モジュール java.desktop

パッケージ javax.swing.plaf.synth

クラスSynthLookAndFeel

java.lang.Object

javax.swing.LookAndFeel

javax.swing.plaf.basic.BasicLookAndFeel

javax.swing.plaf.synth.SynthLookAndFeel

すべての実装されたインタフェース:

Serializable

直系の既知のサブクラス:

NimbusLookAndFeel

public class SynthLookAndFeel extends BasicLookAndFeel

SynthLookAndFeelは、カスタマイズされたLook & Feelを作成するための基礎を提供します。 SynthLookAndFeelは直接外観を提供しないため、ペイントはすべて委譲されます。 load(java.io.InputStream, java.lang.Class<?>)メソッドを介して構成ファイルを指定するか、独自のSynthStyleFactoryをsetStyleFactory(javax.swing.plaf.synth.SynthStyleFactory)に提供する必要があります。 ファイルをロードする例については、パッケージのサマリーを参照してください。独自のSynthStyleFactoryをsetStyleFactoryに提供する例については、SynthStyleFactoryを参照してください。

SynthIconインタフェースは、指定されたSynthContextでアイコンを描画できるpaintIcon(synthContext, graphics, x, y, width, height)メソッドを提供します。

警告: このクラスは、BasicLookAndFeelを拡張する副作用としてSerializableを実装します。 直列化を目的とはしていません。 直列化を試みると、NotSerializableExceptionがスローされます。

導入されたバージョン:

1.5

コンストラクタのサマリー

コンストラクタ

コンストラクタ	説明
SynthLookAndFeel()	SynthLookAndFeelを作成します。

メソッドのサマリー

修飾子と型	メソッド	説明
static ComponentUI	createUI(JComponent c)	渡されたJComponentに対してSynthのLook & FeelのComponentUIを作成します。
UIDefaults	getDefaults()	このSynthLookAndFeelのデフォルトを返します。
String	getDescription()	SynthLookAndFeelのテキスト形式の説明を返します。
String	getID()	このルック・アンド・フィールを識別する文字列を返します。
String	getName()	このLook & Feelを識別する短い文字列を返します。
static Region	getRegion(JComponent c)	JComponent cのRegionを返します。
static SynthStyle	getStyle(JComponent c, Region region)	指定されたコンポーネントの指定された領域のSynthStyleを取得します。
static SynthStyleFactory	getStyleFactory()	現在のSynthStyleFactoryを返します。
void	initialize()	このLook & FeelがインストールされるときにUIManagerによって呼び出されます。
boolean	isNativeLookAndFeel()	falseを返します(SynthLookAndFeelはネイティブなLook & Feelではありません)。
boolean	isSupportedLookAndFeel()	trueを返します(SynthLookAndFeelは常にサポートされています)。
void	load(InputStream input, Class<?> resourceBase)	このSynthLookAndFeelで使用されるSynthStyleのセットをロードします。
void	load(URL url)	削除予定のため非推奨: このAPI要素は、将来のバージョンで削除される可能性があります。 かわりにload(InputStream, Class)またはsetStyleFactory(SynthStyleFactory)を使用
static void	setStyleFactory(SynthStyleFactory cache)	Synthによって提供されたUIクラスがSynthStyleの取得に使用するSynthStyleFactoryを設定します。
boolean	shouldUpdateStyleOnAncestorChanged()	JComponentの上位クラスのコンポーネントが変更されたときに、UIがそのSynthStylesをSynthStyleFactoryから更新すべきかどうかを返します。
protected boolean	shouldUpdateStyleOnEvent(PropertyChangeEvent ev)	特定のイベントが発生した場合に、UIがそのスタイルを更新すべきかどうかを返します。
void	uninitialize()	このLook & FeelがアンインストールされるときにUIManagerによって呼び出されます。
static void	updateStyles(Component c)	cに関連付けられたスタイルとそのすべての子を更新します。

