JDK 7でのJava Soundの拡張機能
JDK 7では、次の拡張が行われています。
Gervillは、Java Soundソフトウェア・シンセサイザ実装に代わるソフトウェア・シンセサイザ実装です。Gervillには、古いソフトウェア・シンセサイザ実装に比べて次の利点があります。
- オープン・ソース: 古いソフトウェア・シンセサイザ実装はライセンスされたライブラリの一部であり、オープン・ソースとしてリリースすることはできません
- DLSおよびSF2をサポート: Gervillは標準DLS (Downloadable Sounds) Level 2.2およびSF2 (SoundFont) 2.04をサポートしています。これらはどちらも広く使用されており、そのファイル形式はだれでも利用できます。古いソフトウェア・シンセサイザは、一般的に使用されていない独自のサウンドバンク・ファイル形式(GM)を使用します
- General MIDI拡張規格をサポート: Gervillは、General MIDI Level 2 (GM2)およびMIDI Tuningをサポートしています。古いソフトウェア・シンセサイザはGM1のみサポートしています
- 再抽出のサポート(サンプリング・レート変換): 再抽出をサポートする新しいオーディオ形式変換プロバイダは、Gervillプロジェクトの一部として開発されました
Java SE 7はGervillを使用するため、次の機能は利用できません。
- GMサウンドバンクのサポート
- RMFファイル再生のサポート
- LinuxでのOSS (Open Sound System)のサポート
RFE 6702956を参照してください。