JDK 5.0でのJava Soundの拡張機能
JDK 5.0では、次の拡張が行われています。
- ポートはすべてのプラットフォームで使用可能です(RFE 4782900)。
- MIDIデバイスの入出力は、すべてのプラットフォームで使用可能です(RFE 4812168、4782924)。
- 最適化された直接オーディオ・アクセスがすべてのプラットフォームに実装されています(RFE 4908240および4908879)。これは、ネイティブ・ミキシングを提供しているシステム(ハードウェア・キシングを使用するLinux ALSA、有効になっているSolaris Mixer、Windows DirectSound)でデフォルトで有効になっています。
- 新しいリアルタイムのシーケンサはすべてのMIDIデバイスとともに動作し、無制限のトランスミッタが許可されています(RFE 4773012)。
sound.properties
構成ファイルを使用すると、デフォルトのデバイスを選択できます(RFE 4776511)。詳細は、MidiSystem
およびAudioSystem
を参照してください。
- MidiDeviceは接続されているレシーバおよびトランスミッタに問い合わせることができます(RFE 4931387、メソッドMidiDevice.getReceiverおよびMidiDevice.getTransmitter)。
AudioFormat
、AudioFileFormat
、およびMidiFileFormat
のプロパティを使用すると、フォーマットに記述や修飾を追加できます(RFE 4925767および4666845)。
- 簡単に利用できる一連のメソッドを使用すると、AudioSystemからラインを簡単に取得できます(RFE 4896221)。
- MIDIシーケンスの特定の部分でシームレスなループを行うために、シーケンサのインタフェースはループ・メソッドで拡張されています(RFE 4204105)。
- Java SoundによってVMの終了が妨害されなくなりました(バグ4735740)。