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Java Platform, Standard Edition JRockitからHotSpotへの移行ガイド
リリース9
E90925-02
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3 実行時

このトピックでは、HotSpotの実行時の動作を制御する重要なオプションを説明します。

実行時オプション

次の表では、Oracle JRockitとHotSpotの実行時サブシステムの同等のオプションで重要なものを示します。

表3-1 実行時オプション

Oracle JRockit HotSpot 注意

-XX:+UseLazyUnlocking

-XX:+UseBiasedLocking

UseBiasedLockingは競合しない同期のパフォーマンスを向上します。このオプションはデフォルトで有効化されています。ただし、アプリケーションに競合の多い同期がある場合、UseBiasedLockingオプションを無効化するとパフォーマンスが向上します。

-XlargePages

-XX:+UseLargePages

HotSpotでは、このオプションはSolarisプラットフォーム上でデフォルトで有効化されています。Linuxプラットフォームでは、このオプションはバージョン7u60から無効化されました。

-XX:+UseLargePagesを使用して、デフォルトで無効化されているプラットフォーム上の大きなページの使用を有効化します。ただし、 -XX:+UseLargePagesはメタスペースでの大きなページの使用を有効化していません。このオプションを有効化するには、 -XX:+UseLargePagesInMetaspaceを追加してください。

-XX:MaxLargePageSize

-XX:LargePageSizeInBytes=size

Javaヒープに使用される大きなページの最大サイズ(バイト単位)を設定します。デフォルトでサイズは0に設定され、JVMが大きなページのサイズを自動的に選択することを意味します。

-XXcompressedRefs

-XX:+UseCompressedOops

-Xmxが指定されていないときの64ビットHotSpotプロセスおよび-Xmxの値が32GB未満の場合に、デフォルトで圧縮OOPが使用されます。