Java Platform, Standard Editionトラブルシューティング・ガイド
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4.5 I/Oパフォーマンス

Javaアプリケーションがソケット読取りソケット書込みファイルの読込みまたはファイル書込みに多くの時間を費やしている場合は、I/Oまたはネットワークがボトルネックである可能性があります。アプリケーションのI/Oの問題を診断するには、図4-5に示すように、「I/O」グループの下の「ソケット読取り」タブを見ます。

図4-5では、アプリケーションのリモート・アドレス198.51.100.0からの読取り数は100であると示されています。読み取られたバイト数の合計は356バイトで、待機時間の合計は1分57秒です。左上の「イベント別」タブを選択し、各イベントに費やした時間と読み取られたデータを分析します。

ファイルまたはネットワークI/Oの問題も同様の方法で診断します。読取り/書込みの最も多いファイルを調べ、各ファイルの読取り/書込みとI/Oにかかった時間を確認します。

デフォルトでは、I/Oのすべてのタブは、期間が20msより長いイベントを表示します。フライト記録を開始するとき、より多くのデータを収集するために、ファイル I/Oのしきい値またはソケットI/Oのしきい値を下げることができますが、パフォーマンスへの影響が大きくなる可能性があります。

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