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JavaTM Runtime Environment のインストール
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目次
Java Runtime Environment (JRE) は、Swing、AWT、ImageIO、SQL、CORBA、RMI、math、XML、XSLT、並行性などの多くの API を提供します。これにより、JRE のサイズが大きくなり、ダウンロードやインストールも遅くなってきました。
この問題は、JRE コンポーネントの特定のコアセット (カーネル) を Java カーネルインストーラにパッケージ化することによって解決されます。Java カーネルインストーラが小さくなるため、JRE が通常のオンラインまたはオフラインインストーラに比べてはるかに速くダウンロードおよびインストールされます。
Java カーネルインストーラは、手動で起動できます。または、Java Web アプリケーション (アプレットまたは Java Web Start アプリケーション) の配備時に配備ツールキットでも起動できます。
ユーザーが Java カーネルインストーラをトリガーすると、最初にカーネルがダウンロードされます。次に、Java Web アプリケーションに必要な追加パッケージがダウンロードされます。追加パッケージがダウンロードされている間は、次のダイアログが表示されます。
Java Web アプリケーションは、必要なすべてのクラスがダウンロードされたあとに実行を継続します。ただし、ダウンロードの接続は開かれたまま残り、残りのすべてのクラスが、現在実行されている Java Web アプリケーションに影響を与えることなくバックグラウンドでダウンロードされます。
作成される最終的な JRE イメージは、通常のオンラインまたはオフラインインストーラによってインストールされるイメージと同じです。
以前は、ユーザーが異なるバージョンの Java Runtime Environment (JRE) をインストールすると、複数のインストールディレクトリと、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」ダイアログの複数のエントリが残されました。これにより、未使用の JRE が不必要に増えていきました。
JRE は現在、patch-in-place モードと静的モードの 2 つの設定でインストールできます。JRE 更新は、既存のインストールにパッチを適用するようにも、または新しいインストールを実行するようにも設定できます。
JRE は、サイレント (自動) モードまたは非サイレントモードでインストールできます。
patch-in-place モードは、あるバージョンの JRE がマシン上に存在した場合、同じ JRE ファミリに属する更新がすべて適用されることを意味します。つまり、それらの変更を使用して既存の JRE にパッチが適用されます。JRE は、デフォルトでは patch-in-place モードでインストールされます。デフォルトのインストールディレクトリは c:/Program Files/Java/jre<n> です。ここで n は、Java SE のマイナーバージョン番号 (たとえば、Version 1.6.0_10 では n = 6) です。
たとえば、ユーザーが以前に JRE 6u10 を c:/Program Files/Java/jre6 ディレクトリにインストールし、現在 JRE 6u14 をインストールしようとしている場合、バージョン 6u14 のインストーラは新しいディレクトリを作成しません。代わりに、既存の c:/Program Files/Java/jre6 ディレクトリを新しい 6u14 の内容で更新します。ユーザーには 6u14 JRE のみが残されます。6u10 JRE は存在しなくなります。
JRE が静的モードでインストールされている場合は、新しいバージョンで更新されることはありません。同じ JRE ファミリの以降のバージョンは、別のディレクトリにインストールされます。このモードによって、自社の製品に特定のバージョンの JRE が必要なベンダーが、その JRE が新しいバージョンによって上書きされないことに確信を持てるようになります。
静的 JRE インストールのいくつかの特性を次に示します。
静的 JRE のデフォルトのインストールディレクトリは、c:/Program Files/Java/jre<version> の形式になります。たとえば、デフォルトでは、Java SE 6u10 の静的 JRE はディレクトリ c:/Program Files/Java/jre1.6.0_10 にインストールされます。
インストーラの動作方法の例については、「JRE 更新のシナリオ」を参照してください。
<jre>.exe [/lang=<language ID>] /s
[INSTALLDIR=<drive>:\<install_path>]
[REBOOT=Suppress] [STATIC=1]
この例では、
<jre>.exe は、Java Runtime Environment (JRE) の単一の実行可能インストーラです。
/lang=<language ID> を指定すると、インストーラにローカライズされた言語を設定します (「言語 ID」を参照)。
/s を指定すると、サイレントインストールが指定されます。
INSTALLDIR を指定すると、インストールするドライブとパスが指定されます。
INSTALLDIR を指定しない場合、C:\Program Files\java\jre6 (デフォルトの位置) にインストールされます。
REBOOT=Suppress を指定すると、ロックされたファイルがある場合はコンピュータを再起動しません。ほとんどの JRE インストールは再起動を要求しません。
STATIC=1 を指定すると、静的インストールが指定されます。
オンラインインストーラでは、追加のフォント、カラー、およびサウンドバンクがインストールされません。追加の言語のサポートは、システム環境に基づいてダウンロード/インストールされます。
オフラインインストーラでは、追加のフォント、カラー、サウンドバンク、および追加の言語のサポートが常にインストールされます。
Java カーネルインストーラは、静的インストールをサポートしていません。
注 -このコマンドでは、大文字と小文字が区別されます。
jre-6-rc-windows-i586.exe /s INSTALLDIR=D:\java\jre"
JRE をサイレントモードで D:\java\jre にインストールします。
JRE のインストールが完了するまで MS-DOS ウィンドウを開いたままにするには、start /w コマンドを次のように使用します。
start /w jre-6-rc-windows-i586.exe
Implementation-Version n1.n2.n3_n4n5: で JRE をサイレントモードでアンインストールするには、次のコマンドを実行します。
msiexec.exe /qn /x {26A24AE4-039D-4CA4-87B4-2F8ppn1n2n3n4n5tt}
この例では、
pp は、32 ビットの場合は 32、64 ビットの場合は 64 です。
tt は、静的インストールの場合は F0、最初の patch-in-place モードのインストールの場合は FF、patched-in-place モードのインストールの場合は FB です。
注:
msiexec.exe の実行可能ファイルは、Windows のシステムディレクトリに格納されています。
REBOOT=Suppress オプションをアンインストールコマンドでも使用できます。
Specification-Version および Implementation-Version の形式」を参照してください。 以降の例は、各種の JRE バージョンおよび設定をアンインストールする方法を示しています。
msiexec.exe /qn /x {26A24AE4-039D-4CA4-87B4-2F83216010FF}
msiexec.exe /qn /x {26A24AE4-039D-4CA4-87B4-2F83216010F0}
msiexec.exe /qn /x {26A24AE4-039D-4CA4-87B4-2F83216011FF}
msiexec.exe /qn /x {26A24AE4-039D-4CA4-87B4-2F83216011F0}
msiexec.exe /qn /x {26A24AE4-039D-4CA4-87B4-2F83216011FB}
msiexec.exe /qn /x {26A24AE4-039D-4CA4-87B4-2F83216012FB}
msiexec.exe /qn /x {26A24AE4-039D-4CA4-87B4-2F86416010FF}
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