラメータ:

command - このメッセージで表されるMIDIコマンド

channel - メッセージに関連したチャネル

data1 - 第1データ・バイト

data2 - 第2データ・バイト

例外:

InvalidMidiDataException - メッセージを構成するステータス・バイトまたはすべてのデータ・バイトが有効なMIDIメッセージを指定していない場合

関連項目:

• setMessage(int, int, int)
• setMessage(int)
• getCommand()
• getChannel()
• getData1()
• getData2()

getChannel

public int getChannel()

このイベントに関連したMIDIチャネルを取得します。 このメソッドでは、イベントがMIDIチャネル・メッセージであることが想定されています。イベントがMIDIチャネル・メッセージでない場合には、戻り値は意味のあるものにはなりません。

戻り値:

メッセージに関連したMIDIチャネル

関連項目:

• setMessage(int, int, int, int)

getCommand

public int getCommand()

このイベントに関連したMIDIコマンドを取得します。 このメソッドでは、イベントがMIDIチャネル・メッセージであることが想定されています。イベントがMIDIチャネル・メッセージでない場合には、戻り値は意味のあるものにはなりません。

戻り値:

このイベントに関連したMIDIコマンド

関連項目:

• setMessage(int, int, int, int)

getData1

public int getData1()

メッセージの第1データ・バイトを取得します。

戻り値:

data1フィールドの値

関連項目:

• setMessage(int, int, int)

getData2

public int getData2()

メッセージの第2データ・バイトを取得します。

戻り値:

data2フィールドの値

関連項目:

• setMessage(int, int, int)

clone

public Object clone()

このオブジェクトと同じクラスで、同じ内容の新しいオブジェクトを作成します。

定義:

clone、クラスMidiMessage

戻り値:

このインスタンスの複製

関連項目:

• Cloneable

getDataLength

protected final int getDataLength(int status) throws InvalidMidiDataException

特定のステータス・バイト値に関連したデータ・バイト数を取得します。

パラメータ:

status - ショートMIDIメッセージを表すステータス・バイト値

戻り値:

バイト単位のデータ長(0、1、または2)

例外:

InvalidMidiDataException - status引数でショート・メッセージのステータス・バイトを指定していない場合