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第6章

Java検出プロトコル(JDP)

Java検出プロトコル(JDP)は、テクノロジ、特にJava Mission ControlおよびJava Flight Recorderが同じネットワーク・サブ・ネット上の管理可能なJVMを検出できるようにするプロトコルです。

管理可能なJVMは、Java Management Extensionsの(JMX)エージェントを実行しているものです。 JDPはマルチキャスト・ベースで、ビーコンのように動作し、外部JMXエージェントへの接続に必要なJMX service URL (クラスJMXServiceURLを参照してください)をブロードキャストします。 これにより、失敗したJVMまたはモニタリングできなくなったJVMを検出するテクノロジを使用できるようになります。

JDPの有効化と構成

JDPを有効にするには、Javaアプリケーションの起動時にコマンド行で次のオプションを指定します。

-Dcom.sun.management.jmxremote.autodiscovery=true


「ノート -」 JDPを有効にしても、JMXセキュリティには影響しません。 JMXセキュリティを有効化および構成するには、「第2章 JMXテクノロジを使用したモニタリングおよび管理」を参照してください。


次の表に、JDPを構成するために設定できるその他のプロパティを示します:

プロパティ 説明 デフォルト値

-Dcom.sun.management.jmxremote.autodiscovery

ネットワーク・サブ・ネット上で自動検出を有効にする(JDP)

false

-Dcom.sun.management.jdp.pause

ブロードキャスト間隔を秒単位で指定します

5

-Dcom.sun.management.jdp.ttl

自動検出パケットの存続時間(秒単位)

1

-Dcom.sun.management.jdp.address

自動検出パケットを送信するマルチキャスト・アドレス

224.0.23.178

-Dcom.sun.management.jdp.port

自動検出パケットを送信するマルチキャスト・ポート。 com.sun.management.jmxremote.autodiscoveryプロパティが設定されていない場合でも、自動検出を有効にします。

7095

-Dcom.sun.management.jdp.name

JVMのブロードキャスト名

デフォルトは存在しません

-Dcom.sun.management.jdp.source_addr

ブロードキャストに使用するソース・インタフェースのアドレス

自動的に割り当てられた


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