バグ・レポートを提出する前に、次の推奨事項を検討してください。
最初に、最新の更新リリースでテストし、その問題が引き続き発生するかどうかを確認してください。古いリリースに対して提出されたバグ・レポートには、まず利用可能な最新の更新リリースまたは利用可能な最新のEA (アーリー・アクセス)リリースでテストするように推奨されることがよくあります。EAリリースには多数の新機能やバグ修正が含まれている場合があります。
できるだけ多くの関連データを収集します。たとえば、デッドロックが発生した場合はスレッド・ダンプを生成し、クラッシュが発生した場合はコア・ファイル(該当する場合)とhs_err
ファイルを見つけます。いずれの場合も、環境と、問題が発生する直前に実行されていたアクションを文書化することが重要です。
適用可能な場合は、元の状態を復元し、文書化した手順を使って問題を再現してみます。これにより、その問題が再現可能なものであるか、間欠的なものであるかを判断できます。
問題が再現可能な場合は、問題を絞り込んでみてください。場合によっては、小規模なスタンドアロンのテスト・ケースを使ってバグを再現できます。小規模なテスト・ケースで再現されるバグは通常、大規模で複雑なアプリケーションで構成されているテスト・ケースに比べて診断が容易です。
バグ・データベースを検索して、このバグまたは同様のバグが報告されているかどうかを確認します。バグがすでに報告されている場合は、次のような詳細情報がバグ・レポートに記載されている可能性があります。
バグがすでに修正されている場合、それが修正されたリリース。
その問題の回避方法。
バグが発生する環境についてさらに詳しく説明する、評価内のコメント。
バグがまだ報告されていないと判断した場合は、新しいバグを提出します。
バグを提出する前に、問題が発生した環境が、サポートされている構成であることを確認します。サポートされているシステム構成を参照してください。
システム構成のほかに、サポート対象のロケールのリストも確認します。サポート対象のロケールのWebページを参照してください。
Oracle Solarisの場合は、そのオペレーティング・システム用の推奨パッチ・クラスタを調べて、推奨パッチがインストールされていることを確認します。