- すべての実装されたインタフェース:
RMIServerSocketFactory
SslRMIServerSocketFactory
インスタンスは、SSL経由のRMI呼出しに使用するサーバー・ソケットを取得するため、RMIランタイムによって使用されます。
このクラスは、Secure Sockets Layer (SSL)プロトコル、またはTransport Layer Security (TLS)プロトコルでRMIServerSocketFactory
を実装します。
このクラスは、デフォルトのSSLSocketFactory
(SSLSocketFactory.getDefault()
を参照)、またはデフォルトのSSLServerSocketFactory
(SSLServerSocketFactory.getDefault()
を参照)を使用してSSLソケットを作成します。ただし、SSLContext
を取るコンストラクタが使用される場合を除き、この場合は、SSLContext.getSocketFactory()
によって返されるSSLSocketFactory
、またはSSLContext.getServerSocketFactory()
によって返されるSSLServerSocketFactory
を使用してSSLソケットが作成されます。 SSLContext
を指定しないと、このクラスのすべてのインスタンスが同じキーストアおよび同じトラストストアを共有します(サーバーでクライアント認証が必要とされるとき)。 この動作は、初期化済のSSLContext
インスタンスを指定することで変更できます。
- 導入されたバージョン:
- 1.5
- 関連項目:
-
コンストラクタのサマリー
コンストラクタコンストラクタ説明デフォルトのSSLソケット構成で、新しいSslRMIServerSocketFactory
を作成します。SslRMIServerSocketFactory
(String[] enabledCipherSuites, String[] enabledProtocols, boolean needClientAuth) 指定されたSSLソケット構成で、新しいSslRMIServerSocketFactory
を作成します。SslRMIServerSocketFactory
(SSLContext context, String[] enabledCipherSuites, String[] enabledProtocols, boolean needClientAuth) 指定されたSSLContext
とSSLソケット構成で、新しいSslRMIServerSocketFactory
を作成します。 -
メソッドのサマリー
修飾子と型メソッド説明createServerSocket
(int port) このファクトリのSSLソケット構成パラメータに従って構成されたSSL接続を受け入れるサーバー・ソケットを作成します。boolean
このオブジェクトと他のオブジェクトが等しいかどうかを示します。final String[]
このファクトリによって作成されたサーバー・ソケットが受け入れる、SSL接続上で有効化される暗号化方式群の名前を返します。このファクトリがデフォルトで有効化されている暗号化方式群を使用する場合はnull
を返します。final String[]
このファクトリによって作成されたサーバー・ソケットが受け入れる、SSL接続上で有効化されるプロトコルの名前を返します。このファクトリがデフォルトで有効化されているプロトコルを使用する場合はnull
を返します。final boolean
このファクトリによって作成されたサーバー・ソケットが受け入れるSSL接続上でクライアント認証が必要な場合はtrue
を返します。int
hashCode()
このSslRMIServerSocketFactory
のハッシュ・コード値を返します。
-
コンストラクタの詳細
-
SslRMIServerSocketFactory
public SslRMIServerSocketFactory()デフォルトのSSLソケット構成で、新しい
SslRMIServerSocketFactory
を作成します。このファクトリによって作成されたサーバー・ソケットは、デフォルトの暗号化方式群とプロトコルを有効化し、クライアント認証を必要としないSSL接続を受け入れます。
-
SslRMIServerSocketFactory
public SslRMIServerSocketFactory(String[] enabledCipherSuites, String[] enabledProtocols, boolean needClientAuth) throws IllegalArgumentException 指定されたSSLソケット構成で、新しい
SslRMIServerSocketFactory
を作成します。- パラメータ:
enabledCipherSuites
- このファクトリによって作成されたサーバー・ソケットが受け入れる、SSL接続上で有効化されるすべての暗号化方式群の名前。デフォルトで有効化されている暗号化方式群を使用する場合はnull
enabledProtocols
- このファクトリによって作成されたサーバー・ソケットが受け入れる、SSL接続上で有効化されるすべてのプロトコルの名前。デフォルトで有効化されているプロトコルを使用する場合はnull
needClientAuth
- このファクトリによって作成されたサーバー・ソケットが受け入れるSSL接続上でクライアント認証が必要な場合はtrue
