JMX APIの拡張
Java SE 6での拡張機能
javax.management
- ジェネリック化。
JMX APIでジェネリックスが完全にサポートされるようになりました。 ObjectNameでは、ワイルドカードがサポートされます。
ObjectNameで、key=*ワイルドカードがサポートされるようになりました。以前は、名前にkey1=value1を持つMBeanと一致させるために"domain:key1=value1,*"が使用されましたが、名前にkey1を持つMBeanと一致させるために"domain:key1=*"を使うことはできませんでした。今回のリリースでは、それが可能となりました。- 新しい
JMXクラス。
定数および静的メソッドを格納するための新しいクラスjavax.management.JMXが追加されました。 - MBean記述子の追加。
MBeanの記述子が追加されました。記述子によって、MBeanに関する追加情報を管理クライアントに提供できます。詳細については、『JMXテクノロジのチュートリアル』の「MBean記述子」を参照してください。 - MXBeanが追加されました。
MXBeanが追加されました。MXBeanは、関連する値を一緒にバンドルできる便利な方法を提供するMBeanです。これにより、バンドルを処理するように特別に構成されたクライアントを用意する必要がなくなりました。Java SE 5.0プラットフォームには、すでにMXBeanの定義済セットが用意されていますが、Java SE 6で、ユーザー定義のMXBeanをプログラムできるようにAPIが導入されました。詳細は、『JMXテクノロジのチュートリアル』の「MXBeanの導入」を参照してください。
java.management.monitor
- JMX Monitor APIで複合型がサポートされるようになりました。
JMX Monitor APIで複合型がサポートされるように改善されました。以前は、単純型の属性のみのモニターでしたが、この場合、モニターすべき値が多くの複合型に埋もれてしまいます。モニターの詳細については、『JMX Specification, version 1.4』を参照してください。
Java SE 5.0での拡張機能
Java Management Extensions (JMX)テクノロジが、Java Platform Standard Edition (Java SE) 5.0のJavaプラットフォームの一部になりました。