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対象: Java SE 1.3

新しいクラスとインタフェース

• java.net.DatagramSocketImplFactory
  
  新しく追加されたインタフェースjava.net.DatagramSocketImplFactoryは、DatagramSocketによって実効ソケットの実装が作成されるときに使われる。この追加により、ユーザーは公開APIを介してDatagramSocketImplFactoryを設定できるため、DatagramSocketとほかのソケット・タイプとの一貫性が維持される。

変更されたクラスとインタフェース

• java.net.HttpURLConnection
  
  次の定数がjava.net.HttpURLConnectionに追加されたことにより、HTTPのステータス・コードがHTTP 1.1 RFCと一致する。
  
  
  • public static final int HTTP_INTERNAL_ERROR = 500;
  • public static final int HTTP_NOT_IMPLEMENTED = 501;
  
  
  後続のHTTPリダイレクト(応答コードが3xxで要求される)がインスタンス・ベースでサポートされるように、次の2つのメソッドが追加された。デフォルトでは、クラス設定が使用される。
  
  
  • public boolean getInstanceFollowRedirects()
  • public void setInstanceFollowRedirects(boolean followRedirects)
  
  
  
• java.net.Socketおよびjava.net.SocketImpl
  
  次の2つのメソッドがjava.net.Socketに追加された。このため、Javaソケットではキープアライブ・オプションがサポートされるようになった。
  
  
  • public boolean getKeepAlive(boolean)
  • public void setKeepAlive(boolean on)
  
  
  次の2つのメソッドがjava.net.Socketとjava.net.SocketImplに追加された。この結果、TCP半閉鎖(half-close)ソケットがサポートされるようになった。
  
  
  • public void shutdownInput()
  • public void shutdownOutput()
  
  
  
• java.net.URL,java.net.URLConnectionおよびjava.net.ContentHandler
  
  最新のIETF仕様RFC2396の記述に従ってjava.net.URLにURLのフィールドとの一貫性を持たせるために、アクセス・メソッドがいくつか追加された。
  
  
  • public String getAuthority()
  • public String getPath()
  • public String getQuery()
  • public String getUserInfo()
  • public set(String protocol, String host, int port, String authority, String userInfo, String path, String query, String ref)
  
  
  オーバーロードしたgetContent()メソッドが、java.net.URL、java.net.URLConnection,、およびjava.net.ContentHandlerに追加されたことにより、返されるコンテンツ・オブジェクトが、順序付けされたJavaのデータ型リストの1つをサポートするよう要求することができる。これにより、MIMEタイプを複数のJavaデータ型にマッピングすることが可能になるため、システムのフレキシビリティが向上する。
  
  
  各実装については、各クラスのjavadocを参照。
  staticメソッド java.net.URLConnection.setDefaultRequestProperty()および java.net.URLConnection.getDefaultRequestProperty()は非推奨になった。
  
  
• java.net.URLDecoder
  
  メソッドjava.net.URLDecoder.decode(String)は例外をスローしなくなった。
  
  
• java.net.URLStreamHandler

java.net.URLStreamHandlerに新しいメソッドがいくつか追加された。
  
  この結果、ハンドラのデフォルト・ポート番号の概念が開示され、URLハンドラはURLの同一性とハッシュ・コード比較をURLのプロトコルに固有の方法でオーバーライドできる。これらの変更により、解析されたURLのコンポーネント・パーツへのアクセス精度が向上し、種々のURLハンドラが一般的な解析コードを共有する能力が強化される。
  
  
  • protected boolean equals(URL u1, URL u2)
  • protected getDefaultPort()
  • protected InetAddress getHostAddress(URL u)
  • protected int hashCode(URL u)
  • protected boolean hostsEqual(URL u1, URL u2)
  • protected boolean sameFile(URL u1, URL u2)
  • protected void setURL(URL u, String protocol, String host, int port, String authority, String userInfo, String path, String query, String ref)
  
  
  
• java.util.jar.JarFileおよびjava.util.zip.ZipFile

java.util.zip.ZipFileおよびjava.util.jar.JarFile用の新しいオープン・モード。このモードで開いたZip/Jarファイルを閉じて、処理を終了するときに、各JarURLConnectionに関連付けられた一時(キャッシュ)ファイルを自動的に削除する。一時Jarファイルをローカル・ディスクにダウンロードするときに役に立つ。

その他の情報

• HTTPキープアライブなど、クライアント側でHTTP 1.1のサポートと拡張機能が追加された。
• SDKでURLが解析されるときに、より厳密にRFC 2396に準拠するようになった。