wsgen - XML Web Services (JAX-WS) 2.0 のための Java™ API

仕様バージョン: 2.1
実装バージョン: 2.1.1

wsgen ツールは、JAX-WS Web サービスで使用される JAX-WS ポータブルアーティファクトを生成します。このツールは、Web サービスのエンドポイント実装クラス (SEI) を読み取り、Web サービスの配備と呼び出しに必要なすべてのアーティファクトを生成します。

目次

概要

wsgen ツールは、JAX-WS Web サービスで使用される JAX-WS ポータブルアーティファクトを生成します。このツールは、Web サービスのエンドポイントクラスを読み取り、Web サービスの配備と呼び出しに必要なすべてのアーティファクトを生成します。JAXWS 2.1.1 RI には wsgen Ant タスクも用意されています。詳細は、Wsgen Ant タスクを参照してください。

wsgen の起動

構文 

wsgen [options] <SEI>

次の表に、wsgen のオプションを示します。

オプション

説明

-classpath <path>

入力クラスファイルの検索場所を指定します

-cp <path>

-classpath <path> と同じ。

-d <directory>

生成される出力ファイルを格納する場所を指定します

-extension

ベンダー拡張 (仕様で規定されていない機能) を許可します。拡張を使用すると、アプリケーションの移植性が失われたり、ほかの実装との相互運用が行えなくなる可能性があります

-help

ヘルプを表示します

-keep

生成されたファイルを保持します

-r <directory>

常に -wsdl オプションと組み合わせて使用します。WSDL などの生成されたリソースファイルの格納場所を指定します

-s <directory>

生成されるソースファイルを格納する場所を指定します

-verbose

コンパイラが実行している処理に関するメッセージを出力します

-version

バージョン情報を出力します。このオプションを使用した場合、バージョン情報が出力されるだけです。通常の処理は実行されません。

-wsdl[:protocol]

wsgen は、デフォルトでは WSDL ファイルを生成しません。このフラグは省略可能ですが、指定した場合は wsgen が WSDL ファイルを生成するようになります。このフラグは通常、エンドポイントの配備前に開発者が WSDL を参照できるようにするためだけに使用されます。protocol は省略可能であり、wsdl:binding で使用するプロトコルを指定するために使用されます。有効なプロトコルは次のとおりです。soap1.1 および Xsoap1.2。デフォルトは soap1.1 です。 Xsoap1.2 は標準ではないため、-extension オプションと組み合わせないと使用できません。

-servicename <name>

-wsdl オプションとの組み合わせでのみ使用します。WSDL 内で生成されるべき wsdl:service の名前を指定するために使用します。例: -servicename "{http://mynamespace/}MyService"

-portname <name>

-wsdl オプションとの組み合わせでのみ使用します。WSDL 内で生成されるべき wsdl:port の名前を指定するために使用します。例: -portname "{http://mynamespace/}MyPort"

例 

wsgen -d stock -cp myclasspath stock.StockService

stock ディレクトリ内に @WebService 注釈が付けられた、StockService に必要なラッパークラスが生成されます。 

wsgen -wsdl -d stock -cp myclasspath stock.StockService

SOAP 1.1 WSDL と、@WebService 注釈が付けられた Java クラス stock.StockService のスキーマが生成されます。 

wsgen -wsdl:Xsoap1.2 -d stock -cp myclasspath stock.StockService

SOAP 1.2 WSDL が生成されます。

サービスを配備するときに JAXWS ランタイムによって自動的に WSDL が生成されるため、開発時に WSDL を生成する必要はありません。

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