クラスjavax.swing.plaf.basic.BasicLookAndFeelで宣言されたメソッド

createAudioAction, getAudioActionMap, initClassDefaults, initComponentDefaults, initSystemColorDefaults, loadSystemColors, playSound

クラスjavax.swing.LookAndFeelで宣言されたメソッド

getDesktopPropertyValue, getDisabledIcon, getDisabledSelectedIcon, getLayoutStyle, getSupportsWindowDecorations, installBorder, installColors, installColorsAndFont, installProperty, loadKeyBindings, makeComponentInputMap, makeIcon, makeInputMap, makeKeyBindings, provideErrorFeedback, toString, uninstallBorder

クラスjava.lang.Objectで宣言されたメソッド

clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait

コンストラクタの詳細

SynthLookAndFeel

public SynthLookAndFeel()

SynthLookAndFeelを作成します。

返されたSynthLookAndFeelを有効にするためには、loadを呼び出してSynthStyleのセットを指定するか、setStyleFactoryを呼び出す必要があります。

関連項目:

• load(java.io.InputStream, java.lang.Class<?>)
• setStyleFactory(javax.swing.plaf.synth.SynthStyleFactory)

メソッドの詳細

setStyleFactory

public static void setStyleFactory(SynthStyleFactory cache)

Synthによって提供されたUIクラスがSynthStyleの取得に使用するSynthStyleFactoryを設定します。

パラメータ:

cache - UIが使用するSynthStyleFactory。

getStyleFactory

public static SynthStyleFactory getStyleFactory()

現在のSynthStyleFactoryを返します。

戻り値:

SynthStyleFactory

getStyle

public static SynthStyle getStyle(JComponent c, Region region)

指定されたコンポーネントの指定された領域のSynthStyleを取得します。 このメソッドは一般向けではなく、カスタムのUIのみがこのメソッドを呼び出します。

パラメータ:

c - SynthStyleの取得の対象となるJComponent

region - 指定されたコンポーネントの領域を識別する

戻り値:

使用するSynthStyle。

updateStyles

public static void updateStyles(Component c)

cに関連付けられたスタイルとそのすべての子を更新します。 これは、SwingUtilities.updateComponentTreeUIの軽量版です。

パラメータ:

c - スタイル更新の対象となるコンポーネント。

getRegion

public static Region getRegion(JComponent c)

JComponent cのRegionを返します。

パラメータ:

c - Regionを取り出す対象となるJComponent

戻り値:

cに対応するRegion

createUI

public static ComponentUI createUI(JComponent c)

渡されたJComponentに対してSynthのLook & FeelのComponentUIを作成します。

パラメータ:

c - ComponentUIの作成の対象となるJComponent

戻り値:

cに使用するComponentUI

load

public void load(InputStream input, Class<?> resourceBase) throws ParseException

このSynthLookAndFeelで使用されるSynthStyleのセットをロードします。resourceBaseは、パスに基づくリソースの解決に使用されます。たとえば、ImageはresourceBase.getResource(path)によって解決されます。 詳細は、「Synthのファイル形式」を参照してください。

パラメータ:

input - ロード元のInputStream

resourceBase - イメージなどのリソースの解決に使用される

例外:

ParseException - 解析中にエラーが発生した場合

IllegalArgumentException - inputまたはresourceBaseがnullの場合

load

@Deprecated(since="21", forRemoval=true) public void load(URL url) throws ParseException, IOException

削除予定のため非推奨: このAPI要素は、将来のバージョンで削除される可能性があります。

かわりにload(InputStream, Class)またはsetStyleFactory(SynthStyleFactory)を使用

このSynthLookAndFeelで使用されるSynthStyleのセットをロードします。 パスに基づくリソースは、スタイルの指定されたURLに対して相対的に解決されます。 たとえば、Imageはnew URL(synthFile, path)によって解決されます。 詳細は、「Synthのファイル形式」を参照してください。

