ダッシュボード・ページまたは分析の表ビューに表示されるデータの変更

ダッシュボード・ページのユーザーが、表ビューに表示されるデータを変更できる場合があります。

データを変更する機能はライトバックとも呼ばれ、ユーザーに適切な権限があり、管理者によって構成されている場合に使用できます。ビューの値を更新すると、データ・ソースのレコードにライトバックされます。

ユーザー名に適切な権限が付与されており、データ値を変更するための構成が管理者によって行われている場合は、ライトバック・ボタン(通常のラベルは「更新」)が表ビューに表示されます。このボタンをクリックした後、更新つまりデータ・ソースへの書込みを行えます。たとえば、現四半期の売上目標を売上ダッシュボードに入力できます。ライトバック・ボタンに表示される名前は、コンテンツ設計者がライトバックに関してビューをどのように準備したかによって異なります。

表ビューのレコードを更新するには:

  1. 値を変更するダッシュボードおよびビューを表示します。
  2. 「更新」とラベル付けされたボタン、またはライトバック有効を示す似た名前のボタンをクリックして、値を変更できる編集モードに切り替えます。

    ビューの値を変更できるはずのユーザーに対して「更新」ボタンや類似するボタンが表示されない場合、そのビューは常に編集モードで表示されるよう指定されています。そのため、ユーザーはただちに値の変更を開始でき、「更新」ボタンや類似するボタンが表示されることはありません。

    この更新機能は階層列には使用できません。

  3. 編集モードでは、適切なフィールドに値を入力できます。ライトバック可能なフィールドは、ダイアログのテキスト・ボックスのような外観をしています。
  4. 値の変更後、次のいずれかのボタン(または似た名前のボタン)をクリックします。
    • 適用: このボタンをクリックすると、データ・ソースの値が変更され、編集モードのままのビューに変更後の値が表示されます。

    • 元に戻す: 「適用」または完了をクリックして変更を保存する前にこのボタンをクリックすると、データを元の値に戻すことができます。変更したデータをデータ・ソースにライトバックした後で元の値に戻すことはできません。

    • 完了: このボタンをクリックするとデータ・ソースの値が変更され、ビューが表示モードに戻ります(ビューが常に編集モードになるように指定されていない場合)。

    「適用」または完了ボタンをクリックすると、ダッシュボード上にある他の分析がそのデータに依存する可能性があるため、ダッシュボード全体がデータ・ソースからリフレッシュされます。

    表ビューでフィルタが有効になっている場合にフィルタの影響を受けるレコードに値を入力すると、データ・ソースからデータをリフレッシュした後にそのレコードがビューに表示されなくなる可能性があります。

ライトバックのエラーの処理について

ライトバック中にエラーが発生した場合、メッセージが表示されます。

データ値を変更する際には、様々なエラーが発生する可能性があります。たとえば、フィールドに無効な値を入力してそれをデータ・ソースにライトバックしようとした場合や、管理者によって指定されたライトバック用テンプレートが不正な場合などです。問題が発生すると、基本的なエラー・メッセージが表示されます。管理者は、セッションのログ・レベルを上げて詳細なログ・ファイルを作成することで、問題に関する追加情報を入手できます。また、プレゼンテーション・サービスに関するログ・ファイルで「saw.writeback.action.executeimpl」などの文字列を検索できます。

複数の値を同時にライトバックしようとして誤って不正な値を入力した場合は、次のリストに示すように、影響を受ける行によって結果が異なります:

  • 同じ行の複数の値を更新しようとして1つ以上の値が不正だった場合、データベースへの値の書込みは一切行われません。

  • 複数行の値を変更しようとして複数の値が不正だった場合、一部の値が正常にライトバックされ、それ以外の値がライトバックされない可能性があります。