OBJECT/EMBED
タグによるイントラネット
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
イントラネットはインターネットよりも制御された環境なので、APPLET
、OBJECT
、またはEMBED
のどのタグを使用してアプレットを配備するのかを選択することができます。この章では、OBJECT
または EMBED
タグを使用した配備について取り上げます。
Java Plug-in はイントラネット環境に配備可能です。このため、ユーザーはファイアウォールの外部に出ることなく、Java Plug-in をダウンロードおよびインストールできます。ここでは、Internet Explorer およびサポートされている Mozilla ブラウザでの配備方法の詳細を説明します。
注: 以下の内容を理解するには、Java Plug-in のタグ構造について理解している必要があります。タグ構造については、「Java Plug-in での OBJECT、EMBED、および APPLET タグの使用」を参照してください。 |
IE を使用するイントラネット環境に Java Plug-in を配備する場合、Java Plug-in のバイナリファイルをダウンロードして Web サーバーに格納する必要があります。次に、HTML ファイルの <OBJECT> タグ内の codebase 属性を、そのバイナリを指し示すように変更する必要があります。たとえば、http://my_company.com/plugin/
に存在する Java Plug-in のバイナリファイルを使用する場合、次のように codebase 属性を指定する必要があります。
"http://my_company.com/plugin/jre-6-rc-windows-i586.exe#Version=6,0,0,105"
(インターネット環境で配備を行う場合、上記の .exe
ファイルの代わりに .cab
ファイルを使用する場合があります。.cab
ファイルは .exe
を指し示すと共に、ダウンロードの進捗状況を示すバーを表示します。)
上記の URL のバージョン番号に注意してください。Java Plug-in 6 では、バージョン番号は 6,0,0,105
です。バージョン番号はリリースごとに変更されます。Java Plug-in の最新リリースを指定する場合、<OBJECT> タグ内のバージョン番号を変更する必要があります。
ファイル jre-6-rc-windows-i586.exe#Version=6,0,0,105
は、Java Software の Web サイトから直接ダウンロードできるファイルと同じバイナリです。これは、VeriSign デジタル署名で署名されており、署名者は Sun Microsystems, Inc です。Java Plug-in HTML コンバータを使用している場合、変換前に変換テンプレートファイルを変更するだけで、Plug-in の最新バージョンを指定することができます (CabFileLocation 変数を使用)。変換テンプレートの使用方法の詳細は、Java Plug-in HTML コンバータの README ファイルを参照してください。CabFileLocation
には、.cab
または .exe
ファイルの位置を指定できます。
これらの変更を実装後に、Java Plug-in のインストールされていないマシンで IE を使用して HTML ページをブラウズすると、IE はあらかじめ定義された場所 (この例では http://my_company.com/plugin) を参照して、Java Plug-in をダウンロードします。 Web サーバーがイントラネット内部に存在する場合には、ファイアウォールの外部から Java Plug-in をダウンロードする必要がない点に留意してください。
注: 推奨事項長期間にわたり信頼性を維持するための推奨事項を、次に示します。
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サポートされている Mozilla ブラウザでは APPLET タグを使用しなければなりません。
Mozilla を使用するイントラネット環境に Java Plug-in を配備する場合、Java Plug-in のバイナリファイルをダウンロードして、使用する Web サーバーのいずれかに格納する必要があります。次に Java Plug-in のダウンロードページを設定し、EMBED タグの pluginspage 属性がこのページを指定するように変更する必要があります。たとえば、Java Plug-in のダウンロードページを「http://my_company.com/plugin/」に設定し、そのページが plugin-install.html である場合、pluginspage として「http://my_company.com/plugin/plugin-install.html」を指定できます。ダウンロードページには、Windows 版や Solaris 版など、バージョンの異なる Java Plug-in をダウンロード可能にするオプションを設定できます。
Java Plug-in がインストールされていないマシンが Web ページにアクセスすると、プラグインが存在しないことを示すアイコンが HTML ページに表示されます。ユーザーがそのアイコンをクリックすると、Mozilla によりあらかじめ定義された Java Plug-in のダウンロードページ (ここでは http://my_company.com/plugin/plugin-install.html
) が表示されます。Web サーバーがイントラネット内部に存在する場合には、ファイアウォールの外部から Java Plug-in をダウンロードする必要がない点に留意してください。
Unix または Linux を使用している場合、次の 2 つの方法で Java Plug-in をイントラネット環境にインストールできます。
個別のマシンに、ユーザーアカウントごとにインストールする (Windows 環境にインストールする場合)
システム管理者が、共有インストール用の共有 NSF ドライブにインストールする
どちらの場合にも、サポートされている Mozilla ブラウザでは環境変数 NPX_PLUGIN_PATH が Java Plug-in を指し示すように設定する必要があります。Java Plug-in をローカルマシンにインストールする場合、ユーザーは、この変数をローカルマシンの JRE 内の Java Plug-in を指し示すように設定する必要があります。共有インストールの場合、システム管理者は、NSF ドライブ上の共有 JRE 内で Java Plug-in が共有される位置を判別し、NPX_PLUGIN_PATH を指定して、各マシンのユーザープロファイルがこの位置を指し示すようにする必要があります。