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Pack200 および Version Download
JavaSE 6u10 用

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目次

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はじめに

JavaTM SE 6 Update 10 より前は、Pack200 を使用したり、アプリケーション JAR の特定のバージョンをダウンロードしたりするために、技術者は Web サーバーに JNLPDownloadServlet を配備する必要がありました。このソリューションは機能しますが、バージョン化された JAR や Pack200 で圧縮された JAR を配備する場合の柔軟性が制限されます。技術者には、Web サーバーに JNLPDownloadServlet を配備するためのアクセス権がない可能性もあります。

Java SE 6 u 10 では、Pack200 と Version Download を有効にするための、jnlp.packEnabledjnlp.versionEnabled という 2 つの新しい Java システムプロパティーが導入されました。

Pack200

Java システムプロパティー jnlp.packEnabled が jnlp ファイルまたは APPLET タグで「true」に設定されている場合、Java Web アプリケーション (Java Web Start またはアプレット) は JAR の .pack.gz バージョンをダウンロードします。.pack.gz バージョンが使用できない場合は、解凍された JAR が検索されます。

-foo.jar の圧縮されたバージョンには、foo.jar.pack.gz という名前を付けるようにしてください。

JNLP ファイルでの使用法

resources タグ内で「jnlp.packEnabled」を「true」に指定するには、property タグを使用します。つまり、次のようにします。

<jnlp ...>
   ...
   <resources>
      <property name="jnlp.packEnabled" value="true"/>
         <java version="1.5+" href="http://java.sun.com/products/autodl/j2se"/>
         <jar href="foo.jar" main="true" download="eager"/>        
   </resources>
   ...
</jnlp>

上のケースでは、Java Web Start および新しい Java Plug-in は最初に foo.jar.pack.gz を探します。このファイルが見つからない場合は、フォールバックして、元の foo.jar を探します。

APPLET タグでの使用法

「java_arguments」を使用して「-Djnlp.packEnabled」VM 引数を渡します。つまり、次のようにします。

<HTML>
   ...
   <APPLET CODE="HelloWorld.class" WIDTH=150 HEIGHT=25>
      <PARAM NAME  = "cache_archive" VALUE = "HelloWorld.jar"/>
      <PARAM NAME="java_arguments" VALUE="-Djnlp.packEnabled=true"/>
   </APPLET>
   ...
</HTML>

この機能は、Java VM に VM 引数を渡すことが必要なため、新しい Java Plug-in でのみ使用できます。新しい Java Plug-in は HelloWorld.jar.pack.gz を探し、このファイルが使用できない場合は、フォールバックして HelloWorld.jar を探します。

Version Download

Version Download は、アプレットおよび Java Web Start アプリケーションで特定の jar ファイルの特定のバージョンが使用されることを要求する機能です。jnlp.versionEnabled は、JNLP を使用して配備される Java Web Start アプリケーションおよびアプレットに適用されます。

JNLP ファイルでの使用法

Java システムプロパティー jnlp.versionEnabled が jnlp ファイルで「true」に設定されているときに JAR バージョンが指定された場合は、次の命名規則を使用して、サーバーにバージョン化された JAR ファイルがないかどうかチェックされます。

  <file> ::= <name> "__" <options> ".jar"
  <options> ::= "V" <version-id>

-foo.jar のバージョン 1.0 には、foo__V1.0.jar という名前を付けるようにしてください。

バージョン化された jar ファイルが見つからない場合は、元の jar が使用されます。 .

 


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