モジュール java.management
パッケージ javax.management.loading

クラスMLet

java.lang.Object
すべての実装されたインタフェース:
Closeable, Externalizable, Serializable, AutoCloseable, MLetMBean, MBeanRegistration
直系の既知のサブクラス:
PrivateMLet

@Deprecated(since="20", forRemoval=true) public class MLet extends URLClassLoader implements MLetMBean, MBeanRegistration, Externalizable
削除予定のため非推奨: このAPI要素は、将来のバージョンで削除される可能性があります。
このAPIは、管理アプレット(m-lets)の一部です。これは、リモートMBeansをロードできるレガシー機能です。 この機能は、非推奨であり、将来のリリースで削除される予定であるSecurity Managerなしでは使用できません。 その結果、このAPIも非推奨となり、削除される可能性があります。 これに替わる機能はありません。
リモートURLから着信したMBeanサーバー内のMBean (複数可)をインスタンス化し、登録することができます。 m-letは管理アプレットのショートカットです。 m-letサービスは、取得するMBeanの情報を指定するm-letテキスト・ファイルをロードすることにより、MBeanの処理を行います。 各MBeanの情報は、単一のタグ・インスタンス(MLETタグ)で指定します。 m-letテキスト・ファイルの位置はURLで指定します。

MLETタグの構文は次のとおりです。

<MLET
CODE = class | OBJECT = serfile
ARCHIVE = "archiveList"
[CODEBASE = codebaseURL]
[NAME = mbeanname]
[VERSION = version]
>
[arglist]
</MLET>

以下にそれぞれの意味を示します。

CODE = クラス
取得するMBeanのパッケージ名を含む完全Javaクラス名を指定する属性です。 ARCHIVE属性で指定された.jarファイルのうちいずれかに、MBeanのコンパイル済み.classファイルが含まれている必要があります。 CODEOBJECTのいずれかが存在している必要があります。
OBJECT = serfile
取得するMBeanの直列化表現を含む.serファイルを指定する属性です。 このファイルは、ARCHIVE属性で指定された.jarファイルのうちいずれかに含まれている必要があります。 .jarファイルにディレクトリ階層が含まれる場合は、この階層内のファイル・パスを指定します。 そうしないと、一致は見つかりません。 CODEOBJECTのいずれかが存在している必要があります。
ARCHIVE = "archiveList"
取得するMBeanによって使用されるMBeanまたはその他のリソースを含む1個以上の.jarファイルを指定する必須属性です。 .jarファイルのうちいずれかに、CODEまたはOBJECT属性で指定されたファイルが含まれている必要があります。 アーカイブ・リストに複数のファイルが含まれる場合、次の条件が必要になります。
  • 各ファイルがカンマ(,)で区切られていること。
  • archivelistが二重引用符で囲まれていること。
archivelist内のすべての.jarファイルが、コード・ベースURLで指定されたディレクトリに格納されている必要があります。
CODEBASE = codebaseURL
取得するMBeanのコード・ベースURLを指定するオプション属性です。 ARCHIVE属性で指定された.jarファイルを含むディレクトリを識別します。 この属性を指定するのは、.jarファイルがm-letテキスト・ファイルと同じディレクトリにない場合のみです。 この属性が指定されていない場合、m-letテキスト・ファイルのベースURLが使用されます。
NAME = mbeanname
MBeanインスタンスをm-letサービスに登録するとき、このMBeanインスタンスに割り当てるオブジェクト名を指定するオプション属性です。 mbeanname の先頭がコロン文字(:)である場合、オブジェクト名のドメイン部分はMBeanServer.getDefaultDomain()によって返されるMBeanサーバーのデフォルト・ドメインになります。
VERSION = version
取得するMBeanと関連.jarファイルのバージョン番号を指定するオプション属性です。 バージョン番号を使用すると、m-letテキスト・ファイルの次回ロード時に、サーバーから.jarファイルをロードして、キャッシュ内にローカルに格納されているファイルを更新することができます。versionには、0以上の複数の10進整数をピリオドで区切って指定します。
arglist
インスタンス化するMBeanのパラメータ(複数可)のリストを指定するオプション属性です。 リストに含まれるのは、MBeanのコンストラクタに渡されるパラメータです。 arglist内の各項目は、次の構文を使って指定します。
<ARG TYPE=argumentType VALUE=>
以下にそれぞれの意味を示します。
  • argumentTypeは、MBeanのコンストラクタにパラメータとして渡される引数の型です。

引数リスト内に指定する引数の型は、Javaプリミティブ型かJava基本型であるべきです(java.lang.Boolean, java.lang.Byte, java.lang.Short, java.lang.Long, java.lang.Integer, java.lang.Float, java.lang.Double, java.lang.String)。

m-letテキスト・ファイルをロードすると、ファイルに指定された各MBeanのインスタンスが作成され、登録されます。

m-letサービスは、java.net.URLClassLoaderを拡張します。このサービスを使って、エージェントのVM内のリモート・クラスおよびjarファイルをロードできます。

ノート - MLetクラス・ローダーは、MBeanServerFactory.getClassLoaderRepository(javax.management.MBeanServer)を使って、ロードされたjarファイル内に見つからないクラスをロードします。

導入されたバージョン:
1.5
関連項目: