J2SE 5.0でのCORBAサポートの公式仕様
仕様の参照
Java 2 Platform Standard Edition (J2SE) 5.0 ORBのコンパイル時に適用される仕様は次のとおりです。 これらのリンクから正しい仕様を参照できない場合は、OMGがURLを変更した可能性があるので、正しい仕様を検索するためにwww.omg.orgにリンクしてかまいません。 
上記に記載したのは、このドキュメントで参照されている仕様だけです。
サポートされている仕様の詳細
J2SE 5.0のORBでは、現在のところ、上記の仕様のすべてが実装されているわけではありません。 サポートされているセクションは次のとおりです。 
- CORBA 2.3.1の第1 - 3章および第6 - 9章
 
- 改訂されたIDLからJava言語へのマッピング、セクション1.21.8.2、orb.propertiesファイル。
 
- CORBA 2.3.1の第4章。ただし、一部の内容が、ポータブル・インタセプタ仕様の次のセクションで置き換えられています。
 
- 
- セクション4.2.3.5 destroy
 
- セクション4.5.2 CodeFactoryおよびPICurrentが必要
 
- register_initial_referenceの更新としてのセクション4.5.3.4
 
 
- CORBA 2.3.1の第5章。ただし、ポータブル・インタセプタ仕様の次のセクションの更新が優先されます。
 
- 
- 5.5.2 StringSeqおよびWStringSeqが必要です。 これにより、次のクラスがorg.omg.CORBAに追加されます。 
 
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- StringSeqHolder
 
- StringSeqHelper
 
- WStringSeqHolder
 
- WStringSeqHelper
 
 
 
- CORBA 2.3.1のセクション10.6.1および10.6.2 (リポジトリIDに対してサポートされる)。
 
- CORBA 2.3.1のセクション10.7 (TypeCode APIに対して)。
 
- CORBA 2.3.1の第11章「Portable Object Adapter (POA)」。ただし、ポータブル・インタセプタ仕様の次のセクションの更新が優先されます。
 
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- セクション11.3.7。POAはすべてのポリシーを保持しなければならない
 
- セクション11.3.8.2。POAはすべてのポリシーを保持しなければならない
 
- セクション11.3.8.26。POA::idが必要。
 
 
- CORBA 2.3.1の第13章および第15章(GIOP 1.0、1.1、および1.2の定義)。 J2SE 5.0のORBでは、すべてのバージョンのGIOPが完全にサポートされますが、セクション15.8および15.9で定義されている双方向GIOP機能は例外的にサポートされません。 
 
- Interoperable Naming Serviceの仕様はすべてサポートされています。
 
- ポータブル・インタセプタ・セクション13.8 (新しいCoderおよびDecoderインタフェース)と、第21章全体(インタセプタの仕様)。
 
- 改訂されたIDLからJava言語へのマッピング仕様(ptc/00-11-03)のセクション1.21.8は、IDLからJava言語へのマッピング仕様(ptc/00-01-08)の内容から変更されました。
 
ツール
- IDLからJavaへのコンパイラ(idlj)は、次に準拠しています。
 
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- CORBA 2.3.1の第3章(IDLの定義)
 
- CORBA 2.3.1の第5章および第6章(Value型のセマンティックス)
 
- CORBA 2.3.1のセクション10.6.5 (プラグマ)
 
- IDLからJavaへのマッピング仕様
 
- 改訂されたIDLからJava言語へのマッピング仕様のセクション1.12.1「local interfaces」
 
 
- JavaからIDLへのコンパイラ(rmicのIIOPバックエンド)は、次の仕様に準拠しています。
 
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- CORBA 2.3.1の第5章および第6章(Value型)
 
- JavaからIDL言語へのマッピング仕様。 IDLからJava言語へのマッピング仕様のセクション1.21を暗黙的に参照 
 
- -idlフラグを指定して生成されるIDLは、CORBA 2.3.1の第3章に準拠。