、そうでない場合はfalse
- 例外:
IllegalArgumentException
-enabledCipherSuites
パラメータで指定された暗号化方式群のうちサポートされないものが1つ以上ある場合、enabledProtocols
パラメータで指定されたプロトコルのうちサポートされないものが1つ以上ある場合、または有効化の対象として指定された暗号化方式群およびプロトコルがサポートされるかどうかをチェックしているときに問題が発生した場合。- 関連項目:
-
SslRMIServerSocketFactory
public SslRMIServerSocketFactory(SSLContext context, String[] enabledCipherSuites, String[] enabledProtocols, boolean needClientAuth) throws IllegalArgumentException 指定された
SSLContext
とSSLソケット構成で、新しいSslRMIServerSocketFactory
を作成します。- パラメータ:
context
- SSLソケットの作成に使用するSSLコンテキスト。context
がnullの場合は、デフォルトのSSLSocketFactory
、またはデフォルトのSSLServerSocketFactory
を使用してSSLソケットが作成される。 それ以外の場合は、SSLContext.getSocketFactory()
またはSSLContext.getServerSocketFactory()
によって返されるソケット・ファクトリが使用される。enabledCipherSuites
- このファクトリによって作成されたサーバー・ソケットが受け入れる、SSL接続上で有効化されるすべての暗号化方式群の名前。デフォルトで有効化されている暗号化方式群を使用する場合はnull
enabledProtocols
- このファクトリによって作成されたサーバー・ソケットが受け入れる、SSL接続上で有効化されるすべてのプロトコルの名前。デフォルトで有効化されているプロトコルを使用する場合はnull
needClientAuth
- このファクトリによって作成されたサーバー・ソケットが受け入れるSSL接続上でクライアント認証が必要な場合はtrue
、そうでない場合はfalse
- 例外:
IllegalArgumentException
-enabledCipherSuites
パラメータで指定された暗号化方式群のうちサポートされないものが1つ以上ある場合、enabledProtocols
パラメータで指定されたプロトコルのうちサポートされないものが1つ以上ある場合、または有効化の対象として指定された暗号化方式群およびプロトコルがサポートされるかどうかをチェックしているときに問題が発生した場合。- 導入されたバージョン:
- 1.7
- 関連項目:
-
-
メソッドの詳細
-
getEnabledCipherSuites
public final String[] getEnabledCipherSuites()このファクトリによって作成されたサーバー・ソケットが受け入れる、SSL接続上で有効化される暗号化方式群の名前を返します。このファクトリがデフォルトで有効化されている暗号化方式群を使用する場合は
null
を返します。- 戻り値:
- 使用可能な暗号化方式群の配列または
null
- 関連項目:
-
getEnabledProtocols
public final String[] getEnabledProtocols()このファクトリによって作成されたサーバー・ソケットが受け入れる、SSL接続上で有効化されるプロトコルの名前を返します。このファクトリがデフォルトで有効化されているプロトコルを使用する場合は
null
を返します。- 戻り値:
- 使用可能なプロトコルの配列または
null
- 関連項目:
-
getNeedClientAuth
public final boolean getNeedClientAuth()このファクトリによって作成されたサーバー・ソケットが受け入れるSSL接続上でクライアント認証が必要な場合は
true
を返します。- 戻り値:
- クライアント認証が必要な場合は
true
- 関連項目:
-
createServerSocket
public ServerSocket createServerSocket(int port) throws IOException このファクトリのSSLソケット構成パラメータに従って構成されたSSL接続を受け入れるサーバー・ソケットを作成します。
- 定義:
createServerSocket
、インタフェースRMIServerSocketFactory
- パラメータ:
port
- ポート番号- 戻り値:
- 指定されたポートのサーバー・ソケット
- 例外:
IOException
- サーバー・ソケットの作成時に入出力エラーが発生した場合
-
equals
public boolean equals(Object obj) このオブジェクトと他のオブジェクトが等しいかどうかを示します。
同じSSLコンテキストおよびSSLソケット構成パラメータで構成されている2つの
SslRMIServerSocketFactory
オブジェクトは等価です。等価性に影響を及ぼすインスタンス状態を追加する場合、サブクラスはこのメソッド(および
hashCode()
)をオーバーライドするべきです。 -
hashCode
-