java.lang.Class および java.lang.reflect の拡張機能

リフレクション

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• J2SDK 1.4 の拡張機能

Java SE 6 の拡張機能

• java.lang.Class の次のメソッドが汎用化されました: getInterfaces()、getClasses()、getConstructors()、getMethod(String, Class...)、getConstructor(Class...)、getDeclaredClasses()、getDeclaredConstructors()、getDeclaredMethod(String, Class...)、および getDeclaredConstructor(Class...)。 その結果、これらのメソッドを使用するコードは、コンパイル中に警告を生成します。

  たとえば、次のコードは getDeclaredMethod() を呼び出します。

  import java.lang.reflect.Method;
  
  public class Warning {
      void m() {
  	try {
   	    Warning warn = new Warning();
   	    Class c = warn.getClass();
  	    Method m = c.getDeclaredMethod("m");
  	} catch (NoSuchMethodException x) {
  	    x.printStackTrace();
  	}
      }
  }
  
  $ javac Warning.java
  Note: Warning.java uses unchecked or unsafe operations.
  Note: Recompile with -Xlint:unchecked for details.
  $ javac -Xlint:unchecked Warning.java 
  Warning.java:8: warning: [unchecked] unchecked call to getDeclaredMethod(java.lang.String,java.lang.Class<?>...) as a member of the raw type java.lang.Class
              Method m = c.getDeclaredMethod("m");
                                            ^
  1 warning
  

  警告を削除するには、適切な汎用型を含むように c の宣言を変更するようにしてください。この場合、宣言は次のようにするとよいでしょう。

  Class<?> c = warn.getClass();
  

• Method.toString() および Constructor.toString() が、修飾子のセットを正しく表示するようになりました。
• Array.newInstance(Class, int...) の最後のパラメータが、可変引数に対応します。

• 汎用型のサポート - 汎用型の情報で、構造化プログラムのリフレクションをサポートしました。つまり、型、メソッド、コンストラクタ、またはフィールドの宣言を検査し、汎用型の情報を取得することが可能になりました。特に、型、メソッド、またはコンストラクタが任意の型の変数を宣言しているかどうかを判断し、その型の変数をアプリケーションプログラムに反映させることができます。これにより、たとえば変数の名前や境界を調べることが可能です。また、フィールド、メソッドやコンストラクタのパラメータの型、メソッドの戻り値の型、またはメソッドやコンストラクタの throws 節で、その型の非消去形式を取得することもできます。型名の汎用化形式は、toGenericString() を介して利用できます。ただし、インスタンスが属する汎用呼び出しを判断することはサポートされていないので注意してください。
  
• 注釈のサポート - 型、メソッド、フィールド、コンストラクタ、および実行時に利用可能とマーク済みのメソッドやコンストラクタの仮パラメータで、getAnnotation() メソッドを使用して注釈を取得することができます。また、インタフェースが注釈型かどうかを調べることもできます。
  
• 列挙型のサポート - クラスが列挙型であるかどうか、またフィールドが列挙型定数を表しているかどうかを判断できます。
• 可変引数のサポート - メソッドやコンストラクタが可変引数に対応しているかどうかを調べることができます。
• 簡易メソッド - クラスがローカル、匿名、またはメンバークラスであるかどうか、および型の単純名と正規名を確認します。また、メンバーが合成 (実装で作成したもの) かどうかを調べることができます。
  
• クラス java.lang.Class の汎用化 - java.lang.Class のインスタンスを型トークンとして使用できます。例については、「generics tutorial」のセクション 8 を参照してください。

• パフォーマンスの拡張 - 一部のリフレクト処理、特に Field、Method.invoke()、Constructor.newInstance()、および Class.newInstance() が書き直されて、パフォーマンスが向上しました。リフレクトによる呼び出しやインスタンス化は、以前のリリースに比べ数倍速くなりました。

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