2つのマシン上でHello Worldチュートリアルを実行可能にするには、チュートリアルのステップに従ってください。このチュートリアルには、次のような変更点があります。 このチュートリアルはJava SE用に記述されています。 この例では、クライアント、スタブおよびスケルトンはクライアント・マシンに配置されており、サーバーおよびネーム・サーバーはサーバー・マシンに配置されています。 このシナリオは、必要に合わせて変更したり、アプリケーションを2つのマシン間で分散する1つの方法の説明として参照したりすることができます。
idlj -fall Hello.idl
javac *.java HelloApp/*.java
javac *.java
orbd -ORBInitialPort 1050 -ORBInitialHost servermachinename&
Windowsで、このようにするには:
start orbd -ORBInitialPort 1050 -ORBInitialHost servermachinename
-ORBInitialPortおよび-ORBInitialHostは、両方ともorbdコマンド行で必須の引数です。 Solarisでは、1024より低い番号のポートでプロセスを起動するにはルートになる必要があるため、この例はポート1050でネーム・サーバーを起動しています。 別のnameserverportを使用する場合は、この例全体で1050を現在のポート番号に置き換えてください。
orbdを使用する場合、サーバーを起動するマシン上でORBDを実行する必要があります。 サーバーを起動するマシンとは別のマシン上でネーム・サービスを実行する場合は、ネーム・サービスとしてtnameservを使用することができます。
java HelloServer -ORBInitialPort 1050
別のnameserverportを使用した場合は、1050を正しいポート番号に置き換えてください。 Helloサーバーは同一のホスト上(この例ではネーム・サーバー)で実行されるため、引数-ORBInitialHostを指定する必要はありません。 ネーム・サーバーが別のマシン上で実行されている場合は、引数-ORBInitialHost nameserverhostを使用して該当するマシンを指定する必要があります。
java HelloClient -ORBInitialHost nameserverhost -ORBInitialPort 1050
nameserverhostは、IDLネーム・サーバーが稼動しているホストです。 この場合は、サーバー・マシンです。
別のnameserverportを使用した場合は、1050を正しいポート番号に置き換えてください。