このAPIは、LookAndFeelまたはアプリケーションで提供されるローカル・リソースのロードに安全であり、アプリケーション・コードとの信頼レベルが同等である可能性がありますが、これを使用してリモート・リソース(特に信頼レベルが低い可能性があるリソース)からロードすることは強くお薦めしません。 アプリケーションと同じ場所にあるリソースを使用するか、SynthStyleFactoryをsetStyleFactory(SynthStyleFactory)に指定して、InputStream load(InputStream, Class)からスタイルをロードする別のメカニズムをお薦めします。 したがって、このメソッドは非推奨であり、将来のリリースで削除されます。

パラメータ:

url - SynthStyleのセットのロード元のURL

例外:

ParseException - 解析中にエラーが発生した場合

IllegalArgumentException - synthSetがnullの場合

IOException - synthSetをInputStreamとして開くことができない場合

導入されたバージョン:

1.6

initialize

public void initialize()

このLook & FeelがインストールされるときにUIManagerによって呼び出されます。

オーバーライド:

initialize、クラスLookAndFeel

関連項目:

• LookAndFeel.uninitialize()
• UIManager.setLookAndFeel(javax.swing.LookAndFeel)

uninitialize

public void uninitialize()

このLook & FeelがアンインストールされるときにUIManagerによって呼び出されます。

オーバーライド:

uninitialize、クラスLookAndFeel

関連項目:

• LookAndFeel.initialize()
• UIManager.setLookAndFeel(javax.swing.LookAndFeel)

getDefaults

public UIDefaults getDefaults()

このSynthLookAndFeelのデフォルトを返します。

オーバーライド:

getDefaults、クラスBasicLookAndFeel

戻り値:

デフォルトのテーブル。

関連項目:

• BasicLookAndFeel.initClassDefaults(javax.swing.UIDefaults)
• BasicLookAndFeel.initSystemColorDefaults(javax.swing.UIDefaults)
• BasicLookAndFeel.initComponentDefaults(javax.swing.UIDefaults)

isSupportedLookAndFeel

public boolean isSupportedLookAndFeel()

trueを返します(SynthLookAndFeelは常にサポートされています)。

定義:

isSupportedLookAndFeel、クラスLookAndFeel

戻り値:

true

関連項目:

• UIManager.setLookAndFeel(javax.swing.LookAndFeel)

isNativeLookAndFeel

public boolean isNativeLookAndFeel()

falseを返します(SynthLookAndFeelはネイティブなLook & Feelではありません)。

定義:

isNativeLookAndFeel、クラスLookAndFeel

戻り値:

false

getDescription

public String getDescription()

SynthLookAndFeelのテキスト形式の説明を返します。

定義:

getDescription、クラスLookAndFeel

戻り値:

Synthのテキスト形式の説明。

getName

public String getName()

このLook & Feelを識別する短い文字列を返します。

定義:

getName、クラスLookAndFeel

戻り値:

このLook & Feelを識別する短い文字列。

getID

public String getID()

このルック・アンド・フィールを識別する文字列を返します。

定義:

getID、クラスLookAndFeel

戻り値:

このLook & Feelを識別する短い文字列。

shouldUpdateStyleOnAncestorChanged

public boolean shouldUpdateStyleOnAncestorChanged()

JComponentの上位クラスのコンポーネントが変更されたときに、UIがそのSynthStylesをSynthStyleFactoryから更新すべきかどうかを返します。 包含関係の階層からgetStyleの戻り値をベースとしたSynthStyleFactoryを提供したサブクラスは、このメソッドをオーバーライドしてtrueを返します。

戻り値:

上位クラスのコンポーネントが変更されたときに、UIがそのSynthStylesをSynthStyleFactoryから更新するかどうか。

shouldUpdateStyleOnEvent

protected boolean shouldUpdateStyleOnEvent(PropertyChangeEvent ev)

特定のイベントが発生した場合に、UIがそのスタイルを更新すべきかどうかを返します。

パラメータ:

ev - PropertyChangeEvent

戻り値:

UIがスタイルを更新すべきかどうか

導入されたバージョン:

1.7