表B-1は、Oracle SolarisおよびLinuxプラットフォーム上のいくつかの有用なプロパティのデフォルト値の説明です。
表B-1 Oracle SolarisおよびLinuxでのデフォルトのJava 2Dプロパティ
| 設定 | DGA | SHM | ピックスマップ | OnScreen | OffScreen | 
|---|---|---|---|---|---|
| 
 DGA対応のOracle Solaris SPARC  | 
 オン  | 
 オン  | 
 オフ  | 
 DGA/ソフトウェア  | 
 ソフトウェア  | 
| 
 DGA非対応のOracle Solaris SPARC、Oracle Solaris x86、Linux、SunRay、VNC  | 
 オフ  | 
 オン  | 
 オン  | 
 X11/MITSHM  | 
 共有/サーバー・ピックスマップ  | 
| 
 J2SE 1.4以上: リモートXサーバー、ssh  | 
 オフ  | 
 オフ  | 
 オン  | 
 X11  | 
 サーバー・ピックスマップ  | 
| 
 J2SE 1.3.1以下: リモートXサーバー、ssh  | 
 オフ  | 
 オフ  | 
 オフ  | 
 X11  | 
 ソフトウェア  | 
次のリストでは、デフォルトの変更方法について説明します。
Oracle SolarisおよびLinuxのデフォルト・パイプラインはX11パイプラインです。 このデフォルトを変更するには次のようにします。
-Dsun.java2d.opengl=true OpenGLパイプラインの有効化を試みます。
DGAの使用を制御するには、次のようにします。
NO_J2D_DGA未設定 使用可能であればDGAを使用します。
NO_J2D_DGA設定 DGAの使用を無効にします。
MIT共有メモリー拡張(SHM)を制御するには、次のようにします。
使用可能な場合にSHMを使用するには、次のいずれかのプロパティを指定します。
NO_J2D_MITSHM unset
J2D_USE_MITSHM=true
SHMを使用しない場合は、次のいずれかのプロパティを指定します。
NO_J2D_MITSHM set
J2D_USE_MITSHM=false
ピックスマップの一般的な使用を制御するには、次のようにします。
-Dsun.java2d.pmoffscreen未設定 DGAを使用できない場合にピックスマップを使用します。
-Dsun.java2d.pmoffscreen=true ピックスマップの使用を強制します。
-Dsun.java2d.pmoffscreen=false ピックスマップの使用を無効にします。
共有/サーバー・ピックスマップの使用を制御するには、次のようにします。
J2D_PIXMAPS未設定 両方のタイプを使用します。
J2D_PIXMAPS=shared 共有メモリー・ピックスマップのみを使用します。
J2D_PIXMAPS=sserver サーバー側ピックスマップのみを使用します。
デフォルト・ビジュアルの選択を制御するには、次のようにします。
FORCEDEFVIS未設定(デフォルト) 使用可能な最適なビジュアルを使用します。
FORCEDEFVISを16進値に設定 その16進値をIDに持つビジュアルを使用します。
FORCEDEFVISを他の値に設定 デフォルト・ビジュアルを使用します。