|   | サイレントインストール | 
この節では、Windows 32 ビットプラットフォームにおける Java Runtime Environment (JRE) のサイレントインストールを説明します。対象となる読者は次のとおりです。
サイレントインストールの節では、次のトピックについて説明します。
JavaTM SE Runtime Environment (JRE) インストールは、Microsoft Window Installer (MSI) 2.0 テクノロジを使用して構築されています。MSI には、サイレント (自動的な) インストールサポートが組み込まれています。このドキュメントでは、MSI インストールを実行する .exe を使用して JRE をサイレントインストールする方法について説明します。
Java SE 6 では、Windows オフラインインストールコマンドの構文は、Windows インストールと同じです。コマンドは次のとおりです。
<jre>.exe [/lang=<language ID>] /s [ADDLOCAL=jrecore[,extra][,other_US] | ALL]
[IEXPLORER=1] [MOZILLA=1] [INSTALLDIR=<drive>:\<install_path>]
[REBOOT=Suppress]
この例では、
<jre>.exe は、Java Runtime Environment (JRE) の単一の実行可能インストーラです。/lang=<language ID> を指定すると、インストーラにローカライズされた言語を設定します (「言語 ID」を参照)。ADDLOCAL を指定する場合は、jrecore[,extra][,other_US] または ALL のどちらかになります。IEXPLORER=1 を指定すると、Plug-in が Internet Explorer ブラウザに登録されます。MOZILLA=1 は、Plug-in を Mozilla 1.1 以降および Netscape のブラウザに登録すべきであることを示します。INSTALLDIR を指定すると、インストールするドライブとパスが指定されます。REBOOT=Suppress を指定すると、ロックされたファイルがある場合はコンピュータを再起動しません。ADDLOCAL=ALL を指定すると、すべての機能がインストールされます。ADDLOCAL=jrecore[,extra][,other_US] では、次のオプションを指定できます。 
    jrecore は JRE のコアがインストールされますextra (省略可能) は、追加のフォント、カラー、サウンドバンクがインストールされますother (省略可能) はロケール固有の .jar ファイルがインストールされるADDLOCAL を指定しない場合、次の構成のみがインストールされます。 
    jrecore がインストールされますextra がインストールされますother がインストールされます。 INSTALLDIR を指定しない場合、C:\Program Files\java\jre1.6.0 (デフォルトの位置) にインストールされます。 | 注: コマンドでは大文字と小文字を区別します。 また  | 
JRE インストーラが jre-6-rc-windows-i586.exe で、次の構成をインストールするとします。
上記の構成をインストールするコマンドは次のとおりです。
jre-6-rc-windows-i586.exe /s ADDLOCAL=jrecore,extra MOZILLA=1
JRE インストーラが jre-6-rc-windows-i586.exe で、次の構成をインストールするとします。
D ドライブの java\jre に JRE をインストールする上記の構成をインストールするコマンドは次のとおりです。
jre-6-rc-windows-i586.exe /s ADDLOCAL=ALL IEXPLORER=1 INSTALLDIR=D:\java\jre"
| 注: JRE のインストールが完了するまで MS-DOS ウィンドウを開いたままにするには、 
 | 
Implementation-Version n1.n2.n3_n4n5 をサイレントモードでアンインストールするコマンド行は次のようになります。
msiexec.exe /qn /x {3248F0A8-6813-11D6-A77B-00B0D0n1n2n3n4n50}
| 説明 
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msiexec.exe /qn /x {3248F0A8-6813-11D6-A77B-00B0D0160000}
msiexec.exe /qn /x {3248F0A8-6813-11D6-A77B-00B0D0160020}
ログファイルは、インストールまたはアンインストールが正常に終了したかどうかの確認に使用します。インストールまたはアンインストールについてのログファイルを作成する場合は、インストールやアンインストールのコマンドの末尾に /L C:\<path>setup.log を追加します。確認するには、ログファイルの末尾までスクロールします。 
次はインストールの例です。
jre-6-rc-windows-i586.exe /s /L C:\<path>setup.log
上記のコマンドにより、ログが setup.log ファイルに記録されます。 
次はアンインストールの例です。
msiexec.exe /qn /x {3248F0A8-6813-11D6-A77B-00B0D0160000} /L C:\<path>setup.log